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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    東京に帰ってみたらまるで冬。宮崎というカリフォルニアからニューヨークにやってきたみたいな気持ちになった。そして夜を大学時代の友人と。



    気軽な食事にしましょうと高円寺にある「チョップスティック」ってお店を選ぶ。
    ベトナム料理のゴキゲンな店。
    駅前の八百屋さんの軒下を通り抜けたところにある古ぼけたビルの、その一階。店に辿り着くまでの風情がまずベトナム的。
    お店の造りも屋台風で、ハノイのビールをもらって乾杯。



    パクチー豆腐とパクチーサラダをたのんでパクリ。ヌクマムとニンニク、それからピーナツオイルでドレスしたサラダはまんま、パクチーの味をたのしめ体の中が緑になってくようなさわやかさ。
    鶏のスープとヌクマムまぜたタレと一緒にレンゲですくって食べる豆腐は、トマトの酸味と甘みがやさしく、ヒヤッとお腹をなだませる。
    フライドコーンっていうのがあって、茹でたコーンを揚げたもの。だから揚げてもポップコーンのように破裂してなくて、表面サクッ、中はクチュッとシットリしてて、甘さ際立つオゴチソウ。



    揚げ春巻きを葉っぱでくるんで味わう、ベトナム料理の定番のこれ。
    ホロリと皮が砕けて散らかる。味と食感のアクセントにとのせるナマスがシャキッと酸っぱく、なにより自家製スイートチリソースがビリリと辛くて大人味。



    脂ののった鶏肉をぶつ切りにして、ココナツミルクとタマリンドをまとわせ焼いたチキンソテ。レモングラスの香りが鮮やか。
    ムッチリとした鶏の食感ひきたつ一品。甘みと辛味がバランスとれててこれでジャスミンライスを食べたらいくらでもいけるだろうなぁ…、なんて思った。
    千切りにしたきゅうりとクレソン。そこにジャジャっと牛肉炒めを油ごとかけて仕上げた牛肉サラダ。砕いたナッツのコツコツ奥歯を叩く食感に、ひと噛みごとに食欲湧いてやってくる。



    中国の飲茶料理の定番でもあるエビトーストって料理があって、やっぱりベトナムも中華文化圏なんだなぁ…、と思ってたのむ。
    パンの上にエビのすり身を乗っけて揚げる料理なんだけど、そのパンが食パンじゃなくバゲットだった。
    なるほどベトナムはフランス領であった時代が長かった。それでバゲット。
    中国文化のフランス文化の交じり合いをたのしく味わう。オモシロイ。



    断面まんまるのブンという麺。米でできてる麺なのにゴツゴツ歯ごたえ頑丈で、噛んだ食感はアルデンテのパスタのようで、なのにツルツル、米麺ならではのなめらかさがある。
    牛肉の旨味スープのコクと辛味でズルンと食べて、お腹にやさしく蓋をした。
    ベトナムワインをボトルでたのみ、それも平らげあっという間には3時間半。学校でてから30余年。たのしいお酒にココロもほぐれていろんな話に花が咲く。
    みんないろんな人生を苦しみながらも送ってそしてココにいる。また会いましょうと約束として、ひとりポッキリ3000円の夜でござった。オキニイリ。

    この店の公式ホームページに貼られた動画を一本。



    こういう場所のこういうお店でございます。


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    宮崎空港に向かう途中…、昨日、都城で立ち寄った「武蔵野」って蕎麦屋に再び寄ることにする。



    ランチタイムということもあったのでしょう…、駐車場がほぼ満杯という繁盛で一緒に移動をしていた人が、ぜひ行ってみたいというのでそれで。
    蕎麦屋ではある。
    けれど蕎麦以外に丼モノや定食が充実してて、それで近隣のサラリーマンや営業途中の人たちが、続々お店にやってくる。
    その迫力にまずはビックリ。食券買ってテーブルにつくと、どこからともなくお店の人がやってきて、食券もぎって帰ってく。その彼女たちの笑顔がキレイでみんなナイスプロポーションなのに二度ビックリ。



    ここに来たらチキンカツカレーを食べておかなきゃ後悔しますと選んでたのむ。
    大きいです。
    しかもその大きな皿から溢れだすほどの量のカレー。こんもり盛られたご飯にキャベツ。そのボリュームに負けぬ大きさのチキンカツ。
    分厚い鶏のもも肉で、なんともジューシー。その肉を包んだパン粉がザクザク、粗くてしかもこんがり強めに揚がる。だからサクサク。
    端っこ部分がカレーを吸い込み、歯ごたえネットリしてくるところがまた旨い。
    ちなみにこれで550円というありがたさ。



