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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    昼、ナイルレストランにてカレーを貪る。

    nair.jpg1949年創業っていうから、今年でなんと60歳。
    日本最古のインド料理の専門店…、ってことになっている。
    銀座の外れ。
    歌舞伎座の手前。
    多分その時期、この東銀座という場所はハイカラにして新しモノ好きの人たちが集まる場所だったんでしょう。
    冒険心に溢れたベンチャーな街。
    そこでずっとある一品を売り物に、変わらず繁盛し続けている。
    スゴいコトだと思います。
    開店直後にやってきたのに、もう1階は一杯で、狭くて急な階段をコトコト上がって二階に陣取る。
    お店の中を満たしたインドのお香の香りにまずヨッパラう。

    メニューを持って来たウェイターさんの第一声が「メニューはご覧になりますか?」。
    おなじみの人はメニューなんかみずただ一言。
    「ムルギーランチをくださいな」。
    だからメニューを見ない人が沢山いるっていうことでしょう。

    で、ムルギーランチ。

    aca87de7.jpeg銀のオーバル皿の上にご飯にカレーに具材。
    骨付き鶏のもも肉と、マッシュポテトにカレー風味のキャベツ煮が、ワンプレートランチよろしくのっけられてる。
    お待たせしました!ってお店の人がテーブルに運んで置いたその直後、彼が鶏の骨に手をかけスルっと抜きとります。
    おいしいモノを味わうためのたのしい儀式。
    そのあまりの手際にまずはウットリ。
    だって、煮込んだ鶏の形がまるで崩れぬほどに、スルっとなめらか。
    一気に骨だけ抜けるんだもの。
    そして、骨を手にテーブルを去る前に一言。
    「よく混ぜて食べてくださいネ」って言われてそれに従いグルグルワシャワシャ、カレーにご飯に具材を混ぜる。

    e27812f5.jpegガシャガシャワシャワシャ、お皿の中の全部をきれいに混ぜ合わせてく、それがまるで料理を作っているような、そんな感覚。
    本来カレーは混ぜずに食べる主義のボク。
    …、ではありますが、たしかにココのカレーは混ぜれば混ぜるほどおいしくなる。
    特にマッシュポテトを満遍なくご飯に練り込むようにするのがコツみたい。
    というのもマッシュポテトがご飯と一緒になると、まるで豆のカレーを食べてるみたいなモサっとした食感になるんですよね。
    それがおいしい。
    しかも、不思議なことに、徹底的に混ぜ合わせ食べているのに、それぞれの具の味が消えてないのがスゴいとこ。
    固めで存在感の抜群な鶏のもも肉がたのしい歯ごたえ。
    噛みしめてくと旨味がどんどん強くなってくる。
    うまいなぁ…、って久々思う。

    もっとおいしいカレーはあるかもしれないんだけど、毎日食べておいしいカレーはこんなカレー。
    学生時代にこれにハマった友人がいて、一週間で禁断症状が出るんだよ…、って。
    もしかしたらヤバいモノが入ってるのかもしれないよなぁ…、って言ってみんなで笑ってコトがある。
    確かにそんなおいしさがある。
    口の中では辛くはないのに、気づけば汗だく。
    汗、噴き出すことナイルの川の流れの如しなり。

    食事を終えてブラブラしてたら、近所に播磨屋カフェを見つけてビックリ。

    harimaya.jpgおかき屋さんの販売所の奥に、ただでお茶とおかきがたのしめるカフェがある。
    虎ノ門にあるのはしっていたけれど、なんと銀座にもあるなんて…。
    全部で8種類ほどのおかきが揃ってて、たしかにどれも素朴でおいしい。
    特に豆の入った塩おかき。
    昔、豆餅を薄くそぎ切って火鉢の上で焼いて食べるのが、冬のおやつ時のたのしみだった。
    お店の中にときおり流れる、エコに対する真っ正直なメッセージ混じりのBGMが暑苦しいのさえ我慢をすれば、ノンビリたのしいカフェではあります。
    それにしてもここのコーヒー。
    自家焙煎にしてとてもやわらかくて、やさしい味わい。
    おかきを焼き上げるということは、火を上手に操りながらほどよく焦がして風味を引き出すということで、それとコーヒー豆を焙煎することに共通点があるということなんでしょう。
    感心しました、よい終末の昼下がり。

