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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    映画を観ます。「ホドロフスキーのDUNE」っていう単館系ドキュメンタリー。



    フランク・ハーバートの傑作SF小説を映画化しようと準備して、けれど結局撮影できずにお蔵入りにさせてしまったホドロフスキーって人の話で、そのほとんどが彼に対するインタービューか、そのプロジェクトに関与していた人たちの証言という地味な内容。
    でもすばらしかった。
    飽きることなんてまるでなく、自分の才能を信じて一生懸命、創作の世界で頑張っている人たちに是非観てもらいたい映画だって思ったほど。



    彼はいいます。
    映画は産業やビジネスである前にアートでなくてはならないんだ。
    映画というものは金を生み出すモノである前に、人をシアワセにし、歴史を変えるエネルギーを持っていなくちゃいけないんだ…、と。
    ボクはこれを聞きながら、「映画」の部分を「食べるというコト」であったり「料理」であったりといった言葉に置き換え、勝手にしんみり頷いた。
    その信念を持って行動したからこそ、いろんな人と出会い彼らを巻き込んで、結果作品は未完に終わりはしたけれど、驚くほどの影響を人に与えて今に至った。



    ダリを宇宙の皇帝の役をオファーして、あんな格好をさせようとしたり、映画に出ないと愚図るオーソン・ウェルズに、お前の贔屓のシェフの料理を撮影中は毎日食べさせてやるからと説得したりと、まぁ、むちゃくちゃで、それで人生を台無しにしてしまった人もいたかと思うと、後の成功の種を撒いた人もいる。
    なぜ、みんなが彼と一緒に仕事をしたがったのか?
    映画を見ればすぐわかる。情熱的でチャーミングで、あと300年は生きなきゃ自分の思ったコトはし切れないと、言い切るほどの情熱家。



    悔しかったろうなぁ…、って思うんですね。自分がアイディアしたことを他の人たちが後になぞって成功したのをみながらなんで思いついた当の自分がそのアイディアを現実のものにできなかったのかって考えると、悔しかったに違いない。
    でも、そんなコトよりもっと自分らしいやり方で自分を表現できるモノが必ずあるんだと、80半ばの今でもずっと何かをしてる。
    自分の信じるコトを形に残すため、何かをしなくちゃいけないと気持ちがザワザワする映画。
    たとえ失敗したとしても、必ず何か大切なモノが残ってくれると、そんな勇気ももらえる映画。DVDが出たら買って、いつも傍らに置いておきたくなるようなステキな映画でありました。

    拍手[8回]

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    今日も夜を家でご飯。家で料理をするのがなんだか最近たのしくて、昼に続いて野菜を食べる。まずはサラダを…。



    カリフロールっていうカリフラワーの茎が伸びたみたいな野菜をみつけて、それをほんの少しのお水と塩で土鍋で蒸し焼き。
    ところどころがちょっと焦げて仕上がって、茎はコリッと固いまま。みずみずしくてくすんだ緑の香りがするのがオモシロく、食感は生のブロッコリ、茎の部分は白アスパラガス、花のところはカリフラワーって感じがなんだかオモシロイ。
    サラダ用のほうれん草と、白アスパラガスの水煮を添えてオリーブオイルと塩とライムで味ととのえた。



    それからかぼちゃ。今日は夏至。当時にかぼちゃは季節の食べ物。とは言え美味しげな南京見つけて、それで食べたくなったワケ。
    これも土鍋にお酒を少々。風味と甘味のために田舎の出汁醤油。赤唐辛子を刻んだモノとパラリと散らして、あとはコトコト。土鍋がおいしくしてくれる。
    ほっこりとした味と風味にウットリします。自然の甘みで気持ちがフワッとやわらかくなる。
    なんだか最近、こういう料理が上手になった。おじぃちゃん(笑)。



