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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    八竹で折り詰め買って朝にかえます。

    a75fc735.jpegうちの近所にある大阪寿司の老舗のお店。
    朝早くから穴子やかんぴょうを焼く甘い香りが通りに流れでてくる、朝、空腹でこの店の前を通るとお腹がグーッとなる。
    今日はちょっと忙しくなりそうな予感がしてそれで、朝にお腹をシッカリ満たしておきましょう…、と、ここの売り物の商品がほとんどもれなく入った折り詰め。
    「1人前半」という名前のモノを作ってもらう。
    箱ずし。
    穴子の中巻、それから茶巾寿司。
    注文してから作ってもらう。
    だからテーブルに座ってどうぞお待ちください…、と、それと一緒にお茶をもらった。
    あったかい。

    お使い用と、家庭用の2種類の包みが用意されてて、お使い物というと木の折り詰めに詰めてくれる。
    自宅使いですって言うとそれが簡単な包みになって50円ほど値引きしてくれる配慮がステキで、それで簡単な包みを選ぶ。
    1人前半という分量だからなのでしょう。
    割り箸2本ついてくるのがなんだかうれしく、会社に着いてそれをお皿に盛ってしばらくウットリながめる。
    うつくしい!
    穴子にエビに卵焼き、小鯛に鯖のバッテラと色とりどりの具材を貼った箱ずしが、まるでモザイク…、お腹がなります。
    カッチリとした断面が、見事にスパっとうつくしく男の口で丁度一口。
    サイズもたのしくパクリと味わう。

    60ceba30.jpegここの茶巾は具だくさん。
    シットリとした甘い薄焼き卵でくるんだ酢飯には、胡麻にヒジキにかんぴょうが細かく刻まれ混ぜ込まれてる。
    空気をタップリ含んでふんわか。
    分厚く切った蓮の酢漬けと焼いた穴子を台にして、そこにシャリ。
    それから玉子でくるんで三つ葉で結んでる。
    食感ゆたかで、しかも味わい多彩で舌が宝探しをするようでなんともたのしい。
    口もお腹も喜ぶ一品。

    ギッシリ固めに巻いた穴子とキュウリの中巻、ココのお寿司はシャリを味わう寿司なんだなぁ…、と思ってニッコリ、オキニイリ。

    それにしてもココの穴子は香ばしい。
    しっとり炊いて、こんがりと焼く。
    炊きすぎて繊維が崩れる、まるで穴子のムースのような仕上がりを好む人もいるけれど、ココのはそれよりかなり固めで、穴子の食感が残ってる。
    それがおいしい。
    存在感があって固めのシャリと一緒になっても負けない。
    噛んでるうちにそれがフックラ、やさしくとろけてご飯と混じりあう食感がまたたのしくてクセニナル。
    そういえばこの店の前を朝、通勤時間に通ると穴子を炊いてる匂いが漂っている。
    嗅ぐ度お腹がグーッとなるのもウレシキ街の香りのひとつ、オゴチソウ。



    関連ランキング:寿司 | 四谷三丁目駅曙橋駅新宿御苑前駅



    そして、スタバでお茶をたのしむ昼のコト。

    86922bf0.jpegスタバに来る度。
    例えば朝食を食べようか…、っていうとき以外は大抵、お茶をと思ってきます。
    お茶といっても大抵それはコーヒーなんだけれども「お茶」…、「お珈琲」ではないのが不思議(笑)。
    お茶をたのむ前、まずはレジ横のショーケースを覗いてみるのがクセになってる。
    大抵、いつも見慣れたモノがそこにあり、これならいいや…、とお茶だけにする。
    半ば失望。
    半ばホッとするのがちょっとたのしくて、ところが今日。
    見慣れぬモノを発見します。

    フレンチトースト。
    赤い紙のトレイに入った、小さな食パン。
    明るい黄色…、つまり玉子の黄身の色をして耳がコンガリ焼けている。
    ホイップクリームをお添えします…、って但し書きまであってこれは、食べてみねばと。
    世をあげて「ホットケーキ」や「パンケーキ」がブームのようでありますけれど、次は絶対フレンチトースト。
    そう個人的に思っていまして、それでフレンチトースト見るとたまらずたのんで試してみたくなるのであります。
    オーブンの中であっため、そこにプシュッとタップリホイップクリーム搾る。
    香りがまずは良くてホワンとバニラの香りがやってくる。