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    昨日の夜からちょっと熱っぽく、しかも喉が腫れぼったい。
    それでお医者様に看てもらったら、ストレス性の扁桃腺炎みたいなものだ…、って言われました。
    ビタミン剤を打ってもらってちょっとぼんやりしなさいな…、って。
    それから栄養のあるもの食べて、体をあったかくしましょうねとも。

    e68131df.jpeg焼肉食べます。
    近所の山星。
    東京の焼肉タウンと言えば、上野、歌舞伎町、麻布十番。
    それにここ、四谷三丁目を加えてもいいんじゃないか、と思うくらいにこの界隈は焼肉専門店が結構多い。
    つい最近、韓国政府が作った文化会館みたいな施設ができて、ますますまだまだ増えそうなそんな気がする、中でもココは商品、サービス、そして値段がバランスとれててオキニイリ。
    まずは鶏を焼きます。
    最近、焼肉屋で食べなくなったものは牛タン。
    薄くてペラペラのタン塩って、高い割においしく感じない。
    旨味が全部出ちゃってとても残念な、ただの堅い物体でタン焼きを食べるのだったらやっぱり仙台流の専門店で…、って思ってしまう。
    とはいえ、牛肉を焼く前にちょっと軽く、塩味のモノを焼いて食べてくなるのが常で、それで鶏を最近、よく焼く。
    塩ダレにネギ。
    胡椒をバチっと効かせてコンガリ、中はフックラ焼き上がる。

    648ebc42.jpeg一緒にサラダ。
    山星サラダという、胡麻塩ダレで食べるサンチュとレタスのサラダ。
    これは叙々苑が始めて、たちまち日本の焼肉専門店の定番料理のひとつになった。
    そのなぞり。
    大盛りが得になってますから…、って言われてとったら確かにお得。
    通常の値段に200円を足しただけで、サンチュ一株、こぶりのレタス1玉を使ったほんとにタップリ大盛り。
    食べはじめから、〆を食べて終わるまでずっと持つほど量がある。
    ココは肉や〆料理の大盛りはない。
    けれどサラダとキムチやナムルに大盛りはある。
    野菜をタップリ食べてって、って感じがとてもありがたい。

    今日のお薦めはリブロースの盛り合わせです。
    …、ってそう言われてそれでたのんだリブのいろんな部位を食べ比べできるというモノ。

    1c80f452.jpegまず見た目がなんとも艶っぽい。
    赤いお肉は、ただそれだけで元気がでる。
    気持ちがグワっと高揚するといいますか…、人間の中の肉食動物の部分が目覚める、目のご馳走。
    20年ほど前、人間はそのうち赤い肉を食べなくなって、栄養学的にすぐれた白い肉を食べるようになるって言われたけれど、いっこうにそのようにはならないのは、この本能の部分を人は捨てないから…、って思ったりする。
    リブロース。
    ステーキにして一番おいしい部分っていう。
    脂と赤身のバランスが一番とれてて、味に深みがあっておいしい。
    そのリブロースを、赤身のおいしいところやさしが入って脂が甘いところを別々に切り分ける。
    焼くところによって本当に味、噛み応えがまるで違って感じるたのしさ。
    盛り上がる。

    bcaf67df.jpegそしてホルモン。
    つい最近まで、まるで食べようとおもわなかった内臓肉。
    ここで開眼。
    脂の旨さ。
    ブリブリっとした皮の食感。
    口の中に滲み出してくる旨味と、脂が冷やっと口全体を涼しくさせる。
    始めてこれを食べたとき、噛んでも噛んでもなくならないのがなやましく、いつ飲み込めばいいのかちょっと戸惑った。
    程よいところで飲み込めばいいんじゃないの?と一緒に行った人の一言。
    それに習って、今はまるで大丈夫。
    今日の炭は、おこり具合が絶妙で火がつくこと無く香りがシッカリ脂について、おいしい、おいしい。
    おいしく香ばしい煙がモクモク、まるでエクトプラズムみたいに吐き出されるのがまたおいしげで、焼いた側からお腹の中に入ってく。
    栄養満点、堪能す。