    イカゲソ部分の天ぷらと、ブリの切り身の塩焼き作る。
    スキレットをがんがんに焼き、ブリを並べて日本酒パッパ。蓋してしばらく蒸し焼きにして、ヒックリ返して出来上がり。
    味は焼き塩だけという、素材の味を素直に味わう調理法。
    素材が良ければ技術はいらぬ。素材に対する敬意と手早さ。最小限の調味料。素材がおいしくなろうとするのを、邪魔せぬコトがよき調理。

    〆にうどんを茹でてキリッと水で〆、上にあれこれ具材をのっける。



    刻んだめかぶに生の青海苔。削ったばかりのかつお節。出汁醤油をほんの少々、それからライムとこれまた調味料は最小限で。
    だってうどんが塩をそもそも含んでて、噛めば噛むほど小麦の旨味と塩の風味がおいしく口に広がっていく。ライムの酸味はそれらすべてを引き締めるため。
    ズルンズルンと味わい食べる。お腹がたのしく満たされる。

    一年で一番短い夜にこんな夜空の動画。
    十字状のマウントに4台のデジタルカメラに魚眼レンズを装着し、採れた画像をつないで360度の微速度撮影映像にしたというモノで、不思議にキレイ。



    圧倒的な自然の魅力を感じる動画で、場所はユタやモンタナ、ワイオミング。アメリカの国立公園をあちこち回って撮ったんだという。
    こんな夜空が頭の上にあるんだなぁ…、って思うとなんだかワクワクします。夜更かししようと思ったけれど、ちょっと眠たいお年ごろ(笑)。

    拍手[4回]

    昼を新宿…、「隠れ房御庭」という店にくる。
    NOWAビルというほぼ飲食店だけをテナントにした商業ビルで、エレベーターを降りるといきなり店の中というビルの構造。だからワンフロアーに1店舗だけ。かなり大きなフロアーで、中途半端なコンセプトだと集客できずに苦戦をしちゃう。今までも何軒も苦戦の末に撤退し、その度、新たなお店が趣向を凝らして店を作って開業。ここも「御庭」という名前の通り、お店の中に川のせせらぎを作って店全体が石庭みたいな設えとした。
    窓から見える新宿駅越しの超高層ビルとのコントラストがオモシロイ。



    平日のランチタイムは家庭料理のバフェレストラン。
    週末ランチはメインを選ぶと野菜バフェがもれなくつくというスタイルで、だからでしょうね。ほぼ100%女性客。
    サラダ野菜に蒸し野菜。ドレッシングや塩に味噌など、調味料があれこれ揃っていはするけれど、ひとつぐらい野菜の煮付けなんかが用意されてたら、もっと野菜を食べた!って感じでココロが満たされたはずなんだけど、ちょっと残念。
    それにしてもバーニャカウダってちょっと前まで「知る人ぞ知る」料理だったのに今では「誰もが知ってる」料理になっちゃった。



    出汁巻き玉子を追加でたのむ。
    出汁が自慢という店で、ならば出汁巻き玉子をとってみるのが一番…、とそう思ってたのんでみたら、なるほどシットリ。
    タップリ、出汁を吸い込んで焼けた玉子で、食べるとジュワリと口の中がみずみずしくなる。
    そういえば、今朝も卵焼きを作って食べた。甘くてカッチリした卵焼き。同じ素材を使って作って、こんなに違った料理ができるってなんだか楽しく愉快になった。



    まずはひと品…、鶏の唐揚げ御膳がきます。
    味をしっかり漬け込んで、片栗粉をはたいて揚げたボクの好みの仕上がりで、一個一個が大きめなのがおいしく見える。
    噛むとジュワリと肉汁しみだし、ご飯のおかずになかなかのでき。
    ご飯が2種類、白米、十二穀米と選べるところが今風で、こういうところは昔ながらの飲食店がなんで対応しないんだろう…、って思ったりした。