    427347d0.jpegトレーの底に黄色いソースのようなモノが滲んで溜まっているのだけれど、おそらくコレが香りの主。
    舐めると固まる前のプリンのようで、これをタップリ吸い込んだパンが焼けているというコト。
    フォークでひとかけ。
    ブシュッと潰れて舌にのっかり、甘くてやさしい味がジンワリ、口いっぱいに広がっていく。
    やさしい、やわらか、なによりフンワリ。
    口で潰れる儚い食感と、喉の奥へとなくなってもずっと持続するプリンっぽい香りと甘みにウットリします。
    良くできている。
    これを朝に食べたらどんなにおいしいことだろう…、って思ったりもする、オキニイリ。

    一緒に、アイスショートヘーゼルナッツソイラテ。
    冷たいラテが、おいしく感じる季節であります。
    切ない香りがオキニイリ。

    ちなみにボクのマックで「あいすしょーとへーぜるなっつそいらて」と入力して一気に変換しようとしたら「アイスショーとヘーゼルナッツソイラテ」って変換された。
    なるほど、アイスショーにヘーゼルナッツフレーバーのソイラテを持っていけばたのしいかもネ…、ってステキな提案(笑)。
    パソコンの変換プログラムって、複数の文節にまたがって変換すればするほど辞書が賢くなるってコトはしってはいるけど、変換プログラムが分節認識が苦手だった時代のコトを指が覚えているのでしょうね…、文章丸ごと一気に一括変換っていうのがあんまり得意ではないワタクシ目。
    たまにこうした楽しい誤変換をたのしんだりする…、まぁ、それもよし。
    ヘーゼルナッツの香ばしい香りとソイの若くて青い香りが一緒に喉の奥へと流れこむ、フレンチトーストの甘さをサラッと流して口をスッキリさせる。
    仕事をガンバル、甘い元気をいただいて、さてさて仕事といたしましょ。
     

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    四ツ谷駅上のアトレの改装が完了しました。
    artre.jpgしばらくお休みしていた飲食店も、一部テナントが入れ替わり、あたらしくなり営業再開…、そりゃこなくちゃぁと出勤前に寄り道をする。
    アトレという今はJR東日本のデベロッパー事業の屋台骨をささせるようになったブランドも、実はココ、四ツ谷の駅のアトレがはじまり。
    さすがにちょっと時代遅れになりました…、ってことなのでしょう。
    次の時代に向けての提案があるに違いないと思ってそれで、やってきた。

    12809baa.jpegメインテナントがパンのポールであることは今も昔もかわりなし。
    そこに並んでスープストック、そして新たなテナントとして、スターバックスがやってきた。
    この3店舗に成城石井をあわせた4つのテナントが、この施設の顔でありましょう。

    それ以外には前からあったおむすび権米衛。
    新業態を作るんだ…、って言っていたのにこれといって変わったところを感じぬ普通のおむすび屋さん。
    惣菜メニューがちょっと増えたのが新しいとこ。
    タイ料理のティヌーンがあったのだけどもそれも、テイクアウト売り場がメインの新業態に変わってた。
    どこのお店も「テイクアウト」で客席にたよらぬ売上作りまっせ…、って感じの造り。
    スープストックに至っては床から天井までの大きな冷蔵庫を通路に面して配置して、レトルトスープを買って行きなさい!と、あまりに積極的でビックリします。

    にもかかわらず不思議なのが、テイクアウトした食べ物を食べるスペースがまるで貧弱。
    階段下に10人くらい座れる程度のスペースがあり、つまり買うもの買ったらとっとと出てけという施設。
    それぞれの店はそれぞれ客席を持っていて、けれどそれはその店専用。
    せっかくならば、フードコートのようにしてそれぞれの店の料理を持ち寄り、自分好みの組み合わせにて食べられるようにすればもっと楽しかったのに…。
    そうしたら何も買わない人がその客席にたむろして、管理するのが面倒くさくなるからってことなのかしら。
    それともテナント同士はライバル、自分のお客様を他店にとられぬようにさせてあげるほうが親切だからということかしら。

    f3aa66e4.jpegなんだかスゴくつまんない。
    そしてボク。
    まずは権米衛でおむすびとオカズをかって、そのままスープストックにいく。
    ビスクを食べたくお願いし、これを持ち込んで食べてもいい?って聞いてみる。