    6c92e476.jpeg今日の〆は、テール粥。
    白濁したテールのスープ。
    ミルクを溶かしたみたいな色…、なのに濁っているわけじゃない。
    丁寧に仕上げられたスープがスベスベ。
    テールのゼラチン質が存分にとけ込んでいるのでしょうネ…、ご飯の粒のひとつひとつをコーティングして喉にスルスルやってくる。
    その食べ口のやさしさを裏切るような力強いコク。
    肉の旨味がギッシリつまったおいしさで、体に元気が湧いてくる。

    ハフハフしながら食べ終わるその直後。
    サッとお店の人が近づいて来て、冷たいおしぼり、どうぞって言う。
    やっぱりこの店、とても気持ちいい。
    おいしい以上にたのしくて、くつろげしかも安心できる。
    またまいります、ヨロシクネ!

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    取って返して、四ツ谷で昼。
    嘉賓にする。

    kahin.jpg広東家庭料理のお店。
    世界中にちらばる華僑の中でも、広東地方の人たちは最も早く、最も広く世界に出てった。
    だから多分、世界で一番食べられている中国料理はこの広東料理なんでしょう。
    アメリカの中国料理は基本的に広東料理。
    あんかけ料理に代表される、とろみの付いた八宝菜や中華丼なんて料理も広東料理から産まれた亜流…、っていわれますもの。
    穏やかな味付け。
    オイスターソースなんかの旨味を徹底的に追及する味の構造。
    世代、性別、国籍問わぬわかり易い味わいが多分、いろんな人に受け入れられているんでしょう。

    この店の料理もどれもわかり易い味付けで、しかもかたくななほどメニューがずっと変わらない。
    ここに初めて連れてきてもらったのは、今から25年ほど前。
    当時、ボクが担当してた雪印さんのプロジェクトチームの人たちに、炭水化物万歳ランチをいかがですか?って誘ってもらったのがきっかけだった。

    10a1fb00.jpegお粥にそば。
    どちらもたしかに炭水化物。
    お粥をご飯の料理をとらえて食べるなら、そばはおかず。
    オイスターソースの風味をまとったドッシリとした味わいの細い蒸し麺。
    たしかに「おかず」と思えなくもない。
    一方、お粥をお米を具にしたスープとすれば、そばは主食。
    ここのお粥は中国粥の中でもちょっとサラサラ系。
    お米も程よく潰れてて、スープもあっさり。
    喉にやさしく、あまりお腹に負担にならない。
    夜、ここで、料理をつまみお酒を飲んだ〆にピッタリ。
    やさしい滋養が体にしみいる、そんな感じのお米の料理。
    今日の具材は牛肉で、薄切りバラ肉に調味料を揉み込んで片栗付けて下ゆでしたのが、タップリ入ってそれがスープ感をかき立てる。
    生姜の風味もスッキリしてて、体がぽかっとあったまる。

    それにしてもここのそば。

    8418dc75.jpegオイスターソースと葱の和えそばとメニューにはある。
    蒸したそば。
    香港風の細麺に、葱と油とオイスターソースを鍋でクツクツあっためたのをジャジャッとかけて、あえただけ。
    調理方法として簡単なもの。
    だから何度も家でためしてみるのだけれど、なかなかここのようにはならない。
    特に麺のハリがあるのになめらかで、モッサリしててけれど口にいれるとパラっとほどける食感。
    これはまるきし再現できない。
    これぞプロの仕業だろうなぁ…、ってそんなコトを思ったりする。

    ところでボクがやってきたのが昼のピークが始まる直前。
    お店の奥でお店の制服を着た女性スタッフが、テーブルに座って書き仕事をやっていた。
    まさか帳面付けをしているわけはないだろう…、と手元をみていた。
    彼女たちが書いているのは漢字にひらがな。
    それと一緒に口がこまかく動いてる。
    日本語学校に通っている留学生…、なんでしょう。
    忙しくなる前、寸暇を惜しんで勉強している、スゴいなぁ…、って思います。
    ボクももっとがんばらなくちゃ…、そう思いながらお店を出ます。
    雨がパラっと降って来た。

