新宿の駅に戻ってきて、時間を見れば早め晩ご飯の時間になってた。友人さそって「沼津港」に行ってみようと、お店に行ったらもう行列。
並んで待ちます。その行列の半分くらいが外国からの観光客。お店の中を覗いてみても、やっぱり外国人が目立ってました。
以前、この店があった場所はオフィスビルの地下のフロア。しかもちょっと奥まっていて知る人ぞ知る的ロケーション。ところが新たなこの場所は、大塚家具の真横にあって路面店。外国人にとって格好の「日本を経験しましょうポイント」になっちゃうのでしょう。
表から見ると大きな店のように思えて、けれど案外、これが小さい。しかもベルトの中が狭くて、職人さん同士がすれ違うのが精一杯。
握り手が立つ場所が3ヶ所。それぞれネタを融通しあって寿司を握っていくので中を行ったり来たり、カニ歩き。忙しないことこの上ない。
しかも中に入っている職人さんたちが、無駄口叩いてヘラヘラ笑いながら寿司を握っているんですよね…、こりゃ、どうしたコトかと試しに寿司をいくつかたのむ。
北寄貝に赤貝、つぶ貝。ネタはそこそこ新鮮で、けれどどれもサイズが小さくなりました。帆立なんて半分ちかくのサイズになった?
煮蛤という名前のしかし、茹でたはまぐりに甘辛ダレを漬けただけのモノであったり、かつての寿司とはまるで別物。
シャリもちょっと甘くなったような気がします。
もしかしたら外人向けの寿司屋になって一稼ぎ…、ってことかもしれない。開業直後でギクシャクしているのであればよし。でももう無いかなぁ…、って思いもしました。なんだかとてもなやましい。
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回転寿司で気持ちもお腹も満たされず、それでそうだ、牡蠣を食べよう。
ジャックポットという店を選んだ。大きくはない。ワインバーの造りのような店で厨房の前にカウンター。テーブルがいくつかあってちょうどカウンターのお客様が入れ替わり。そこにスルンと収まった。
アフリカ系のスタッフがニコニコ、ピザを作ってる。ウノ・マルゲリータ・ペルファボーレと声掛けするのが、ちとオモシロイ。
てっとりばやくできる料理をいくつかたのむ。
アボカドとカニの前菜。それからエビのカクテルソース。
アボカドって本当に一般的な素材になった。茹でたカニのほぐし身と、茹でたじゃがいもを刻んだモノを和えたモノ。もったり舌を撫でる感じがオモシロイ。
ムチュンと歯切れるたくましいエビ。カクテルソースにはハラペニョがかなり強めにきいていて、ビリビリ辛くて食欲さそう。
牡蠣をあれこれ選んでもらう。一人6個とお願いしたら、輸入モノに日本の牡蠣。サイズさまざまなモノを選んで盛り合わせ。
右手前から時計回りに召し上がってくださいね…、って言われて、右手前からひとつ、そしてまたひとつ。
レモンたっぷり。それだけじゃなくいろんな味で試してみてと、調味料理がこれまた多彩。お酢に醤油にピカンテオイル。オモシロイのがシングルモルトのボウモアがショットボトルにやってくる。
芳醇な香りとキリッとしまった旨みをもったシングルモルトのスコッチを、ちょっと垂らすと、なるほど牡蠣がふくよかになる。
おすすめの飲み物も、ボウモアハイボールなんて提案もあって、なかなか楽しくオモシロイ。
それにしても下記の味わいは多彩でたのしい。食感ひとつとってもシャキッと硬質なものからネットリ、粘って舌にまとわりつくようなのとか。食べ比べるのがたのしくて、思わずお替わりしてしまいそうになる。
気持ちもたのしくあったかになり、家にニッコリ、帰ります。
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