    「ええ、いいですよ」…、と。
    トレーの上にスプーンと紙おしぼりをおこうとするから、紙おしぼりは向こうのお店で頂戴しました、だからいいです。
    そう言ったらば、おそれいりますと。
    こんなことだって、みんな仲間と思って運営していけば自分たちで先回りしてコストカットができるのに。
    なんだかますます、モッタイナイ。

    ビスクはさすがにゴチソウです。
    この値段にてこんなにおいしいエビのスープが食べられる。
    トリッパを煮込んだスープっていうのがあって、実はそれとハーフハーフにしたいと思った。
    ごめんなさいネ、ハーフサイズはセットじゃないとダメなんです…、って。
    これもなんだか訳がわからぬシステムでした。
    たまにそういうお客様がいて、なんとかならないかって思うのですけど、私たちの判断ではなんともならないんですよ…、って。
    チェーンってヤツ!今日はなんだか愚痴っぽい(笑)。

    a30d77b6.jpegそれからおむすび。
    むすぶというよりご飯同士を軽くくっつけ作った三角形の物体で、具材をはさんで2つ重ねて作った料理。
    口の中でフワッとほぐれて、口の中に散らかるさまは儚くおいしい。
    けれど残念。
    手の中でボロボロ崩れていくのがさみしい。
    お箸で食べて…、ってことなんだろうけど、やっぱりおむす人のおむすびがボクにはあってるって思ったりした。

    ただオカズ。
    鶏の竜田揚げっていうのがあって、それを食べたら、こりゃ、旨い。
    米粉を使った衣でしょうか?
    シッカリ出汁を吸い込ませた鶏にキッチリしがみつき、サクサク揚がってとても軽やか。
    鶏肉自体はムッチリしてて、噛むとジュワリと肉汁が出る。
    生姜やにんにくなどのフレーバーをあまり使わず、醤油の風味と油の香りがただよう自然なスッキリ味。
    なにより揚がったところの食感、これが独特。
    ハワイ名物のモチコチキンのような食感で、いくらだって食べられそうな今朝一番のメッケモノ。
    期待が大きかった分、施設構成は開発コンセプト自体に少々、失望します…、駅の上にあるという利便性故、それほど冒険せずとも集客できるからってことなのかもネと思ったりもする。
    さてさて仕事に向かいます。
     

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    大人の遠足のはじまり、はじまり。

    c07575ec.jpeg船にのります。
    日の出桟橋から浅草に向かっての水上バス。
    まずは新橋の駅で待ち合わせ。
    それからゆりかもめにのり3駅移動。
    間もなく出発いたします…、って言うので急いで桟橋に出る。
    そしたらなんと、御朱印船のようなデザインのゴージャスシップが接岸されてる。
    あれに乗れるの…、ってかなり気持ちが盛り上がり、そして桟橋に近づいてくとなんとこの船の向こうに普通の船が待っていた(笑)。

    まるでコメディー映画のワンシーン。
    朝一番の船であります。
    だからかかなりゆったりしてて、好きな席に座れるうれしさ。
    二階建ての船室の、最初は上の客席に座ったんだけど、下のフロアの方が当然水面に近い。
    だからとそっちに行ってみたらば、もう目の前が水面で、まるで泳いで移動しているみたいな感じがするではないの。
    なんともステキ。
    それから40分ほどの時間をかけて船は北へと進路をとります。
    芝浦、汐留、それから築地。
    佃島をすぎて月島、浅草橋に馬喰町と進路の左に昔ながらの江戸風情なる街が広がる。

    たのしい船の旅を終え、浅草につくと目の前にアサヒビールの黄金のビルにモニュメント。
    その向こうにはスカイツリーがそびえ立ってて、見応えのあるスカイラインをカメラにパチリと収めつつでもなんだかこれ、上海の川の向こうの景色のようだって思いもします。
    まだまだ新たな景色に慣れぬ…、それもまた良しと思う朝。

