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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    渋谷で夕方、軽くお腹をみたしましょうか…、とそれで「長崎飯店」にくる。

    1c43ed35.jpeg皿うどんやちゃんぽんが、結構、おいしい店なんです…、と教えてもらった。
    長崎飯店。
    秋葉原には「長崎飯園」なる店があり、そこもかなりの本格派。
    一品料理もおいしいけれど、そこの皿うどんはとても上等。
    天下一品においしくて、たまに食べたくなるゴチソウ。
    「店」と「園」が違ってけれど、なんだかお店の看板や、裏路地という目立たぬ場所にあるとこもちょっと似ていてオモシロイ。

    渋谷の道玄坂途中。
    丸亀製麺所ができた渋谷の中でもおそらく一番、人通りのあるにぎやかな角。
    そこからビルとビルの間の通路のような路地をずんずん入っていくとポツンとあります。
    知らずに表を歩いていたら、多分、わからぬそんな店。
    間口は狭く。
    けれど奥へ奥へとうなぎの寝床のように広がる、結構大きなお店で従業員のおねぇさんが二人、待っててくれるのですネ。
    「いらっしゃいませ」とキレイな日本語。
    最近、こうしたお店に来ると、中国人の従業員がサービスするのが当たり前のように感じてそれでホッとする。

    9418c8a9.jpegまずは餃子をたのみます。
    厨房の中からジューっとお鍋の上で何かが沸騰しながら焼けておく音がする。
    湿った音が、そのうちバチバチ、乾いた音に変わる。
    そろそろ餃子がやけますからネ…、と。
    小さなお皿に餃子用のタレを注いで、おねぇさんが持ってくる。
    そしたら厨房の方から油の香ばしい、焼ける匂いがただよってきて、ジリジリ、何かが焦げる音。

    お待たせしました!
    やってきた皿。
    ビックリします。
    見事な羽つき。
    餃子は5個で、1個1個が大きくてだから大きなお皿がスッポリ隠れて、とてもゴージャス。
    まずは羽をパキッと割って、ためしてみると油の香りがとても濃厚。
    ザクザク壊れる感じがたのしい。
    餃子はツルンととっても普通。
    中身は豚の挽肉とキャベツ、白菜、それからネギで香り自体はとても穏やか。
    肉汁タップリ。
    噛むとボタボタ、皮の中からほとばしり出る、それを残さず食べようとタレのお皿で受け止めて次の餃子にそれを足す。
    餃子がおいしいお店って、他の料理に期待が持てる…、さてさてメインは?と。

    aa39a78b.jpegたのんだメインは皿うどん。
    しかも太麺。
    この東京で皿うどんといえば、揚げた極細麺に野菜のあんかけがかかったモノとほとんど相場がきまってる。
    けれど長崎出身で、長崎流を守るお店には必ず太い麺のがある。
    ココも太麺が用意されてて、迷わずそれをたのんで食べた。

    むっちりとしたちゃんぽんの麺。
    固めに茹でて、それを一旦、脂と一緒に鍋で炒めているのでしょう。
    麺の表面にこげ色がつき、麺だけ食べても脂の甘さで十分おいしく味わえる。
    そこにあん。
    キャベツにネギ、玉ねぎなどの野菜をタップリ刻んで炒める。
    鶏ガラスープととんこつスープ。
    うま味を出すためのイカのゲソ、あさりに牡蠣まで入っててかなり濃厚な味わいがある。
    彩り豊かな長崎かまぼこ。
    それにもやしがシャキシャキ感をくわえて歯ごたえ、味わいどちらも最高。
    炒めちゃんぽんって風情で、飽きずに食べられる。
    実は最初、間違ったオーダーが入ったのでしょう。
    極細麺の皿うどんが来た。
    出てきた途端に、ごめんなさい!って指摘をしたら、そうでした…、って超特急でつくり直してくれたのですけど、その対応の気持の良さとスピーディーなところに感心します。
    いい感じ。