    最近、揚げ方変えたんですよ。それでおいしくなりました…、という鶏の唐揚げ。
    ビックリするのが丼に入ってやってくるのです。
    大きな切身。しかもそれが8切れ入ってなんと240円。
    よく漬け込んだ鶏肉の味もおいしく、何よりサクッと揚がってる。この店が家の近所にあったらいいのに。
    そう残念に思いつつ、でもできたらば体の増量確実だよネと、近所にないことを悔しがらない理由を探してニッコリします。オキニイリ。


    関連ランキング:天ぷら | 田吉駅


    この武蔵野に隣接した場所にあるスターバックス。



    東京ではまずお目にかかれぬ一戸建てのお店で、しかもドライブスルーまでついている。
    この景色だけをみるとまるでカリフォルニアです。
    ついさっきまでコテコテの日本の食堂に身をおいていて、次の瞬間、ボクはこうしてアメリカにいる。そんな気持ちがオモシロく、そう考えれば繁盛店って料理を売ってるわけじゃない。
    その店が発散している空気を売っているんだろうなと思いもしました。
    そろそろおいとま…、東京に向け移動です。

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    ところで宮崎にきたらチキン南蛮を食べておきましょう…、とそれで元祖チキン南蛮の「おぐら」に来ます。



    洋風ファミリーレストランのような外観。けれど要所要所にトーテムポールのような柱がたっている。
    お店は大きく、中に入ると和風仕様の座敷があったり、喫茶店のようなフロアーがあったりと、何屋かわからぬカオスな様相。
    天井からは子供向け的ピエロのモビールがぶらさがり、多分、昭和中盤くらいから変わっていないに違いないと、これぞ老舗な雰囲気感じる。



    注文をしてしばらく待ちます。
    かなりしばらく待ってもなかなか出来上がって来なくてちょっと心配になり、そのうち「どうぞ」とお茶が運ばれやってくる。
    忘れられてるわけじゃないのネ…、と、のんびりとした時間を身をおく。
    それにしてもこの湯呑み。おそらく創業者なのでしょう…、いかにもコックという表情のキャラクターが絵付けされてて、しかも形が独特で。オリジナルで作っているのでありましょう。さすが老舗と感心します。



    そしてやってきたのがこのチキン南蛮。
    お皿の上にどっしりチキン。両手を並べたくらいの大きさもありますか。
    そこにたっぷり。揚げたチキンを覆い尽くすほど、トロリとタルタルソースがかかってる。千切りキャベツに人参、それからケチャップ炒めのスパゲティー。
    今となっては見慣れたビジュアル。
    けれど最初にみたときには本当にビックリ。そのボリュームと、まるでタルタルソースを食べるみたいな大胆な発想にたちまち気持ちが持って行かれた。



    そして元祖のこのチキン。
    胸肉を叩いて薄く、大きく広げポッテリとした衣で揚げる。鶏自体はバッサリしてて硬くてしかも旨味も希薄。だからそれをとっぷり、甘くて酸味のあるタレにつけタルタルソースを乗っけて味わうようにしたんでしょう。
    貧しさを克服するような料理だったに違いない…、って思ったりする。
    このタルタルソースにナポリタンをからめて食べるのが一番おいしく、この部分だけを料理にするのも悪くないかもと思ったりする。

    ところでスゴく気になった料理があった。「チキンメンタン」という料理。



    メニューにあった写真をみたら、スパゲティーの上にチキン南蛮を置いたんじゃないかと思って、それでたのんでみたらばビックリ。
    麺はスパゲティーじゃなくて中華麺。
    茹でた麺の上に甘酢、揚げたチキンにタルタルソース。しかもタルタルソースの上には缶詰チェリーという驚愕のビジュアルで、食べてみると、温めた冷やし中華のような不思議な味わいだった。
    好きかというと困る味。けれど不味いかというと決してそんなコトもなく、老舗がこうしてこんな料理を作ってしまう。そのエネルギーと勇気に感心。オキニナリ的料理でござった。オモシロイ。


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    昨日の夜はかなりの夜更かし…、若い人たちとカラオケ歌って大騒ぎして、ブリティッシュパブで未来を語り熱くなる。そろそろ閉店でございます…、とそれでおひらき。ベッドに入って、コテンと熟睡。目覚ましがなり起こされる。



    さすがにお腹が少々重たく、そんなときこそ朝を食べなきゃと、ホテルのバフェで朝ととる。
    さすがに量は控えめでした。
    チキン南蛮に素揚げの山芋。レンコンの煮物やインゲンごまよごし。惣菜とってサラダにトマトにスクランブルエッグ。薄切りベーコン。
    それにしても、ホテルのスクランブルエッグってなんでこんなにトロトロしてて水っぽいんだろう。これだけは自分で作るフックラエッグが好きだなぁ…、とぶつくさいいつつ水を飲む。