    船の旅のお供にと、飴ちゃん買ってみんなと分ける。

    4741cf87.jpeg一つは日本の生姜飴。
    ディーン&デルーカで売ってたの。
    ニューヨーク的をプンプンさせた食料品店。
    食品のセレクトショップ…、って表現がピッタリするようなたのしいお店で迷い込むと1時間とか平気でボンヤリ過ごせちゃう。
    去年くらいからそのニューヨーク的な売り場の中に、日本のちょっと変わった食品が顔をのぞかせはじめるようになったのですね。
    実際、ニューヨークのお店にいくと、乾麺の蕎麦や日本茶、やげん堀の七味なんかを売ってたりする。
    美食世界において日本の食材や調味料を置かぬコトこそ不自然なコト。
    日本においても当然、それは当たり前。
    手間隙かけて作られた特に地方のこだわりのある食品が揃いはじめているのがステキ。

    そしてこの飴…、正式には「生姜糖」。
    生姜の絞り汁に砂糖をくわえてそれを煮詰めて、型に流して冷やし固めたお菓子であります。
    「来間屋」という、島根の出雲にあるこの生姜糖だけをもう300年も作り続けているお菓子屋さんの「紅白ひとくち生姜糖」を買って、お喉のお供とします。

    560ce870.jpegもともと大きな長方形に流して固める。
    まるでチョコレートみたいな大きさ、形の生姜糖を一口大に割って旅のお供になるよう箱詰めしたもの。
    この箱がまるで漢方薬が入った箱のようにみえ、体をやさしく癒してくれそうな雰囲気がある。
    ひとつひとつが半透明の紙で包まれ、そっと収められているのも、まるでお薬。
    ウットリします。

    一口、舌に乗せるとジュワーッと、舌の上の水分すいとり代わりに生姜の香りがほとばしりでる。
    上等な砂糖の甘み。
    生姜独特のカッと燃えるような辛さが一瞬、舌の温度をあげる。
    体が弱ったときであるとか、体が冷えたときであるとか。
    喉が疲れたときなどに、生姜をタップリ入れた料理を食べるがごとき、体を温め元気づけるような効果を感じるおいしいお薬。
    昔の人の知恵だなぁ…、って。
    そういえば、生姜糖の名産地。
    一つは島根で、もう一ヶ所が伊勢田といいます。
    出雲大社と伊勢神宮。
    昔から、日本の人が参拝しようと目指してやってくる二大聖地におんなじようなお菓子があるって、なんだかステキにオモシロイ。

    それからもひとつ、フランス産の。

    ame1.jpgアフチュンって言うキャンディーメーカーの、フルーツキャンディーの詰め合わせ。
    詰め合わせと言っても、箱じゃなくて透明のビニール紙でキャンディーみたいにくるんだモノ。
    これもディーン&デルーカに売っていた。
    小指の半分位の大きさ。
    クルンと紙の両側をねじって包まれた、まさにキャンディー。
    黄色にピンク、レモン色。
    ワインレッドにバニラ色と、人工的な色とは違った自然な色合い。
    カラフルだけど目にやさしくて、食べる前からやさしい味じゃないのかなぁ…、とニッコリします。
    そしてペロリと。

    キャンディーって、国によって匂いが違う。
    日本のキャンディーは香りが希薄。
    アメリカのそれは化粧品を舐めてみたいな原色系の匂いにむせる。
    イギリスのキャンディーはちょっと薬のような渋い香りがあって、フランス的なこれはバランスとれた自然な香り。
    フランボワーズ、オレンジ、リンゴ、マルメロと口に含んだ瞬間に、それぞれ何をキャンディーにしたのか思い浮かぶんでうれしい。
    甘酸っぱくて華やかで、最初はコチンと堅いのだけど舐めてるうちにトロンとやさしくなめらかになる。
    この舐め心地…、どこかで食べたコトがある。
    どこだろうって目をとじ、じっと考えていたら、そうだ!わかった…、千歳飴。
    あるいは金太郎飴とでもいいますか…、香りや味は新鮮でなのにどこか懐かしさがある、船の旅行がたのしくなった、そして浅草…、昼ごはん。
     