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    東京駅でちょっとした待ち時間。
    で、筑紫楼の頂上麺。

    ccm.jpgフカヒレを気軽に味わうことができる専門店。
    …、というふれこみではあるけれど、正確には「フカヒレの気配まじりのトロミを味わう」気軽なお店というコトになる。
    フカヒレそのものがおいしいのか?って言えば、そのおいしさのほとんどは「クニュ、シャクとした食感」で味は無い。
    スープやソースの味を入れる前のフカヒレを食べてみれば、その味気のなさに愕然とする。
    フカヒレスープがおいしいのは、上湯が旨いからであり、フカヒレ煮込みがおいしいのもコラーゲン混じりのオイスターソースが旨いからである!
    って、こう書いてしまうと夢も色気もなくなっちゃうけど、そもそも中国料理の珍味。
    ツバメの巣だったりフカヒレだとかは、調理人の創意工夫と技術を活かせる素材だったから、高級料理になったんだろうと思いますな。
    おいしい素材を追求するのが日本料理の神髄で、中国料理はその真逆。
    そう考るなら、この店のありとあらゆる工夫は見事に中国的でありましょう。
    なんだか変な褒め方をした。
    とはいえ、ボクは、ココが好き。

    徐々に寒くなりはじめてはいて、けれども屋内。
    特に駅のように人が多く集まる場所は、不思議なほどに蒸し暑い。
    それで名物、土鍋で煮込んだ汁麺じゃなく焼きそばにした。

    ed4384d9.jpeg平たい土鍋を熱々にして、そこに焼きそば。
    蒸した麺の表面がカラカラになるまで焼いて水分飛ばし、油を軽くまとわせたモノ。
    それをこんもり鍋にのっけて、そこにフカヒレまじりのあんをトロンとかける。
    当然、ブシュブシュ、あんのトロミが沸騰します。
    大量の湯気。
    バチバチ、麺が焦げる音。
    その臨場感は土鍋汁そばより数段上で、けれど容赦なく熱々なのは土鍋に触れてるあんのトコだけ。
    麺は適温。
    だからくるなり、ハフハフ、注意は必要だけどすぐさま食べることかなう。
    とろみを含んで徐々にシットリ、麺が膨らみやわらかになる。
    それがまるでフカヒレみたいに感じる不思議。
    オイスターソースが麺にのりうつり、トロトロしてきてそれを頭が勘違いするのでしょうな。
    おもしろい。
    土鍋にずっとふれてる麺はカリカリ、まるで揚げ麺のようで一つの麺がいろんな表情を持ち発揮するその変容がまたオゴチソウ。

    胡椒をかける。
    黒酢をまぜる。
    甘い風味に、コクと旨味たっぷりの濃厚黒酢の味わい混じって、まさにご馳走。
    ご飯を一杯、おねだりしたくなる凶暴。
    ほどよく満腹。
    さて、打ち合わせに向かって歩く、汗まじり。

    それにしても今日は雲がいきいきしてる。
    お天道様を厚く覆って、刻々と形を変えるつまり曇天。
    そんな今日の天気にちなんだ、ちょっとステキなムービーひとつ。

    Another Cloud Reel ... from Delrious on Vimeo.


    世界各国の雲をただただ撮って集めた、でも息を飲むほど美しくなんだか荘厳な気持ちにさえなる見事なさまざま。
    雲とはまるで地球の息吹。
    そんな気にさえなるステキ。
    さてがんばって、まいりましょう。

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    夜、ひさしぶりに「おんがね」に来る。

    ongane.jpgお店に入った途端に「おひさしぶり」って。
    お元気でした?って、店長さんに聞いてみる。
    元気じゃなくちゃ楽しくないモノ、ワタシはいつも元気です。
    その通りです。
    今日は元気をもらいたくってやってきました…、って、カウンターの席をもらってニッコリとする。