    それからもひとつ、ひつまぶし。



    小さな羽釜。釜飯スタイルでやってくる。中は白米。そこに分厚い鰻の蒲焼き。細切りにして並べて蓋してやってくる。
    蓋を取ると蒲焼きの醤油の焦げた香りがフワリと。脂がのってて、名古屋風のカリカリでもない。江戸前風のふわふわでもない。どちらかと言えば関西風の皮目はパリッと、身はムッチリと仕上がっている。
    ワサビにネギに山椒に、細切りの海苔に熱々の出汁。
    最初は鰻の蒲焼き丼。出汁巻き玉子と一緒に食べると、卯巻きご飯のようでもあって口の中がみずみずしくなる。そしてココの自慢の出汁をかけてザブザブ。お腹が落ち着く。オゴチソウ。


    関連ランキング:割烹・小料理 | 新宿駅新宿三丁目駅新宿西口駅

    拍手[2回]

    表参道をブラリブラリと…。相変わらずポップコーン待ちの行列のすさまじいことにうんざりしつつ、エッグスンシングスの行列が今までみた中で最短レベルであったというのに、ホっとする(笑)。
    世の中に2時間も3時間も待ってなお、おいしい料理があるというコトが、いまだ理解できぬ自分がホっとしたワケ。



    それにしても表参道にできたばかりのアップルストアの、ため息レベルのうつくしさ。表参道のこの場所に、空からガラスの箱が降ってきて空間全体を切り取り中にリンゴの世界を絞り出した…、ような不思議な存在感。
    ガラスの壁があるのにまるで無いようで、ガラスの箱の中の景色が、3Dで投影されたバーチャル映像のように見えてきたりもしたりして、とても不思議なエクスペリエンスでございますです。オキニイリ。

    そして夜…、食材サンプルが送られてきて、それを使ってあれこれ料理。



    凍った丸々太ったイカに三種類のエビがあり、それじゃぁ天ぷらでも作ってみますかと粉溶き、油でサクッと揚げる。
    薄衣にて素材の味を確かめようと、一緒に野菜を茄子とピーマン。
    ついでに近所で生のホタテを買ってあげたら、これが旨いのなんのと困ってしまうほど。油で揚げるというよりも、油をくぐらせ衣の中で蒸し上げたような、ムッチリとして甘やかな美味。そういえば、今の家で天ぷら作るのって、本当に稀で珍しい。それがこうして上手にできて、エヘンと思った。



    豚バラ肉の薄切りを油でカリッと表面なるまで炒めあげ、そこから滲んだ脂で空芯菜を炒める。
    味はちょっとだけ残ってた青椒肉絲のレトルトのタレ。そこに黒酢を加えて山椒と唐辛子。すると不思議と黒酢の酢豚のような味わい。
    シャキシャキとして噛むとトロミがでてくる空芯菜の食感たのしきオゴチソウ。
    凍ったカニをバシバシ切り分け、出汁で煮込んで白味噌をはる。白ネギくわえて風味を添えて、ゴクリと飲むと、あぁ、シアワセなり。
    カニの風味と甘味が口から鼻へと抜ける華やかな味。ぼんやりします、金曜日。

    そして朝…、昨日炊いた土鍋ご飯を、寝る前におむすびにした。



    白出汁に焼き塩を混ぜたモノを手水にし、お団子型にコロンとむすんだモノを一晩休ませて、それをオーブンであたため食べる。
    作りたてのおむすびもおいしいけれど、しばらく休ませ味が馴染んだところを食べるのもこれまたおいしい。
    土鍋ご飯はお米の粒のひとつひとつがキレイに立って炊きあがる。それをむすぶとくっついて形をなすけど、噛むとハラリとほどけて元のご飯に戻る。その食感がにぎやかで、とてもたのしい。



    おかずに昨日の天ぷらで使ったイカのゲソだけ集め、フリッタにする。
    生の青のりをまぜて作った卵焼き。砂糖を多めにくわえて甘く…、焦げたところが香ばしく、ふっくら、シットリ。気持ち潤うオゴチソウ。
    おむすびの中にはタラコの佃煮入れて、ほどよき贅沢、たのしんだ。