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    今日は大人の遠足の日。
    otonanoensoku.jpg去年の春からはじまった、大人の遠足シリーズも今日で3回目。
    毎回テーマを決めて開催していて、今回は「ミステリーツアー」。
    企画を立てた、ボクと友人だけはどこに行くかを知ってて、けれど他の参加者にはザックリとした予定は知らせているのだけれど、細かな内容までは伝えず。
    旅のしおりもミステリアスな内容にした。(ちなみに夜中に作った栞…、表紙にいきなり誤植を発見、それもまたよし、笑いの種といたします。)
    実は一ヶ所…、ボクらも行ったことがない場所に行くことにしていてまさに、ミステリアスな旅をみんなでたのしめそう。

    さて、その前に腹ごしらえ…、ご飯の代わりに甘いケーキを食べてすませる。

    nb.jpg「ノワ・ドゥ・ブール」って言うお菓子屋さんのキャラメルバナナケーキをパクリ。
    伊勢丹のお菓子売り場の一番目立つ場所に去年できたニューフェイス。
    カヌレ、フィナンシェ、マドレーヌ。
    フランス菓子の古典的にして典型的ななる焼き菓子ばかりを扱っている。
    店名の「ブール」はバター。
    だからバターの匂いがお店の前には漂い、見た目は地味…、なのに香りは華やかというギャップがなんだかたのしく感じる。

    上手いなぁ…、と思うのが、まるでフランスからやってきたかのような顔をしているところ。
    もともとココにあったのが、アンリ・ルルーってフランスから来たキャラメル屋さん。
    だからココも?と思わせる。
    ロゴデザインもデメルのようなエシレのような、日本のお菓子の世界が得意としない「地味で上等」な雰囲気を発散している…、見事なり。

    bcdafea7.jpegそしてキャラメルバナナケーキ。
    包んであった布の袋を開けた途端に、バターと砂糖の匂いにむせる。
    形はテリーヌ型で焼かれた長方形。
    見た目以上にズッシリしてる。
    しかもシットリ、バターがすでに手に滲む。
    分厚く切り分け、口に運ぶとボソリと生地が崩れて舌の上にのっかる。

    甘い。
    手加減のない甘さにしばし、口がたじろぐ。
    甘くないのがおいしいなんてお菓子にあるまじき評価を受けて喜んでいるヘタレスイーツが多い今の日本で、こんなに甘くて、しかもおいしいお菓子がある。
    ステキじゃないか…、ってシナモンの香りにむせ返りつつユックリ顎を動かすと、クルミがコツコツ、奥歯を叩く。
    不思議なコトに、最初はまるで感じなかったバナナの香りが、そこでやっとやってくる。
    甘くて切ない南国の、本来ならば他の香りを押しのけて自己主張するバナナの香りに、負けぬバターの力にウットリ。
    それと一緒に、香ばしくて苦味を帯びた香りが鼻から抜けていく。
    なるほどこれがキャラメルだ。
    全てを混ぜて一度に焼いて、どこに継ぎ目があるわけでなく、なのに口の中でいろんな味が次々、やってくる。
    やってきては主張して、そして次のモノに譲って収まっていく。
    歌舞伎やオペラの顔見世公演みたいな味の競演が終わると今度は、それらがひとつにまとまって喉の奥へと去っていく。
    ウットリします…、オキニイリ。
    ミルクを飲んで甘いオペラの幕引きとする…、いざ、遠足に出発です。



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    「はい、おみやげ」と昨日の朝に友人がくれたパンを食べる今朝のコト。

    4a986d19.jpeg「パンだ」って言うパンダのロゴがかわいいパンで、先日送ってもいただいた小さな食パン状のパン。
    それと一緒に今度は「メロンパン」までくれて、なんとシアワセ。
    ミルクを軽くあっためて、いただきました、朝のコト。

    メロンの皮を模してゴツゴツ、亀の甲羅のような模様をしたパンを「メロンパン」と呼ぶ習慣。
    ボクが小さな頃ははてさて、どうだったかしらと。
    思い返してみるとおそらく、このパンのことをコッペパンとボクは呼んでたような気がする。
    そうでなければ、サンライズ。
    記憶が確かだとしたら、コッペパンからはじまって、サンライズを経由しそれから東京にでてきて気づけばメロンパンと呼ぶようになっていた。
    …、どうなんだろう、記憶アヤフヤ。
    齢50でございますゆえ、一昔前という単位がもう30年とか40年も前のコトになりはじめている(笑)。