    おとおしにジャガイモ。
    軽く茹でたジャガイモをごま油で炒めて辛子味噌に漬け込んだもの。
    ここのお遠しの大定番で、カウンターと厨房のしきりの所にいつもこうして置いてある。
    まるでオブジェのようでもあって、このジャガイモの減り方でその日の忙しさがわかったりする。
    今日はほとんど減っていなくて、ボクら以外は一組だけ。
    ちょっと寂しい。
    TBSの人たちが贔屓にしていたこのお店。
    今はちょっと厳しいのでしょう。
    それでも元気に笑顔でがんばるお店の人たち…、いい感じ。

    e230e538.jpegまずはレバ刺し。
    大きなレバーからおいしいとこだけ、棒キャラメルのような直方体に切り出して、それを薄ぅく削ぎ切ったもの。
    ツヤツヤしてて、色っぽい。
    生姜の千切り。
    塩とごま油、あるいはニンニク醤油をトプっとつけて舌にポテッとのせてやる。
    見事に丈夫な細胞膜。
    ピトっと舌に貼り付いて、噛むと最初は壊れまいと抵抗をする。
    なおも噛む。
    するとプチっとはじけてトロンと中のなめらかが飛び出してくる。
    生命の味。
    実はレバ刺し。
    ここで初めて食べるまで、ずっと敬遠していた。
    だからココのがボクにとってのはじまりでもあり、デフォルトでもある。
    今日もムニュンと堪能す。

    7a46c4bf.jpegそれからチヂミ。
    ここに来ると必ずたのむ、大好物のオキニイリ。
    生地の中にタップリ入った緑の物体。
    ネギにも見える。
    千切りピーマンのようにも見える。
    けれどこれがみーんな全部、青唐辛子。
    かなりビビッと舌、つねります。
    突き抜けた辛さというか、爆発系の辛さというか、とにかくグサっと脳天つきぬけ体の中を駆け巡る。
    ヒーハーしながら、それでも不思議と箸がとまらぬ。
    一緒に生地に混ぜ込んだ、炒めタマネギの甘さとツルンとした食感。
    シャキシャキとしたニンジンが、ちょっと口を休めてくれるも、それでも最後の最後まで青唐辛子の清々しさに口が酔う。
    お酒がおいしくなってくる。

    季節の料理をもらいましょう…、と、牡蠣のジョン。

    46c6d19a.jpeg素材に粉をはたいておいて、それを溶いた玉子に味付けたモノをタップリつけて焼き上げる。
    粉の量が増えるとチヂミになっていく。
    けれど最小限の粉でつくると、まるで卵焼きのようになる。
    お好み焼きと豚平焼きの違いのような、そんなお料理。
    牡蠣の旨味はそのままに、中はレア。
    けれど外は玉子と一緒に焼き固まっていて、しかも玉子が牡蠣の旨味をタップリ吸い込む。
    おいしいところを何一つ無駄にしない、ステキな料理。
    塩で食べます。
    だから牡蠣の香りが素直にそのままガツンとやってくる。
    玉子の旨味に磯の旨味が混じりあい、牡蠣のおいしい食べ方の5本の指には絶対入る。
    韓国料理って、夏より冬の方がおいしく感じる不思議。
    旨味の強い素材の方がおいしくなるから…、かもしれないなぁ。

    77d3adab.jpegミノの焼いたの作ってもらい、ネギのサラダと一緒にクニュクニュ、シャクシャク食べる。
    タケノコをつかったナムルや、生のリンゴの辛味サラダ。
    野菜をタップリ食べてそれからホルモンチゲうどんを作ってもらう。
    日本的に言えば鍋焼きうどんでありましょうか?
    真っ赤な味噌の辛いスープに、クニュクニュっとしたハチの巣や、ホロホロになるまで煮込まれた牛筋いれてうどんと一緒に煮込んだの。
    フーフーしながらハフハフ食べて、そして残ったスープの中に麦のご飯を入れてもらって雑炊にする。
    それが〆。
    余分なスープを吹きこぼしつつ、どんどん煮込んでリゾットくらいの仕上がりにする。
    玉子を入れて、韓国海苔を刻んでたして最後にネギで、これまたハフハフ。
    野菜やモツの旨味が全部、ご飯に入って、おいしいったらありゃしない。

    ここに来るため仕事をがんばる。
    モティベーションが上がる店。
    ポンポンの腹を突き出しながら、赤坂見附の街をフラフラ。
    人出少なく、呼び込みの人ばかりが目立つ、ちょっとさみしい夜の街。
    明日は日曜、ユックリします。

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