ポワンエリーニュでパンを買う。
新丸ビルの中にある店。
ココができたときにはビックリしました。
家賃の高い丸の内。
天井の高い大きなスペース。
そこに大きなパン焼き窯をドンッと置き、お店のほぼ半分ほどが厨房という贅沢さ。
そこで焼かれるパンは全部で20種類ほど。
一般的なパン屋にくらべて、3分の1位のバリエーションで、しかもひとつひとつがオリジナリティーあふれるモノ。
商品名の下に書かれた説明書きを、シッカリ読み込み理解しなくちゃ買えないパンがズラッと並ぶ。
ひとつひとつが小さいです。
まるでケーキ。
それもとても上等なケーキ屋さんのショーケースに並んでいるケーキのような小さなサイズで、ショーケースの内側にいる販売員の人たちも、パン屋さんには見えぬ姿。
ほどよい緊張、背筋が伸びる。
パンを2個だけ…、家に帰ってちょっと書きモノしなくちゃいけない。
顎を使って、頭に元気をくれてやろう…、とそれでハードタイプのパンを一本、選ぶ。
ルーレっていうパン。
北海道の小麦だけを使って焼いた。
スティック状にクルクル、巻かれるようにまとめて焼いたモノ。
細長く伸ばしたパン生地。
芯にしてるのがベーコンで、先は細くて、ガリッと焼ける。
真ん中にいくに従い徐々に太くなってって焼かれ加減が違って来ます。
モッチリとして、スベスベしてる。
まるでタピオカ。
あるいは米粉を混ぜて焼いたみたいなスベスベ感に、パルミジャーノの風味と香り。
それからパリパリ、焦げてクラッカーのようになったところが混じってたのしいコントラストをなしている。
ベーコンエピのような感じで、けれどこちらは乾いた感じが一切しない、肉感的な歯ざわり、歯ごたえ。
脂の香りも鮮烈で、満腹感を感じます。
それからもひとつサルシッチャ。
イタリア産の豚の香りが濃厚な粗挽きソーセージを角切りにして、クロワッサン生地のようなパン生地で包んで焼いてる。
バターが溶けて薄いパン生地がめくれ上がりつつ焼けていく。
噛むとポワンと肉の香りが飛び出してきて、こりゃ、ワインと一緒に食べなきゃ口が負けちゃう。
そう思って、仕事が終わるの待って残りを食べるコトにした。
お店の名前、ポワン・エ・リーニュ。
点と線っていうフランス語にて、ここを点とし世界中に線を引くようにパンの世界を発信したい…、そんな思いで名付けたという。
たしかに独特…、今度は食パンかってフレンチトーストつくってみようかなぁ…、と思ったりした、そんな今日。
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ところで、「点と線つながり」とでもいいますか…。
二日前の日記にも言及したとおり、アップルのCEOを退いたスティーブ・ジョブス氏。
彼に対して感謝の気持ちをこめて、iPhoneのGPS機能を使った、外周21キロにも及ぶ巨大なアップルロゴを作成して公開した人がいるようです。
東京都心を自分の足を使って移動したその足跡を、GPSで記憶させてグーグルマップ上にそれを反映させてみたというモノ。
リンク先のオリジナルのページをみると、ルートがかなり克明にみれるのだけど、これがかなりオモシロイ。
番町にある大妻女子大あたりからスタートして、半蔵門から霞が関、虎ノ門に六本木。
表参道、原宿それから北参道を経由して、代々木、新宿、若松河田とボクがとても頻繁に使うルートをグルンと回っているのですね。
下がすぼんだ円形で、しかも皇居が齧ったリンゴの凹みを演じているステキ。
葉っぱの部分は神楽坂という、この外人さんの生活圏がちょっと垣間見れるよう。
この人、iPodからアップル商品に触れるようになり、その後、MacBookやiPhoneへとどんどんアップル製品の魅力の虜になったといいます。
たしかにボクも、大昔、Macintoshに魅入られてずっと使っていたけれどコストパフォーマンスのあまりの悪さに一時期絶縁。
スティーブ・ジョブスがたちあげたNeXTステーションに手をだしながらも、のち結局はWindowsにどっぷり使ってしまってた。
ところが今はメインマシンもモバイルも、電話までもがアップル印。
そのキッカケはiPhoneだったという顛末なり…、そろそろエアーがほしいなぁとそんなコトを思う夜。[0回]
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