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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
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    1960/01/26
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    渋谷でお昼…、ひさしぶりに「天厨菜館」にやってくる。

    tts.jpg宮益坂の入り口近く。
    昔は古くて小さなビジネスホテルのメインダイニングのような店。
    ホテルのロビーの脇に小さな入口があり、隠れ家的な風情を持ってた。
    ところがビックリ。
    ビジネスホテルはなくなっていて、そこに立派なオフィスビル。
    その2階部分がお店になってる。
    本当にココか?って、心配になるほどロケーションが様変わりして、ドキドキしながらお店に上がる。
    もともと渋谷の中心は駅の西側。
    道玄坂と公園通りで挟まれた場所がずっと栄えてた。
    それに比べて宮益坂の周辺は、昭和の風情が今尚残る場所だったのに、このビルの向かい側にも大きなビルが建築途中。
    東急文化会館の跡の再開発が引き金になったのでしょう…、この界隈も動いてる!って感じがします。オモシロイ。

    階段下から見ると小さなお店に見えて、けれど中に入ると奥へ奥へとかなり大きい。
    窓に面したところは普通のテーブル席で、奥に向かうと小さな個室、一番奥には宴会場と典型的な大飯店な感じで昔を思い出させる。
    ずっと渋谷を代表する、上等な中国料理のお店でござった、今も健在、ウレシイ限り。
    個室の中のテーブルをひと席もらって、お昼をスタートいたします。

    36a4f588.jpegココの名物料理といえば、塩味の海鮮あんかけ。
    広東料理の典型的なるゴチソウ料理で、ランチはそれがメインの料理。
    当然、一品料理としてご飯のオカズにした定食が2種類。
    土鍋あんかけご飯にしたり、あんかけ焼きそばもおいしそうでちょっと迷った。

    けれども、ココの本当の名物料理は「翡翠炒飯」。
    コースの最後にいただく、とてもアリガタイ炒飯で、それをランチに食べられる。
    絶対にそれ!と、注文します。

    ご飯に刻んだほうれん草、それに炒めた玉子だけで作った炒飯。
    なのにこれが驚くほどにおいしく独特。
    特に食感が他にない、オリジナル。
    ご飯がパラパラしているのに、フカフカとした食感がそのパラパラを包み込んでる。
    玉子のフッカリした食感と、ほうれん草がシットリ水分蓄えたまま、ご飯にしがみついてるから、こんな食感になるんでしょうネ。
    塩がベースのアッサリとした味も繊細、オキニイリ。

    この炒飯に今日の料理とコーンスープ、漬物がつきひと揃え。
    9d8813cd.jpeg漬物は大根の醤油漬けにて、それを炒飯に散らして一緒に食べるとコリコリ、シャクシャク食感変わってオモシロイ。
    なによりおいしく感じたのがとうもろこしと玉子のスープ。
    中国料理のコーンスープは、コーンポタージュと違ってさっぱり…、鶏のキレイなスープの中にコーンのピュレと粒粒コーン、それに玉子がユッタリ漂う。
    片栗粉にてトロミをつけた、つまりクリーミーとは違ったスベスベした粘り気が喉からお腹をスルッとやさしく撫で回す。
    やさしい甘みもまたおいしくて、ステキなゴチソウ、オゴチソウ。



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    食事を終えて午後の仕事に向かうまでの時間をコーヒー。
    天厨菜館からほど近い、歩いて20歩ほどのところにある喫茶店…、「茶亭羽富(ちゃていはとう)」にやってくる。
    ttsh.jpg木造の落ち着いた店…、店に入ると長いカウンターがしつらえてあるり、中が厨房。
    厨房といってもコーヒーを落とす程度の設備しかない、コーヒーを落とすためのお湯をたたえた大きなポット、ミルにドリップ用の器に濾し布。
    カウンターの後ろ側にはコーヒーカップがズラッと並び、このお店…、昔、新宿にあった「珈琲屋」って大好きだったお店にそっくり。
    お店の中に花木が溢れているとこも、そこに似ていてなつかしくなる。
    ブレンドを落としてもらってコクリと飲みます…、やさしく丁寧、不思議なほどに酸味のすくない甘くてほんのり苦いコーヒー。
    気持ちがやさしくなってきました…、さてさて仕事に向かいます。