    ffe56020.jpegテーブルの上にはキレイに磨かれた調味料いれ。
    お酢や醤油にラー油に塩と、中華料理店にあるべきモノはひと通り。
    けれど、中華料理店にはほとんどなくて、長崎皿うどんのお店にかならずるべきものは、ウスターソースでここにもキチンと用意されてた。
    それをタップリかけまわし、食べるとスープのうま味がキリッと引き締まる。
    酸味にいろんなスパイス臭。
    甘みさえも引き立てて、特に太い麺にはピッタリ、おいしくさせる。

    ご飯料理もちょっと食べたくて、それでトンポーローの丼たのむ。
    メニューには、トンポーローじゃなくて「皮付き豚肉の煮込みご飯」って書いてあった。
    たしかに皮付き。
    豚バラ肉の一番おいしいとこが皮と身の間。
    脂がきれいで、しかもゼラチン質が豊富なところでそれをジックリ煮込む。
    脂はトロトロ。
    肉はシットリ、やわらかになる、それwに醤油のうま味を加えたいわゆる中国風の角煮ですな。
    ウーシャンファンや八角の漢方薬っぽい匂いが豚の油臭さを拭い去り、ご飯のお供にピッタリとする。
    青い菜っ葉を油とにんにくで塩炒めにして、それをタップリご飯と肉の間に敷いた。
    シャキシャキとした食感が、肉の歯ごたえ、味わいと真逆にあってその組み合わせがとてもおいしい。

    お店の人は作業を終えると、お店の中のテーブルに座ってニコニコ、おしゃべりをする。
    悪びれるところがまるでなくって、そんなところはまるで香港、あるいは台北。
    小さな旅行をしたような、得した気持ちになれる店。



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    打ち合わせのあと移動をし、赤坂の街、赤坂サカスでランチをとります。

    d41db160.jpeg千代田線の赤坂駅に直結している飲食フロアにあるお店。
    「シンガポール海南鶏飯」ってレストラン。
    海南鶏飯ってかいて「ハイナンチーファン」と読ませるのですネ。
    シンガポールとかマレーシアで一般的に食べられているチキンランスのコトであります。
    彼地の屋台街に行くと必ず1軒はこれを売ってる専門店があるくらい。

    日本のチキンライスとはかなり違います。
    茹でた鶏をぶつ切りにしてジャスミンライスに添えたり乗せたりして食べる。
    生のお米を鶏の脂で軽く炒めて、それから鶏を茹でたスープで炊き上げる。
    だから脂の香りがお米にうつって香り、味わい豊かなご飯に仕上がっていく。
    鶏のうま味をひとつ残らず大切にたのしむ料理。
    日本のココはご飯の上に鶏を乗っけるスタイルじゃなく、日本の定食よろしく別皿。
    鶏は鶏、ご飯はご飯で出してくる。
    しかもココでは茹で鶏だけじゃなく、茹でた鶏を衣をつけて揚げた鶏のバージョンもある。
    実はボク、茹でた鶏の皮のグニュンとしたとこがあんまり得意じゃないのです。
    毛穴がプチプチ見えたりすると嫌いな以上に、怖かったりする。
    特に茹でた鶏が冷めると脂が固まってゼラチン質になっていく…、それが特に苦手でけれどアジアの人はそれが大好き。
    だから現地ではあまり食べるコトがない、絵に描いた餅のような食べ物だった。
    揚げれば脂も皮もまるで気にならなくて、それでココでおいしさ開眼…、今ではかなりのオキニイリ。

    2271c223.jpeg揚げた衣はホンワカあったか。
    あらかじめ茹でられているから肉はバサッ。
    分厚い衣をまとってそれが、ザクザクバリバリ、噛むと壊れる軽い食感。
    茹でたときに脂やうま味はスープにすっかりもっていかれて、どちらかと言えば脂の風味が最も強い。
    鶏の味があんまりせず、ほぼ食感だけというのがボクには逆にうれしい。

