打ち合わせのあと移動をし、赤坂の街、赤坂サカスでランチをとります。
千代田線の赤坂駅に直結している飲食フロアにあるお店。
「シンガポール海南鶏飯」ってレストラン。
海南鶏飯ってかいて「ハイナンチーファン」と読ませるのですネ。
シンガポールとかマレーシアで一般的に食べられているチキンランスのコトであります。
彼地の屋台街に行くと必ず1軒はこれを売ってる専門店があるくらい。
日本のチキンライスとはかなり違います。
茹でた鶏をぶつ切りにしてジャスミンライスに添えたり乗せたりして食べる。
生のお米を鶏の脂で軽く炒めて、それから鶏を茹でたスープで炊き上げる。
だから脂の香りがお米にうつって香り、味わい豊かなご飯に仕上がっていく。
鶏のうま味をひとつ残らず大切にたのしむ料理。
日本のココはご飯の上に鶏を乗っけるスタイルじゃなく、日本の定食よろしく別皿。
鶏は鶏、ご飯はご飯で出してくる。
しかもココでは茹で鶏だけじゃなく、茹でた鶏を衣をつけて揚げた鶏のバージョンもある。
実はボク、茹でた鶏の皮のグニュンとしたとこがあんまり得意じゃないのです。
毛穴がプチプチ見えたりすると嫌いな以上に、怖かったりする。
特に茹でた鶏が冷めると脂が固まってゼラチン質になっていく…、それが特に苦手でけれどアジアの人はそれが大好き。
だから現地ではあまり食べるコトがない、絵に描いた餅のような食べ物だった。
揚げれば脂も皮もまるで気にならなくて、それでココでおいしさ開眼…、今ではかなりのオキニイリ。
揚げた衣はホンワカあったか。
あらかじめ茹でられているから肉はバサッ。
分厚い衣をまとってそれが、ザクザクバリバリ、噛むと壊れる軽い食感。
茹でたときに脂やうま味はスープにすっかりもっていかれて、どちらかと言えば脂の風味が最も強い。
鶏の味があんまりせず、ほぼ食感だけというのがボクには逆にうれしい。
タレが付きます。
オイスターソースと中国醤油を煮詰めたタレに、ニンニク風味の辛味ダレ。
それにネギと生姜と油をあわせて寝かした薬味。
それらをつけて食べるとそれぞれ味が劇的に変わってたのしい。
特にネギと生姜の薬味。
ただこれだけで鶏の唐揚げがアジアの料理になっていく。
下にはキャベツ、サイドにキューリ。
アジアの料理。
特に炒飯や焼きそばのように炒めた炭水化物類には薄切りきゅうりがよくついてくる。
口の油を拭う役割。
あるいはきゅうりの緑の香りで、鼻をリセットさせる役割や、口の中がみずみずしくもさせる役目をもったアジアの料理のパートナー。
カリザクプチュン、サクサクパラパラ、カリコリシャキン、にぎやかな昼のオゴチソウ。
それにしてもチキン風味のジャスミンライス。
パラパラしてて程良く硬く、しかも塩の風味や脂の香り、それにうま味がシッカリしていてただそれだけを食べてもおいしい。
鶏のスープがサイドについて、最後の最後にそれをご飯にかけてザブザブ、スープご飯のようにする…、アジアが体をかけめぐる。
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食後に同じ商業施設の同じフロアにあるイリーズで、コーヒー飲んで口をスッキリ、愉快にさせる。
エスプレッソに泡のミルクをのっけたマキャート。
それにタップリ、砂糖を溶かしてもらいベトナムコーヒーみたいな味にして味わった。
コーヒーって、砂糖で甘くすると酸味が際立って、口をスッキリしてくれる。
甘味を味わうためでなく、酸味や風味、あるいは苦みを味わうための甘味ってなんだかとてもたのしくて、不思議な存在。
オモシロイ。
料理の基本がうま味と甘味に置かれた和食のあとにこうした甘いモノ…、あまり体が求めないけど今日のランチのメニューにはピッタリしてる…、そんな午後。
さてさて再び移動をします…、そしてまたまた打ち合わせ。[0回]
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