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    夜、韓国料理が食べたいねぇ…、とそれで赤坂見附にきました…、コラボという店。
    a4692647.jpeg韓国料理の「伝説の一品」をもったお店がコラボレーションして一軒のお店になったという変わり種。
    池袋と銀座の2軒でやっていて、最近、銀座にもお店を作った。
    じんわり人気がではじめてるよう。
    集まっているのはサムギョプサルの店、スンドゥブチゲを韓国ではじめて商品として売ったという店、ケジャンのお店にフルーツマッコリとチヂミのお店。
    アイドルタイムは韓国風のお茶やコーヒーがたのしめたりもするオモシロさ。
    それらお店の人気の料理を今日はもれなくいただきましょう…、と手揉みをしながらお腹をすかせやってきました、ニッコリと。

    a35723e7.jpeg実は本当は大久保の韓国料理店に行きたかった。
    繁盛店で、かなり前から予約しなくちゃいけないっていう、だから気合を入れて電話をしたら「4人以上でコース料理をたのまないと予約を受けるコトはできない」と、一刀両断に断られちゃう。
    ノーエクスキューズとはこのことで、3人で4人分を食べるからって言ってもダメ!
    大久保は完全な売り手市場というコトなのでありましょう。
    ブームが終わってしまったら、どうするんだろう…、ってちょっと思って、それで急遽行く先変更。
    それでココにした次第。

    まずはマンゴーをピュレにしてそれで生マッコリを割ったマンゴーマッコリで、カチンと乾杯。
    ケジャンを食べます。
    プロカンジャンケジャンというお店。
    ワタリガニの醤油漬け…、つまりケジャンで最も有名って言われるお店でそこのレシピ。
    今が旬のまさに冬のゴチソウ。
    ヤンニョムケジャンっていう辛味噌をタップリのっけた、冬限定のレシピのがありそれをとってチュバチュバ食べる。
    トロンと粘り気持った玉子に、トゥルンと透き通った蟹の身にスキッと辛い味噌がからんで舌がうま味に蹂躙される。
    甲羅の部分にカニのうま味を含んだ醤油の漬け汁がたまってそこにご飯を入れる。
    そしてグチュグチュかきまぜてカニの風味のシットリご飯にして食べる…、冬のうま味にウットリ、お腹が開いてくるような気持ちがしてくる。

    b8652e4d.jpegそれから豚の三枚肉のサムギョプサル。
    浅い陶器の鉢にギッシリ、炭が入って煙があがる。
    網にあらかじめごま油を塗っておいているのでしょう…、まだ肉も何ものせてないのにおいしい匂いが漂ってくる。
    お腹がグーッとなる瞬間!

    おいしい香りを発する網に、肉を並べて焼くのだけれど、この肉が、とても特別。
    塊のまま一旦くん製してるのですね。
    分厚く切り分けているその断面はレアで生の肉の色。
    けれど周りの部分は明るい茶色に色づき、熱が入って香りがついてる。
    それを網の上に乗せ、炭で焼くと脂がとろける。
    脂が炭にあたってジュワッと煙になってく。
    おいしい煙の香りが今度は肉にしがみついて風味豊かに焼けていく。
    ヒックリ返すと肉の表面に脂の泡がプチプチ細かにはりついていて、まるで肉そのものが沸騰しているみたいにみえる。
    ほどよく焼いて、噛むとクチュっとたのしい歯ごたえ。
    燻製香が鼻から抜けて、タレをつけずともおいしくてそれをサンチュに包んでパクリと食べると、ジュワッと脂が滲んで口をひんやりさせる。
    鉄板や石板で焼いて食べる豚肉もおいしいけれど、やっぱり炭の香りがおいしい、一枚そしてまた一枚と大切に焼きたのしみ、味わう。

    焼いてるうちに、たのんだ料理が次々運ばれ、テーブルの上にがたちまちいっぱいになっていく。

    1f66030a.jpeg海鮮チヂミはシットリタイプ。
    端っこの部分はカリッと揚がるようにできていて噛むとサクサク、生地が壊れて油が滲む。
    イカゲソ、玉葱、エビにネギ。
    具だくさんで具材を生地でつないでいるって感じの仕上がり。
    プリプリとしたイカの歯ざわりがふっくらとした生地にやさしく引き立てられて一層奥歯においしく感じる。

    豚肉とイカを辛味噌で炒めた料理。
    韓国にいくと「炎焼き」って名前で専門店があったりする。
    スキッと辛くて辛味以外の甘みやうま味は具材の持ち味というシンプルだけど食べてて疲れぬ自然な味がアリガタイ。