    タレが付きます。
    オイスターソースと中国醤油を煮詰めたタレに、ニンニク風味の辛味ダレ。
    それにネギと生姜と油をあわせて寝かした薬味。
    それらをつけて食べるとそれぞれ味が劇的に変わってたのしい。
    特にネギと生姜の薬味。
    ただこれだけで鶏の唐揚げがアジアの料理になっていく。
    下にはキャベツ、サイドにキューリ。
    アジアの料理。
    特に炒飯や焼きそばのように炒めた炭水化物類には薄切りきゅうりがよくついてくる。
    口の油を拭う役割。
    あるいはきゅうりの緑の香りで、鼻をリセットさせる役割や、口の中がみずみずしくもさせる役目をもったアジアの料理のパートナー。
    カリザクプチュン、サクサクパラパラ、カリコリシャキン、にぎやかな昼のオゴチソウ。
    それにしてもチキン風味のジャスミンライス。
    パラパラしてて程良く硬く、しかも塩の風味や脂の香り、それにうま味がシッカリしていてただそれだけを食べてもおいしい。
    鶏のスープがサイドについて、最後の最後にそれをご飯にかけてザブザブ、スープご飯のようにする…、アジアが体をかけめぐる。



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    食後に同じ商業施設の同じフロアにあるイリーズで、コーヒー飲んで口をスッキリ、愉快にさせる。
    037530b6.jpegエスプレッソに泡のミルクをのっけたマキャート。
    それにタップリ、砂糖を溶かしてもらいベトナムコーヒーみたいな味にして味わった。
    コーヒーって、砂糖で甘くすると酸味が際立って、口をスッキリしてくれる。
    甘味を味わうためでなく、酸味や風味、あるいは苦みを味わうための甘味ってなんだかとてもたのしくて、不思議な存在。
    オモシロイ。
    料理の基本がうま味と甘味に置かれた和食のあとにこうした甘いモノ…、あまり体が求めないけど今日のランチのメニューにはピッタリしてる…、そんな午後。
    さてさて再び移動をします…、そしてまたまた打ち合わせ。

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    昼間に渋谷でご飯を食べます…、「亜寿加」という店。
    asuka.jpg渋谷の街の南側に、歩道橋を使っていきます。
    渋谷という街。
    246という大きな道路で、街が南北に分断されてる…、駅からそっちに行くときはいつもゼーハー、息あげながら上がって降りてとしなくちゃいけない。
    都市計画を失敗した街。
    この東京には沢山あるけど、ココほど悲惨な街は少ない。
    今日もゼーハー…、上がって降りて汗かいて、それでやっと辿り着く。

    6175be90.jpeg坦々麺や排骨麺がおいしいというので有名な店。
    歩道橋のたもとという、あまり目立たぬ場所にある。
    しかも「らーめん」と大きく書かれた看板はある。
    けれど店名は近づき目を凝らさないとみつからぬほど、目立たぬところにあってだから初めてくるとちょっとたじろぐ。
    どんなお店なんだろう…、って。

    しかしながらの繁盛店。
    今日もほぼほぼ満席で、ちょっと待ってそれから入る。
    カウンターだけ。
    カウンターの中には大きな厨房があり、おじさん3人。
    綾戸智恵さんにそっくりなおばさん1人がテキパキと。
    おねぇさんが外でサービスしているという、エネルギッシュでイキイキした店。
    そのイキイキを見ているうちに、どんどんお腹がすいてくる。

