忍者ブログ
サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
2024 . 04
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    03 2024/04 05
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 30
    カテゴリー
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
    バーコード
    ブログ内検索
    アーカイブ
    P R
    アクセス解析
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    目白の用事をサクッとすませ、それでしばし休憩をする。

    4f18f920.jpeg甘いものを食べながら…。
    しかも季節の甘いモノ。
    目白駅前にある和菓子のお店。
    そこの二階にある喫茶室。
    甘味がとてもおいしくて、だからいつもオバサマたちで一杯になる。
    キャピキャピとしたまるで少女のようなご婦人方の、お花畑のようなこの場所、この空間をオジサンのボクが怪我してしまうのがちょっと怖くて、いつもはご遠慮しているお店。
    けれどこの時期。
    どうにもこうにも、ここにこなくちゃいけない理由がありまして。

    ここにはとびきりの夏の甘味があるのであります。

    夏が厳しくなればなるほど。
    体が暑さに疲れてしまったようなときほど。
    おいしく感じる夏の甘味。
    それで打ち合わせの場所を目白にしたくらい。
    お店に入ると、おばさまたちで今日も一杯。
    2階の茶店は満席で、いつもは使わぬ3階部分でアレを待ちます…、今日の目的のあのアレを。

    生のいちごのかき氷。

    851b87dc.jpegここの夏の名物がこのかき氷。
    全部で30を超える種類があって、宇治金時やレモンにカルピス。
    新旧揃えていろんな種類。
    どれも大盛り。
    天突く山のごとき見事な姿形で、それを壊さぬようにそっと客席にまでもってくる、うやうやしくも丁寧なお店の人の姿がこれまた名物なのでもありまして。

    それらの氷の中でも「崩落系」の氷がいくつかあるのであります。
    例えば小豆。
    例えば生のいちごをタップリ、儚く積もった氷の山の上からかける。
    普通のシロップなんかと違って、重量感があるソース。
    だから自然と氷が崩れて、まるで崖のようになる。
    重たいソースが自然に氷の山を壊すに任せてしまうのも、勿体無くてうつくしくもない。
    だから最初から氷の一部を絶壁状にしてそこに、テロンとソースを塗りつけるようにほどこし、どうぞ召し上がれという粋な工夫で、目にまずおいしい。

    フレッシュ苺を炊いて作ったいちごシロップ。
    ところどころにイチゴが丸ごとのこってて、それと一緒に氷を頬張る。
    口いっぱいにいちごの香り。
    酸味と甘みと、イチゴペクチンのトロンととろみが舌にのっかり、それがヒヤッと氷と一緒にひろがっていく。
    夏のゴチソウ…、今年もここの氷の季節になりました。

    27fa780e.jpegちなみにこれを横から見るとこの不思議。
    かき氷のかたまりが、まるで器に腰掛けてるようなこのさま、とても不安定。
    上から不用意に食べ進めると、絶対、ココがこぼれて壊れる。
    だからまずは、器からでた腰の部分をちょっとすくって口にいれる。

    そうすることで、氷そのものの味を自然と味わうコトになるのですネ。
    これがおいしい。
    まずフンワリと舌に乗っかるその軽さ。
    ヒヤッと冷たく、水の香りが鼻から抜ける。
    そしてすぐさまサラッととけて、おいしい水に戻ってく。
    あぁ、儚い…、なんて切なくやさしいんだろう。
    氷を味わい、それからいちごのシロップ混じりの氷をたのしみ時々、舌にイチゴが残る。
    いろんな味が織り成すおいしさ。
    今日は練乳を追加でかけて、シャリシャリ、凍ったいちごみるくをたのしんだ。

    66fdb9c3.jpegそれからもひとつ。
    実はボクがココで一番好きな「甘夏氷」。

    甘夏みかんを生のまま。
    それと一緒に、甘夏みかんをシロップ煮してそれをタップリかけたモノ。
    いちごの氷は派手やかで、香り、甘みに酸味がゴージャス。
    それに比べてこの甘夏は、派手さもなければ酸味、甘味もほのかでやさしい。
    けれどスキッとくちどけがよく、しかもおいしい苦味が後に残って味をひきしめる。
    とても控えめ。
    食べ進めるとどんどんおいしくなってくる、あと引くおいしさ。
    しかも最後の最後で底から、練乳がとけて氷にまじる。
    苦味、酸味を甘みが支えて凍ったマーマレードのようになって終わっていくステキ。
    大人の夏のかき氷。

    実はこの店…、甘味だけでなく食事がおいしい。
    赤飯弁当とかおむすびだとか、御婦人方のお腹にやさしい上品なモノもあるなか、なんと生姜焼きの弁当があり、これがなんともどっしりとしたスタミナ系の味わいで、なのにどこか上等な味。
    それも食べるかと思いもしたけど、いやいや、夏はまだはじまったばかりであります。
    次の機会にとっておこうと、そう思います…、控えめに。


    関連ランキング:和菓子 | 目白駅雑司が谷駅(東京メトロ)鬼子母神前駅

    拍手[0回]

    PR
    ■ この記事にコメントする
    お名前
    タイトル
    文字色
    URL
    コメント
    パスワード
    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
    ■ コメント一覧
    ■ この記事のトラックバック
    この記事にトラックバックする:
    勇気こそが不滅の条件 HOME メジロデツケソバ
    Copyright © サカキノホトンブログ All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]