    それからチゲを2種類とります。
    元祖をうたうスンドゥブチゲはさすがに旨い。
    赤唐辛子の粒がポツポツ、豆腐の上に貼り付きそれがビリリと辛く、けれど自家製豆腐の豆の風味や甘みを引き立てスベスベおいしい。
    玉子を落としてグルグル、スプーンでかき混ぜてくとどんどんトロミがついてくる。
    最後はスープというよりも、ちょっと水気の多い麻婆豆腐のようになってく。
    スプーンですくうとポッテリ、舌にのっかりやさしく喉に流れ込む。
    それから最近、はやりの辛くないサムゲタン風のチゲをためした。
    こってりとした鶏のうま味がとけこむ白いスープで豆腐と、鶏を煮込んだ濃厚スープでけれどスキッと後味がいい。
    自然の素材の味だけでととのえられているからなのでありましょう。

    46886197.jpegこれらオカズをお酒のつまみにするのもたのしい。
    けれどおいしい韓国料理を食べると、ご飯が食べたくなるのであります。
    それでご飯。

    ココのランチの売り物が石釜ご飯とスンドゥブチゲで、その石釜ごはんをせっかくだからとたのんで味わう。
    このご飯。
    スベスベしてて、すんごくおいしい。
    それだけ食べるとほんのり甘くて、うま味がひろがる。
    辛い料理と一緒に食べると、甘さが一層ひきたって一口ごとに口がリセットされる感覚。
    固めご飯がカラコロ口を散らかってスンドゥブチゲの豆腐のなめらか。
    炎炒めのシャキシャキプチプチした食感。
    それから肉のムッチリとした歯ごたえひきたて、どちらもおいしくさせる相性。

    なるべくご飯を残さぬように、しゃもじで石釜を入念にこそげてとるも、ご飯が釜にこびりつく。
    そこに熱々のお湯を注いで、ふやかしてそれをサラサラ食べるのが韓国スタイル。
    これがなんともおいしいのです。
    ちょっと焦げたご飯の香り。
    ご飯自体の甘い香りが、お湯にうつってスープのような味わいになる。
    辛い料理でヒーハーしてる舌がサラッとリセットされて、喉もお腹もスッキリしてくる。
    これだけおいしい韓国料理はなかなか他で食べることはできないなぁと思いはするけどお店は静か…、韓国料理がブームなんじゃなく、新大久保がブームなのかな?って思ったりもする、土曜日の夜。



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    渋谷について、さて打ち合わせの前にみんなで腹ごしらえをしませんか…、と。
    6a752cd3.jpgただ困ったことに渋谷という街。
    気軽でおいしく、しかも手軽な値段でランチを食べるコトができるお店が少ない。
    しかもボクらおじさん5人がたのしく、気恥ずかしくもなくランチを…、ってなるとまずお手上げでこの街って「大人ビジネス仕様」にはできてないんだってつくづく思う。
    そんな中でもボク的レストランデータベースをフル稼働させ、長崎飯店なる中国料理のお店を選んでやってきました…、道玄坂のちょっと上。

    e095fe39.jpg先日、虎ノ門でスパゲティーを食べたときにも近所にあった。
    チェーン店なのか、それとも暖簾分けなのか看板も同じような雰囲気で、どうなんだろうね、ちょっと気になる。
    ただこの店を見るかぎりにおいては、まるでチェーン会社がやってるようには思えぬのんびり具合。
    長崎に行ったら多分、普通にこうしたお店があって街の人にも愛されているに違いないって思える普通な感じがステキ。

    陽気なおばちゃんがやってきて、「何にしましょう…?」と。
    まずは餃子にかに玉たのむ。
    カシャカシャ、玉子を溶く音がしてしばらくしたらばジャジャっとそれが焼ける音。
    やってきたのはツヤツヤとしたタレをタップリまとったモノで、食べると油がジュワッと口に広がっていく。
    沸かした油を包み込むようにして仕上げたモノで、メタボおじさん的にはなかなか手が出ぬ一品(笑)。

    焼いた餃子は餃子本体の倍くらいの大きさの、パリッと焦げた羽根がついためでたい姿。
    皮がムッチリ。
    しかもくるんだ肉にはタップリ、ニラと白菜まじってジュワッとサクサク。
    羽根がパリパリ、煎餅みたいに前歯で壊れて口の中に散らかりたのしいアクセントとなす…、最近、小さな餃子が多くて、なのにココのぽってりしててボリューム感があってウレシイ。

    52143e86.jpgちゃんぽんや皿うどんがおいしいお店。
    ランチタイムにはそれらをメインにした定食に人気があって、夜も飲んだ〆がおいしくだからサラリーマンが安心してこれる。