    夏はなるべく熱いものを食べて体をあっためないと、夏バテしちゃう。
    だから熱い坦々麺が本当はいい…、ってわかっちゃいるけど、今日の暑さは異常な暑さ。
    異常事態にはやっぱり冷たいモノを体に入れて熱をとらなくちゃ…、と。
    「冷やし坦々排骨麺」をたのんで食べる。
    シャキッと冷えたちょっと太めのちぢれ麺。
    冷やし中華のスキッと酸っぱいタレと排骨、それからキュウリ。
    それだけみれば冷やし排骨麺でそこに、坦々ソースがタランとかかる。

    f943954e.jpegまずは坦々ソースがかかってない場所の麺をタグってツルンと食べる。
    ちょっとタレの味が強いかな?
    醤油の辛味と、お酢の酸味がストレートにドシンと舌にのっかってくる。
    麺の水切れが悪かったらば、水気でタレが薄まってちょうど塩梅よくなりそうで、けれどココの麺がシャキッと入念に水気を切られてタレの味わいがハッキリ感じる。
    ムチムチとした麺。
    プルンと唇なでまわしてく、その感触はなかなかなモノ。
    キュウリと一緒に食べるとほどよく、タレが薄まりおいしくなってく。

    坦々ソースはきっぱりしてる。
    ハフっと辛く、赤唐辛子の辛さが口の中で広がる。
    爆発系の辛さじゃなくて、後から後からどんどん舌に染みこんで濃度が高くなっていく。
    ジンワリとした辛さで汗が噴きだしてくる。
    せっかく冷たい麺を注文したのに汗が…、でもそれこそがお腹に元気を出させることって思って食べた。
    薄目の豚バラ、カリッと揚げた排骨もかなりしっかりした味わい。
    醤油ベースのタレにとっぷり浸け込まれ、カタクリつけて揚げてバリッと乾いた歯ごたえ気持ちいい。
    炒めた高菜が用意されてて、サービスでつくご飯にのっけて口のリセット試みる。
    けれど高菜がまた辛い。
    マッタリ舌でのたうちまわるような坦々ソースと違い、パキッと食べた瞬間に尖った辛味が脳天突き抜け爆発していく。
    そんな辛味に、口がヒーハー…、辛い昼。



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    それにしても繁盛店でボクが食べてる間も次々、お客様がやってきて気づけば行列。
    10人くらいがずっと待ってた状態ですか。
    しかも並んでいる人たちは近所のオフィスのサラリーおじさん。
    行列系のラーメン屋さんに並んでいがちな、ラーヲタくんがひとりもいない。
    ラーメン好きじゃなくて、おいしいモノが好きな人達が集まるお店でこうして麺をズルズルたぐる…、なんてシアワセ、オゴチソウ。

    asukadoto.jpgお腹の中は冷たくて、けれど頭の芯が辛子でちと辛い。
    それで冷たいモノでリセット。
    先のお店の近所にあったドトールコーヒー。
    ヨーグルンがあるかなぁ…、と。

    やってきたらば、ありました!
    一部店舗のその一部の方がすんなり見つかり気分はラッキー。
    しかもヨーグルンのバリエーションが変わってた。
    今まではブルーベリーとハニーレモンが用意されてた。
    ブルーベリーはそのまま残って、ハニーレモンが終わってしまった。
    代わりにあたらなバリエーション。
    去年もあったパッションオレンジとキウイフレーバーが増えていて全部で3種。
    何にしようかとちと迷いつつ、けれどココは一発、ニューカマーを試してみなくちゃネ…、とそれでキウイをたのんで試す。
    なかなかおいしい。
    キウイのスキッとさわやかな酸味と香り、ほのかな甘みがやさしくとてもフルーティー。
    しかもプチプチ、種がはじけるて、飲んだ後口にキウイの渋みが喉をイガイガ、ちょっと刺激的でオモシロイ。
    ヨーグルンの本体をなすフローズンヨーグルトの乳のコクをひきたてて、ゴクゴクのみたくなる軽い出来栄え。
    けれどゴクゴク飲むとカチンと頭が痛くなっちゃうのです…、だからユックリ。
    お腹と頭を冷ましつつ、次の仕事に備える休憩、さてさて移動をいたします。