    今日は夏至の日。でもって一曲ヒューゴ・アルヴェーンっていう作曲家の手になる「スウェーデン狂詩曲」の一楽章。「夏至の徹夜祭」っていう曲でござんす。



    夏至の一日を夜明けから描いたというのどかな曲想…、ウキウキします。
    一年で夜の一番短い今日を、徹夜で祝う。いいかもしれない。しかも今日は土曜日でせいぜい夜更かししようかなぁ…、って思ったりした。ぼんやりと。

    拍手[3回]

    肉でお腹を満たした仲間と、コーヒー求めて青山通りをテクリテクリと。日差しは強けど、日陰に入ると案外涼しく、歩く気持ちも明るくおだやか。
    まずは「クチューム」…、パリで一番おいしいというコーヒーの店。



    このキャッチフレーズに誘われて、おばさま方が次々やってはくるんだけれど、まるで実験室のようなシャープな雰囲気と、入り口正面にズラリとならぶスティームパンクマシンに恐れをなすのでしょうか。
    何もたのまず帰ってしまう人が続出。
    そういえば、かつてスターバックスでどう注文すればいいのかわからず、右往左往する人が沢山いたけど、今ではそれも普通になった。
    こういうお店が当たり前になる日がやってくるのか、どうなんだろうって思ったりした。どうなんだろう?



    スティームパンクで入れたコーヒーを今日はアイスでたのしんでみる。
    フレンチプレスで入れたコーヒーみたいな軽く濁ったコーヒー。氷で冷やしておいしくなるよう、プログラムされているのでしょうネ。
    スッキリとした酸味がとても爽やかで、お腹が燃えるようなコトなくゴクゴク飲めるやわらかな味。
    ちょっとづつファンがつきはじめているのでしょうか…、この前よりもにぎやかでコーヒー片手の社交場みたいな店の空気がオゴチソウ。


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    そういえば、今日オープンしているお店があったはず…、とそれで紀ノ国屋の入ったビルの裏側にある「ベアーズコーヒー」ってお店を覗く。



    小さな一軒家を使った店で、お店の前には祝花。それに埋もれるような小さな入口で、開いているのかわからないほど。
    やっていますか?と聞いたら「ピークが終わって今なら貸し切り状態です」って。
    そもそも飲食店が開店早々、大繁盛で大行列っていうのは不自然。スロースタートで徐々に忙しくなるほうがいいんだよネ…、とお店に入る。
    のんびりとしたおだやかな店。いろんなコトがまだ整っていないんですよ…、と恐縮するのも、なんだかハワイ的でよい(笑)。



    ハワイ島にあるコーヒーがおいしいコトで有名な店。
    そのコナ・コーヒーとワッフルに力を入れているんです…、っていうのでワッフル食べてみる。
    何種類かのトッピングがあり、中でも一番ハワイ的なるマンゴー、バナナにブルーベリーのをたのんで食べる。
    焼けた表面はサクサクで、生地がタップリ空気を含んで焼けている分、軽くてフワッと口どけが良い。ホイップクリームも軽やかで、粉物食べてるっていうよりなんだかフルーツ食べてるって感じがするのがオキニイリ。
    ハワイ出身で、なのにパンケーキを売り物にせず自分のペースでがんばっている。
    がんばってネ…、って思いもしました。オヤツドキ。


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    ところでこのお店の本店があるのがハワイ島のヒロという街。昔ながらの古い町並みが美しいダウンタウンに立地していて、けれど近年、その町並みが随分さみしくなっていた。
    日本もそうだけどかつての商店街が、郊外ショッピングモールに取って代わられてシャッター通りになっちゃう問題。アメリカなんかでも深刻で、そんな町並みを救いましょうっていうプロジェクトを紹介したのがこの動画。



    ペンキで店をキレイに彩る。人が集まりたい要素を作ってあげれば、かつて商店街を中心にしてできあがっていた人間関係が、再生されてコミュニティーが復活するんだという考え方。そしてアクション。
    いいな…、と思った。
    そこで生まれてそこに住み、そこで育った人たちでこそできるサービス、商売をもっと大切にしなくちゃネ…、って思ったりした。オキニナリ。

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