    特にココの太麺皿うどん。
    旨くて困る(笑)。

    小麦色したストレート麺。
    長崎のちゃんぽん麺としてはちょっと細めで普通のラーメンの中華麺にストレートパーマをかけてまっすぐにした…、みたいな太さ。
    それを固めに茹で上げて、油でまず焼く。
    ラードを加えた炒め油で、炒める過程で麺が水気を吐き出しコシを手に入れる。
    ラードの甘さ。
    使い込んだ中華鍋が蓄えた、風味豊かなおいしい香りがこびりつく。
    しかもこんがり焦げ目がついてて風味香ばしく、歯ごたえムッチリ。

    そこに野菜をふんだんに使ったあんかけソースがタップリかかる。
    キャベツにモヤシ。
    アサリに牡蠣にかまぼこ、それからイカのゲソ。
    ちゃんぽん用の軽く白濁したスープでじっくり煮込んだモノにとろみをつけたもの。
    やってきたときはまるで野菜の料理のようで、野菜不足が解消されるかも…、と甘い期待を持ちはするけど食べるとやっぱり炭水化物の料理でござる。
    ウスターソースをちらりとかけて、酸味に風味、辛味をたしてハフハフズルズル。

    fcb57060.jpgそれからちゃんぽん。
    具材は皿うどんのモノとおんなじ。
    あんかけでなく、スープで煮込んだだけのものをタップリと。
    だからこちらは蒸し野菜を食べてるような気持ちがしてくる。
    こちらはスープがおいしく感じる。
    鶏を煮込んだスープの中に、野菜の甘みやゲソの味。
    特にアサリの旨みや風味がタップリ混じってスープだけでもゴクゴク飲める。

    一緒にたのんだチャーハンがちょっと遅れてやって来たとき、軽く笑った。
    だってご飯が潰れてて、プロが作ったチャーハンのようにはまるで思えぬ出来栄えだったから。
    具材もほとんどが玉子でこりゃぁ、失敗したかと思って食べる。
    ほどよき塩味と、米粒が潰れてはいるけれどシッカリ中まで熱が入ってる。
    だからベシャベシャしているわけじゃなく口の中に入るとパラッとほぐれて散らかる。
    もしかしたらスープチャーハンにして食べたらばおいしいかもネとひらめいて、ちゃんぽん麺のスープをかけてサラッと食べる。

    そしたらなんと、旨いじゃないの。
    もしかしたらこうして食べるようにコレは作られてるのかもしれないなぁ…、って思ってサラサラ、食べ上げる。
    お店にやってきたときは、ボクらを含めて2組だけでお店の一番奥のちょうど他の客席から死角になった円卓で食事をしていた。
    食事を終えて表に出ようとしたらばなんと、満席でした。
    寒い日に温かくって元気がでるこうした料理を食べたくなる…、気持ちはみんな同じなのかもねって思ったりした、さて、打ち合わせをいたします。



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    昼を赤坂見附で迎えて、それでソルロンタンを食べるコトにする。

    3347cec3.jpg赤坂一龍別館という店。
    24時間がんばる赤坂。
    特に近所にサムスンの本社が移ってきてからココは世界の時計で動く街になったような気がします。
    明け方、ビジネスマンが大挙してオフィスビルから出てきたり。
    夕方、明らかにこれから出勤って言う人たちが食事をしてたり、なんだかちょっとオモシロイ。

    そんな赤坂。
    24時間がんばるお店が結構あって、そのなかの一つがこの店。
    しかもここ。
    朝昼夜とひとつの料理でがんばっている。
    同じ「一龍」って店が近所にもうひとつあって、そっちは本館。
    24時間営業でもなく、いろんな料理を売ってる、いわゆる赤坂的なる韓国料理店。
    そこからひとつの料理だけを取り出し作った特別な店…、それが別館。
    なぜだか本館よりもこっちの別館の方が有名なのがオモシロイとこ。
    大抵、朝来る。
    食欲がちょっと無いときや、病み上がりのとき…、滋養にみちたモノで元気をもらおうとそんな時にはまずココが頭に浮かんでそれで来る。
    今日も少々、風邪っぽく、朝はブルッと震えを感じた。
    それで朝の仕事を終えて赤坂に来てここに来る。

    f21cf0ca.jpgソルロンタンがココの名物。
    それ以外には茹でた牛すね、チャプチェにチヂミと全部で4つの料理があるだけ。
    牛すね肉にしてもソルロンタンの具材のひとつ。
    チャプチェも同じくソルロンタンの中に入っている食材で、すべてがソルロンタンのために最適化されたメニュー構成。