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    今日は韓国料理を勉強する日。

    c.jpg富山市でまもなくオープンする韓国料理の専門店の人たちと、今の韓国料理の現状をみながらどうすればいいのか一緒に考えるため。
    特にランチをどうしましょうか…、と。

    お客様の飲食店に対する気持ちが、どんどん昼向きになりはじめている。
    もともと女性のお客様は、贅沢ランチを賢くたのしむコトを普通にしてたけれど、これからますます、ランチで贅沢が一般的になるんだろう…、って、そう言われていてそれでランチのまずは勉強。
    赤坂に来ます。
    東京の街でコアな韓国料理店が最も密集している街がこの赤坂で、そこでおそらく今一番ランチタイムに元気があるのがこのお店。
    「コラボ赤坂」というお店。
    個性的な名物商品をもった韓国料理店が9軒集まり、ひとつのお店として営業するという前代未聞のお店。
    それぞれの店が命をかけた料理をたのしむコトができるというのが、お客様からの支持につながっているのでしょうネ。

    7cf54e56.jpegケジャンや焼肉。
    スンドゥブチゲにサムギョプサルと、そろそろ市民権を得始めている料理が揃っているというのもいいのでしょう。
    それら料理をたのしむ前に、おいしいご褒美(笑)。
    キウイマッコリを飲んでみる。

    今、韓国でとても流行っている生マッコリの飲み方でフレッシュジュースと割って飲む。
    酒を浴びるほど飲めるというのが男らしさであった韓国。
    でも若い人達を中心に、お酒を飲まぬ層がどんどん増えてきている。
    特に、強いお酒は苦手という人たちのために考えられたお酒の飲み方。
    韓国では、生マッコリとフレッシュジュースが別々に来て、自分の好みの割合に割って飲めるようになっている。
    ここでは厨房の中で事前に割られて来ます。
    このやり方の方がたしかに飲みやすい。
    ポッテリとしたフレッシュジュースの喉越しと、シットリなめらから生マッコリの飲み心地が一緒になって、喉をやさしく撫でていく。
    フルーティーで甘くておいしく、オモシロイのがキウイ独特のエグ味が消えているとこ。
    生マッコリの旨みがキウイの酸味をなだめておいしい、こりゃクセになる。
    しかもココの使ってる生マッコリ。
    韓国で無形文化財の指定を受けた名人が作る、無農薬の米で作ったものだとも言う。
    飛行機使わず来られる韓国…、いい感じ。

    スンドゥブチゲをたのんで食べます。

    0c4dfee4.jpeg東京純豆腐なる専門店ができるほど、韓国料理で今一番の人気者。
    男向けなる石焼ビビンパ。
    けれど女性向けの料理といえば今はスンドゥブチゲになるかもしれない。
    特にランチ。
    ご飯とセットで気軽にお腹を満たす料理として適してもいる。

    ただどこのスンドゥブチゲの味の標準。
    辛味、旨み、コクや深みがピタッと決まったスンドゥブチゲの基準になるモノはないかと思ってずっと探してて、ココのスンドゥブチゲがそのポジションにあるんじゃないかと最近、思った。
    サラッとやさしい喉越しで、自家製豆腐がとてもなめらか。
    口の中にその熱々の豆腐がまずはやってきてその後、ピリッと辛味が突き刺す。
    けれど瞬時に旨みが辛味をつつみこみ、口の中がドッシリとしたコクで満たされ、あぁ、おいしい。