    主食は冷や汁。少なめご飯にたっぷり汁をかけてザブザブ。
    口に広がる魚の風味、味噌の味わい、大葉にミョウガ。崩れた豆腐がひんやり喉においしくて、ほんのり昨日の酒が残ったお腹にとても気持ちいい。
    ヨーグルトにみかんゼリーをのせてスルンと味わって、今日の元気といたします。

    ちょっと見たいお店があって郊外にまで移動をします。「寿司虎」って回転寿司の店であります。



    それというのも回転寿司のお店でありつつ、居酒屋料理をベルトの上に流してる。
    来てみれば看板に「日本初」っていう幟までも釣らされていて、頑張ってるなぁって思ったりする。
    今、回転寿司は他のお店に対して差別化しないと負けてしまうから、それでみんな一生懸命。安売りじゃない差別化をしているお店は少なく、それで興味津々。
    ただ昼だったからないのでしょう…、回っているのはやっぱり寿司がメインでときどき唐揚げだったりマグロの竜田揚げのようなものが流れてくる程度。



    この程度だったらどのお店もやってるよねぇ…、って思ったりもする。ちと残念。
    この店、オーナーが現在、バンクーバーで活躍中。彼の地ではかなり有名な寿司レストランを経営していて、そのせいでしょうか。
    炙り寿司や北米の人が好みそうな創作寿司がかなりガンガン流れてきます。
    例えば海老にマヨネーズ。そこに甘辛醤油ダレをぬり炙ったモノをためしてみると確かにおいしい。
    普通の寿司を食べてると、醤油の味に疲れてくるけど合間にこういう寿司がまじると舌が変わって他の寿司までおいしく感じる。たのしい工夫。



    回転寿司でありながら、ランチメニューが用意されてて、握りにロール、厚焼き玉子に刺身、小鉢に茶碗蒸し。
    レストランで提供される御膳料理のような感じで、おばさまたちがニコニコしながら食べていた。レストランと回転寿司の境界線がこうして希薄になっていく。
    大変な時代だなぁ…、と思ったりする。オモシロイ。


    ところでこの動画…、最近みたGoPro動画の中で、かなりよく出来てるなぁって思って、それで貼ってみることにする。



    ジャグリングする人の目線で撮られた画像というのがまず新鮮で、しかもハイスピードモードで撮った部分が目に痛いほど。
    いいなぁ…、やっぱり。そろそろ動画専用カメラを本格的に選びましょうと思うなり。

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    熊本から宮崎への移動の途中の都城…、ランチを「武蔵野」。



    宮崎で創業をして100年以上という老舗の蕎麦店。
    その店を若い世代が受け継いて、今の時代に合わせたお店にしようとそれで、気軽な値段でたのしめる、けれど品質には妥協をしないですむように、新しいサービススタイルの店にした。
    食券販売機で前払い。テーブルに付き、その食券をお店の人に手渡し料理を運んでもらう。お水やお茶はセルフサービス。合理的だけど、サービスをさせてもらおうという気持ちを忘れぬたのしいシステム。



    ぶっかけそばをたのんで食べます。
    バッサリとした歯切れよい、キレイな蕎麦に大根おろしに海苔、かつお節。かいわれ大根、天かすそれから温玉と、それらをグルグルかき混ぜ食べる。
    蕎麦も旨いが、タレがおいしくこれだけたくさんの具材を混ぜて食べているのにタレの風味が負けないステキ。
    ほどよくお腹を満たして再び移動としました、昼のコト。

    それから午後に勉強会。牧場視察とバーベキュー。盛り沢山な一日を終え、飲みに出る前にやっぱりうどんを食べたくなった。



    宮崎名物の釜あげうどん…、名店のひとつ「おだまき」にくる。
    町中のビルの一階。小さなお店で甘味処のような設え。そこに次々、飲んだあとのおじさんたちが吸い込まれていく。
    夜だけ営業。ピークタイムは10時前後という、まさに大人の〆レストラン。
    メニューは釜あげうどんだけ。座ると普通でいいですか?と。並盛り、大盛りの2種類があり、どちらか選べばそれでおしまい。専門店。



    手切りのうどんは稲庭うどんよりちょっと太めというとこですか。太さ不揃いなところが手作り感をかきたて目に美味しい。
    ツユはあったか。ネギと天かすがたっぷりはいって、そこにトプンとしっかりつけてズルンとたぐる。
    いやはやツユがなんとも旨い。かつお節の匂いがポワンと鼻から抜ける。醤油の風味は最小限で、ネギの香りと天かすの油の風味がコクを作って、ヌルヌルうどんの小麦の香りをひきたてる。
    噛む必要もなく喉越し味わうこの食感。お腹がやさしくあったまるこの温かさが確かに〆にピッタリだよね…、といいつつそのまま飲みに出る。


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