    朝から昼にかけてやってくる人は、ほぼほとんどがソルロンタンを食べにくる人。
    だからお店に入ると「何人?」ってまずは聞かれる。
    「ひとりです」っていうと自動的にオカズがテーブルの上に次々並ぶ。

    韓国的でありますネ。
    テーブルいっぱいのオカズのさまざま。
    キムチにカクテキ。
    菜っ葉の塩もみ、オデンの煮付けとにんにくの茎を和えたモノ。
    ジャガイモを甘く煮つけたモノだったり、煮干の飴煮。
    もやしナムルに韓国のりと、味や食感、多彩でたのしい。
    ソルロンタンがやってくるまで、オカズをつまんでご飯を食べる。
    そしたらボクの隣の席に、仕事を終えた人でしょうか?
    ひとりで座って、「チャミスルちょうだい!」って。
    オカズをつまみにユックリ、グビッと盃あおる。
    大人だなぁ…、飲んでお腹をあっためてソルロンタンで〆にする。
    赤坂って街はやっぱり奥深い。

    0f68410b.jpgソルロンタンがやってきます。
    「雪濃湯」って字を当てることもある、その名の通り雪のように白くて濃い。
    たしかにココのソルロンタンはキレイに白濁していて、しかも飲むとコッテリ。
    ゼラチン質が唇おおってプルンとしてくる。

    純粋な牛肉の味。
    とても単純で、けれど味わい深いスープであります。
    例えばビーフコンソメなんかも、肉の味わいがしはするけれど焦がした脂の香りであったりブケの風味が一緒にただよう。
    ところがこれ。
    ほぼ純粋に牛肉の味。
    そのまま飲むと、ちょっと物足りないほどで舌が必死に味を探す。
    探して、探して、そしていろんな味をさぐりあてていくのがとてもたのしく感じる。
    粗塩が容易されてて、それをくわえる。
    すると甘みがひきたつのです。
    肉の脂がもってる甘み。
    スキッとしてて、後に残らぬやさしい甘みが、ササッとひくとあとにはうま味がドッシリ残る。
    キムチを入れると辛味がくわわる。
    カクテキと一緒に飲むと、酸味が混じってけれど肉のうま味が決してこわれない。
    風邪に疲れたお腹の中から滋養に満ちたスープが染みこみ、体のすみずみ満たしていくのがなんともうれしく、ありがたい。

    542d6053.jpg胡椒をパラッとかけると胡椒の風味がたちあがり、ありとあらゆるモノの味を素直にうけとめおいしくさせる。
    スープの力に、ウットリします。

    具材もシンプル。
    牛すね肉を塊のまま茹でてそれを薄く切ったモノがタップリ。
    スネ独特のゼラチン質が筋をなしてる。
    繊維も頑丈。
    噛むとムチュンと奥歯でつぶれて、ネットリとした食感残してうま味を吐き出す。
    コレに辛子醤油をつけて、酒の肴にする人もいる。
    案の定、ボクの隣でチャミスル飲んでた人のところにもソルロンタンがやってきて、その人、最初に肉を摘んで、酒の肴にして食べていた。

    ツルンとなめらか。
    しかもハリのある韓国春雨。
    ネギがシャキシャキ、まったりスープに軽い食感、緑の香りを与えてくれる。
    元気が出ました、たのしい元気。
    あともうひとつ、打ち合わせをして、そした家に一旦帰る…、この週末は体力回復の週末とするつもりでござる、ガンバロウ。



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    赤坂見附でランチの時間。

    7ee003a5.jpgコラボにきます。
    名物料理を持った何軒かの韓国料理店が、その名物をもちよって一軒お店を作ったココ。
    Collaborationにちなんでいながら、実際の店名は「Kollabo」ってなってる。
    CをKにかえてコラボとちょっと、しゃれている。

    ワタリガニを使った料理やサムギョプサル。
    焼き肉、ビビンパといろんな料理が揃うなかここで一番好きなのが「純豆腐チゲ」の定食でして…。
    熱々。
    しかも辛い、つまり「Hot」が持ってる二つの意味を同時に満足できるお料理。
    今日の寒さを吹き飛ばすため…、とそれで選んでやってくる。

