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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    映画を觀ます…、マイティーソーという3Dのハリウッド的なる大作映画。
    d70d185c.jpeg実は、みようかどうか迷っていたのでありまして…。
    北欧神話がモチーフで、神の世界と人間世界がリンクしながらひとりの青年がみずからなすべきことに目覚めて世界を救うという物語。
    単なる大風呂敷な駄作か、あるいは壮大な英雄物語になるかおそらく両極端。
    3Dというところにも、ちょっと気持ちが引っかかり、しかも公式HPのトップページにこんなお馬鹿なキャッチコピー。
    「オレ様、神様、マイティーソー」。
    「どんな映画を観ようか迷ったら、迷わずソーに、ソー談だ!」って、あまりのセンスの悪さと頭の悪さにほとんど観る気を失っていた。

    3da0d1be.jpegアメリカでも公開される前は駄作なんじゃないかと心配されてたみたい。
    だからこれを買い付けた会社もちょっとおっかなびっくりだったんでしょう。
    こんなヘンテコリンなコピーでお茶を濁したとしか考えられない。
    ところが5月に公開された、当のアメリカでは予想をまるで覆す、骨太映画でかなりの評価を得ることになる。
    そこで日本の配給会社も、売り方を変えればいいのに相変わらずHPはそのまんま。
    挙句の果てに浅野忠信ハリウッドデビュー作ってコトばかりが伝わってくるへんてこりんな状況に、むしろ意固地になって見にきた感じ。

    で、結果であります。
    これが良かった。
    ボクとしては今年に入って、一番感動した映画。
    いろんな意味で今のボクの気持ちにガツンと飛び込んできたというのもあるでしょう。
    人を救うというコト。
    人の期待に答えるというコト。
    果たすべき責任を果たすというコト。
    そのために、何をし、何を得、何を捨てなくてはならないのか?と、さまざまなコトをひとつひとつ丁寧に問題提起をしては解決してくれる。
    かなり濃厚なカタルシスも用意されているんですね。
    泣けた。
    かなりウウッと嗚咽系の涙がやってきて、3D映画って泣くのに向いていないなぁ…、って思いながらもウウッと泣いた。

    mighty.jpg物語の内容以外に心配してたのが、浅野忠信が使い捨てキャラじゃないかというところ。
    ポスターだって、アメリカ公開用のモノと日本のモノを比べてみると右上の人を入れ替えただけ。
    こりゃ、日本だけのリップサービスポスターかって思って心配していたけれど。
    いやいや、どうして。
    最初から最後まで、死なずずっと活躍してる。
    重要なシーンでは必ず顔を見せてくれててホッとしました。
    なにより彼って、戦う人を演じさせると凛々しくしかも憂いを帯びて、いい雰囲気を持ってるんだと魅力発見…、ビックリでした。
    他のキャストもなかなか良くて、例えば涙ひとつで雄弁にすべてを語れるアンソニー・ホプキンス。
    ブラックスワンで見事な壊れっぷりをみせてくれたナタリー・ポートマンって、やっぱり美人で魅力的な人なんだなぁ…、って再認識。
    それ以外のあまり有名じゃない人達が、だから他の役柄なんかに染まっていないとても自然で雄弁な演技をしていてビックリしました、今一番のおすすめでもある、オキニイリ。

    トレーラーを一枚貼っておきましょう。
    日本語版の予告フィルムもあるけれど、あまりにそれは映画の実体を反映してはいあにのでそれでアメリカ版のを貼ります…、ごめんなさい。



    ちなみに映画の中で一番好きだったセリフがひとつ。
    神の国からやってきた主人公のソーが、ナタリーポートマン演ずる地球の人に言うコト。
    「ボクは魔法と科学がひとつの世界からやってきたんだ」という言葉。
    子供の頃…、あるいは人がもっと素朴で純粋だった頃っておそらく、魔法と科学はひとつ世界で生きていた。
    なのにいつしか勝手に科学と魔法の間に線を引いて、散り散りばらばらにしてしまった。
    魔法と科学の話だけじゃない。
    「ボクは夢と未来がひとつの世界からやってきたんだ」と胸をはって明るくいいたい…、そんなふうにも思ったりした、そんな夜。

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    そうですね
    これは思った以上に良くできの映画でしたね。
    今どきの大作、なのに2時間切る上映時間。
    なのに、ちゃんと尻切れとんぼでも無く内容盛り込みすぎでもない。
    長い原作(コミック)だけど上手くまとめてありましたね。
    (なおかつ、原作知ってる人が見たら、
    クスっと笑えるところも組み込んでたりして)
    原作アメコミだからか、ボクみたいな大きい(オタク系の)ひとたちたくさんで
    場内の温度がちょっと高かったのはご愛嬌(苦笑)
    まりおさん / 2011/07/03(Sun) /
    コミック原作
    > まりおさん
    コミックが原作なんだ、とあまり意識させない神話物語。
    良かったですね。
    それにしてもたしかにアメコミヲタクさま系とでもいいますか、アキバな空気が若干流れていたのが気にはなりました(笑)。
    サカキシンイチロウさん / 2011/07/03(Sun) /
    無題
    この映画、観に行こうか迷ってましたが、面白そうなので観に行こうと思います!
    lovekuma69さん / 2011/07/03(Sun) /
    これまたぜひぜひ
    > lovekuma69さん
    ちょっと大きな音がするので、苦手なところもあるかもしれませんけど、分かりやすくて適度にハラハラドキドキで、絶対のおすすめです!
    サカキシンイチロウさん / 2011/07/03(Sun) /
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