さて、ランチ…、C&Cでカレーを食べる。
東京を中心としての局地的に展開してる、カレー専門のチェーン店。
たっぷりの氷で満たされたピッチャーが、冷たい水をたたえてズラッとカウンターの上に並んでる。
ズッシリとした、ピカピカスプーン。
ラッキョに福神漬けがギッシリ詰まった容器が置かれて、自由にそれらを使えるお店。
かつてカレー屋さんと言えば大抵、こうしたモノだった。
そのすべてがこうしてココにある。
スタンドカレーのお店にしてはちょっと高めで、けれど決して失望しない店。
カレーの味も、ちょっと独特。
胡椒の甘みをたたえた辛さで、スキッとおいしい。
うま味もドッシリ、たまに無性に食べたくなる味…、それで今日もやってくる。
ここの基本はポークカレー。
ちょっとサラッとしたルーに、ゴロゴロ、肉の塊がかならず2かけ。
良く煮込まれてて、スプーンでそっと押さえるとクチャっと崩れて、とろけてルーと混じり合う。
ルーだけ食べても十分おいしく、ご飯と出会うと甘みが不思議と強くなる。
普段はカレーを絶対混ぜずご飯はご飯、ルーはルーと別に口に運んで食べる。
けれど最近、ここで食べるとき限定で、福神漬けと一緒にグシャグシャにして食べるのがプチブーム。
サラサラルーと固めご飯に、福神漬けのパリポリが混ざると歯ごたえたのしい料理になるのであります。
福神漬けの酸味がカレーをサッパリさせるのも面白くって、今日もそうする。
ラッキョはいつもの口直し。
半分ほどを食べたところで、韓国系の観光客でしょう…、母娘ふたり連れのお客様がやってきた。
店頭の大きな写真が踊るメニューボードを見て入って来たのでありましょう。
券売機の前に立って動きがとまる。
日本語表示で写真もない。
そもそも券売機の使い方がわからず、右往左往してたんですね。
お店の中には従業員が二人いた。
日本人の男の子と中国系の女性スタッフ。
不安げなその二人の方に近づいてったのは彼女の方、男子は見て見ぬふりして厨房の中に隠れにいった。
女性スタッフは写真入りのメニューを手に近づいて、メニュー内容を説明します。
コミュニケーションは英語でしたネ。
注文すべき料理が決まって、お札を差し出すそれを受け取り、驚いたコトに女性スタッフが券売機にお札を挿し込み彼らの代わりに食券をとる。
あまりに自然でステキな手際にウットリしました。
そこだけちょっと国際的で、そんなステキの中に残念、日本男児はお呼びでなかった。
哀しく切ない昼のコト。
気を取り直して、ちょっとニッコリとなる動画を一本。
今年一年365日、何が起こるかというコトを予想して120秒で解説しましょう…、という趣向の動画でこれがステキでウットリします。
One year in 120 seconds from Eirik Solheim on Vimeo.
なるほど…、でしょう?
人の世でどんなコトが起ころうが、冬は春になり雪は溶け、木々がしげって夏になり再び木の葉が落ちれば雪が降ってくる。
これほど確実なコトがないのが自然の営み…、みているうちにあくせくしてもしょうがないって、なんだかホッと気持ちがやさしく穏やかになる。
こうして今年一年がまた始まって終わっていくのネ…、ってそんなコトを思ったりした。
さぁさぁ、仕事といたしましょう。
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