    真っ赤なスープ。
    石鍋の中でグツグツしながらやってきて、鍋の真ん中にポトンと生の玉子が一個。
    最初はサラサラしてるのです。
    スプーンを突っ込み、玉子を崩し、グルングルンとかき混ぜてくと、不思議なコトにトロンととろみがついてくる。

    鍋の底には豆腐がタップリ。

    1623547a.jpgここの店。
    純豆腐チゲにぴったりなように、豆腐も作って使ってる。
    ツルンとしててスベスベで、しかも豆の香りがしっかりとした存在感のある豆腐。
    それと玉子が混じり合い、スープにとろみをつけるのでしょう。
    豆腐が崩れたところに真っ赤なスープがからみ、まるで麻婆豆腐のような雰囲気になる。

    いろんな具材が底からフワッと上がる。
    アサリにネギ。
    刻んだイカに、それから今の季節は牡蠣。
    ポッテリ太っておなかの部分がパンパンに、張って膨れた牡蠣のうま味もスープをおいしくさせている。
    寒い季節においしい料理は、寒い季節においしくなってく食材が、ますますおいしくしていくんだなぁ…、って思ったりする。
    料理は自然と人間の共同作業でできている。
    そう思いつつ、ハフハフ、パクパク。

    885c972f.jpgおかずをとります。
    ココのもうひとつの名物の「直火焼き」っていう炒め物。
    炭を真っ赤に焼いた上。
    小さな鍋をそこにおき、油を含んだ食材を入れて焼いてく。
    真っ赤におこった炭の火が勢い余って小さな鍋の中に入って、食材に火が移るのですね。
    フランス料理でいうとこの、フランベっていう状態になる。
    それもかまわずどんどん熱を加えてくと余分な油や脂が燃え尽きてさっぱり仕上がる。
    しかも炭の焼けた香りが、素材に直接こびりつく。
    風味豊かな炒め料理ができあがり…、という、韓国に行くと専門店があったりします。

    具材は豚肉。
    脂ののった三段バラを一口大に切ったモノ。
    それにタマネギ、人参、ネギとどれも千切りにしたモノを唐辛子味噌と一緒にいためる。
    肉はフックラ。
    しかもしっとり、クチャッと脂の食感は残っているのにまるで脂っこくない不思議。
    野菜はシャキシャキ、歯ごたえ軽快。
    火の芸術が作り出した、芸術作品みたいな出来映え。

    他にもおかずがいくつかつきます。
    まずはサラダ。
    甘い韓国風のドレッシングであえたレタスがタップリと。
    おでんと呼ばれる練り物を、モヤシと一緒に煮込んだモノに、自家製キムチでひと揃え。

    これらをひとつにまとめてくれる、主役級のご飯がつきます。

    19364d96.jpg石釜ご飯。
    提供時間をそれほどかけず作れるように、あらかじめ浸水させたお米を入れて、強火でバチバチ、炊きあげていく。
    蓋をとって、中をみる。
    大量の湯気。
    炊きあがったばかりのお米の甘く切ない香りがしてきて、お米の粒のひとつひとつが立ち上がってる。
    日本でならば、まずこれを茶碗に移して召し上がれ。
    …、とそういうことになるのだろうけど、韓国風はスプーンで直接すくって食べる。
    だからよけいに熱々で、ずっと冷めずにたのしめる。
    ご飯はすべすべ。
    ボクの好みにかために炊けてて、口の中でちらかるたのしさ。
    ハフハフしながら食べてくと、思わず笑顔になっていく。

    お焦げができます。
    石釜の底にタップリお焦げがこびりつき、ガリガリしてもなかなかとれない。
    そこでお湯。
    沸騰をしたお湯をもらって注ぐとオモシロイほどペロンとお焦げが剥げていく。
    スプーンを添えると、ペロンとはげて浮き上がってきてひっくり返る。
    見事な焦げ色。
    一口それを口にいれると、まるで煎餅。
    パリッとしてて香り豊かで味わい深く、しかし奥歯に貼り付いてしまう。
    お焦げの香りがついたご飯は好きだけど、お焦げ自体は苦手だったりするのです。
    そこでしばらくそっとしておく。
    お湯をゆっくりお焦げが含み、しんなりしてくる。
    お焦げの色がお湯にうつって、ほうじ茶みたいな色になってくる。
    それをスプーンですくって飲むと、甘くてほんのり香ばしくコーン茶飲んでるみたいな気持ち。
    膨れたお米を食べるとなんと、お粥みたいな食感でホットな料理に疲れた口と、おなかをなだめる見事な幕引き。
    体もやさしくあったまり、午後の仕事に向かってく。



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