    2dcf540a.jpeg地方地方に呼び名があってしかもお店によって料理や食品の名前が変わる。
    いろんな地方をいったりきたりしたからいろんな地方のデフォルトが、頭の中に刷り込まれちゃっているのかも。
    だからしょうがないんだ…、と。
    (ちなみにwikiで調べてみますと、西日本ではメロンパンをサンライズ。しかも松山市の周辺でのみメロンパンをコッペパンと呼ぶのだそうでありました…、ボクの記憶もまだいい線いってるじゃん!ってちょっとホッといたします:笑。)

    さてメロンパン。
    コロンと手のひらサイズにして、深めに切れ目が入ってる。
    表面キラキラ、砂糖が光る。
    目にまずおいしいそうでございます。

    手に持ちズッシリした重量感にニッコリしながらパクリと食べると…。

    皮の部分がサクッと歯切れて、途端に甘さが口にひろがる。
    中はフッカリ。
    皮の部分とフッカリとした部分のちょうど真ん中部分に、ちょっとネトネトとしたクリーミーな部分があって、そこが徐々に口の中を支配していく。
    ゴクリとミルクを口に含むと、トロンとまるでパンペルデュ。
    プリンのような風味になってく…、子供の頃にはこれがたまらぬゴチソウだった。

    377c5588.jpeg小さな食パンの方は焼きます。
    2枚におろし、トースターで焼こうかと思ったけれど、まてまて今日はフライパン。
    弱火に熱した上に筏にならべてしばらく休ませる。
    コンガリと…。
    ユックリ甘い香りがしてきて、パンが焼きたてのときのコトを思い出してる。

    フライパンにバターを落とし、すぐさまその上にパンの切った断面かぶせる。
    そしてしばらくそのままにする。
    パンとフライパンの隙間からたちまちバターがとけて滲んで、シュワシュワ泡がたってくる。
    それをもれなく吸い込ませるよう、ユックリパンで鍋肌撫でる。
    バターの甘い香りがします。
    しばらくすると、フライパンの上に流れたバターがなくなり、パンの生地にすいこまれてく。
    なおも熱をくわえていくと、カサカサ乾いた音がしてくる。
    さて出来上がり。
    お皿にうつすと、パン生地にバターの泡がついてシュワシュワ音が聞こえるような気がする。
    噛むとサクリと歯切れて、バターの香りと一緒に口にやってくる。
    やわらか、そして軽やかでなのにバターがズッシリおいしく口の中でとろけるおいしさ。
    口がバターでひんやりするのも、オゴチソウ。

    スープを作る…、作るといっても湯煎するだけ。

    ca279845.jpegギフト用の冷凍スープ。
    透明のレトルトパックに入ってて、だから中の様子が見える。
    カタログをみると黄色に赤色、緑色ととてもカラフル。
    とてもおいしそうに見えるのだけど、実際のモノをみると残念、色とりどりのようには見えない。
    クリーム系は灰色がかった白っぽい色。
    ボクの好きなビスクもココの売り物のボルシチも、濁った赤色。
    凍ってしまっているから色がくすんで見えるのはしょうがないとこ。
    ラベルがなんだか化学薬品の成分表のようにみえたりするのがシャープでいい感じ。

    クラムチャウダーを食べてみました。
    スープとしては好きなスープで、けれどスープストックでこれを食べたことがなかった気がする。
    多分ビスクが気に入りすぎて他のメニューに気持ちが向かなかったからでしょう。
    もらったギフトパックを開けたとき、スープストックにもクラムチャウダーがあったんだネって思ってビックリしたくらいでござります。

    してその味は…。
    なかなかいける味でござった。
    具材がゴロゴロとはいかないけれど、アサリの食感がかなりよくってしかも風味もシッカリしてる…、これはちょっとオキニイリ。
    外は雨にてでも打ち合わせ…、渋谷に向かってさて移動。
     

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