    辛味で味をごまかさないで、きちんとスープをとっているからなのでしょう。
    参鶏純豆腐鍋っていうのがあって、それをとるとスープの旨味が際立って、感心します。
    豆腐の入ったスンドゥブチゲではあるけれど、唐辛子を全然いれず煮込んだ鶏がたっぷり中に入ってる。
    スープがスベスベ、唇はりつきテカテカするほどコラーゲンが溶けこんで、体に滋養があふれる感じ。
    食べはじめると止まらぬおいしさ、クセになる。

    c802c807.jpegそれからこれも最近、流行りはじめている燻製サムギョプサルって料理。

    サムギョプサルといえば豚の三枚肉をキムチと一緒に石版で焼いて食べるという料理。
    豚の脂と、キムチの酸味が互いに引き立てあうという、おいしい豚の食べ方。
    けれどそれだと、豚の脂で豚を炒めるようになる。
    もっと健康的な食べ方を…、と。
    炭で焼いて食べる食べ方を提案したもの。

    脂っぽさを中和するため、赤ワインのソースに漬け込みしかもそれを炭で燻蒸。
    お皿に盛られた肉をみると、肉の周りがコンガリ、熱が入ってて余分な脂が落ちている。
    肉はワインソースを吸っているからでしょうか…。
    キレイなロゼ色。
    脂は一方、真っ白で健康な豚のよい状態の肉なんだなぁ…、と目にまずおいしい。
    真っ赤におこした火の上に、網をおいて肉を置く。
    途端に脂がジュワッととけて、フツフツ、沸騰しながら焼ける。
    驚くほどにたちまちに。
    なぜなんだろう…、生の肉を焼くのと違って一気に脂が焦げていき、カラッと焼けて表面サクサク。
    ワインの中で熟成させているからでしょう…、肉はネチッとかなりの歯ごたえ。
    葉っぱ野菜で包んで食べると、サッパリ、スッキリ。
    いくらだってお腹の中にはいってく。

    31dfa54f.jpeg釜炊きご飯も甘くておいしい。
    おこげが軽く出来ていて、けれどご飯の炊き方が巧すぎるんでしょう。
    韓国の釜炊きご飯のように、石釜全体にびっしりおこげた貼り付いたようにはなってくれない。
    おこげがびっしり出来ていたらば、そこにお湯をはってこそげ落として食べられるのに。
    辛味に疲れた舌にそれがやさしくて、辛味が不思議とサッと引いてくれるのだけど、まぁ、しょうがない。

    ビビン麺をたのんでみたら、これもおいしい。
    辛くはなくて、むしろ甘い。
    ムチムチとしたどんぐり混ぜた麺が舌にまとわりついて、唐辛子味噌の旨みを残して喉の奥へと消えていく。
    どんな料理をたべてもほどよくシッカリしてて、しかもお店の人のサービスも気がきいていてフレンドリー。
    今度は夜にも来てみたい…、ってそんなコトを思ったりした、オキニイリ。




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    赤坂見附で仕事があって、赤坂見附で朝にする。

    7f2d1350.jpeg一龍別館。
    24時間営業の店。
    韓国料理で、24時間、同じ料理で商売してる。
    昼は近所の韓国系のビジネスマン。
    夜中は酔客、あるいは韓国クラブのおねぇさんたちが栄養補給にやってくる。
    朝は徹夜明け的ビジネスマンが疲れを癒しにやってきたりもするお店。

    売っているのはソルロンタン。
    「雪濃湯」と書かれることが多いお料理。
    雪のように白くてコクのあるスープ。
    それで「雪濃湯」と書くようになったのでしょう。
    牛骨や肉の端材をコトコト煮立ててスープをとって、別に煮込んだ牛肉スライス。
    春雨、素麺、ネギをくわえて器に盛る。

    仕込みするのが前提のこれ。
    だからたのめばすぐに出てくる。
    栄養がある。
    体が中からあったまり、サッパリしてて食欲なくてもおいしく感じる。
    二日酔いにはぴったりで、本場韓国でもソルロンタンの専門店は24時間営業であることが多かったりする。
    食べたいときが食べ頃という、料理なのでありましょう。

    5cd4ab90.jpegお店に入って来る人は、ほぼ100%、ソルロンタンをたのむ人。
    茹で肉だったり、キムチ豆腐のような料理を最初にたのんで食べる人もいはするけど、それでも〆はソルロンタン。
    だから座ると自動的に、おかずが出てくる。
    お店の人が、ガシャガシャ、おかずの入った小皿をテーブルの上に並べつつ、「ソルロンタンでいいですか?」って聞いてくる。
    「はい、お願い」とそう答えれば、他になんにもするコトがない。
    そういやココで、もう何年もメニューを見たことがないや。
    朝からお店にやってくる、他のお客様もみんなおんなじ。
    なんにも言わず出てくるおかずを眺めつつ、ソルロンタンをたのんで食べる。
    みんながおんなじモノをモクモク、静かに食べる不思議なムード。
    ハマるとこれが、心地良い。

    手作りおかずは見た目、おだやか。
    韓国料理のお店でいつもでてくる例えば、芋の煮込みやイリコの飴煮。
    おでんの醤油煮、韓国海苔と全部で10種類くらいもお皿がギッシリならぶ。
    ひとつひとつが、やさしい味わい。
    辛さひかえめ。
    ご家庭味で、なつかしさすら感じるおいしさ。
    ここのキムチはいつもおいしい。
    酸味があんまり強くなく、調理用じゃなくてそのまま食べておいしい状態に、いつもあって見事と思う。
    イリコを口に含んでコツコツ、噛みしめる。

    ad236fb2.jpeg小さい頃。
    おやつと言えば小魚干したモノだった。
    だからおそらく骨太君に育ったんでしょう。
    いまだ骨格がらみの故障を一度もしたことがない。
    そんな体に感謝する。

    季節やその日の仕込みでおかずの種類は変わるけど、絶対変わらず必ずやってくるのは大根キムチのカクテキひとつ。
    ソルロンタンは味を加えず仕上げるスープ。
    だから塩や胡椒で自分の味にととのえ食べるのだけど、その味付けに必ず必要なのがカクテキ。
    クチュっと漬かった大根の歯ごたえ、酸味それから辛味。
    それらがスープに混じってスッキリ。
    スープ自体のうま味もキリッとひきしまる。

    それにしてもこのスープ。
    牛骨、あるいは筋の部分のゼラチン質が溶け込んでるんでしょう。
    飲んでいるうち、唇、舌先、スベスベしてくる。
    唇同士が貼りつくほどに、なめらか、しかも濃厚でこのスベスベが体の中に入ってくるんだ…。
    そして体のすみずみやさしく行き渡り、壊れたところをそっと修復してくれる。
    それならいいなぁ…、って思ったりする。
    クニュクニュとした春雨がおいしいスープにまみれて口にやってくる。
    茹でた牛筋肉がかなりタップリはいってて、噛むとムチュンとゼラチン質を含んだ繊維が力強さを発揮して、口の中に元気みなぎる。

    9bb22223.jpegご飯がつきます。
    スープを飲んで、それからご飯を食べてもいい。
    ご飯をスプーンですくってそれを、スープにひたして食べてもいい。
    スープが少なくなったらそこに、ご飯を入れてグルグルかき混ぜオジヤみたいにして食べるのもまたおいしい。

    ところでこの店。
    どんなときでも1テーブルだけ、絶対、座らせてくれないテーブルがあるのですね。
    テレビの前のとても落ち着く一等席で、聞いたら、ここじゃないとダメだっていうお客様があるっていう。
    その人は朝に限って。
    しかも10時前後にやってくる。
    毎日ってときもあるし、週に一回くらいってときもあるけれど、その人のためにとってあるんだ…、って。
    香港の陸羽茶室っていう朝の飲茶で有名なお店があって、そこにもいくつか、お茶のポットとお箸がちゃんとセットされてるテーブルがある。
    来ても来なくても一ヶ月分のお代を振り込んでくる人もいるっていうからステキ。
    いろんな朝の外食の仕方、あり方があるというコト。
    さてさて仕事といたします。

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