サカキノホトンブログネバネバ蕎麦にママンのシュー

S	M	T	W	T	F	S
					1	2
3	4	5	6	7	8	9
10	11	12	13	14	15	16
17	18	19	20	21	22	23
24	25	26	27	28	29	30

ネバネバ蕎麦にママンのシュー

昼、セブンイレブン。

夏になるとみんな顎をつかわぬ料理が恋しくなってくるんでしょうか？
弁当の棚は冷たい麺やパスタや焼きそばでぎっしり埋まる。
目移りする中。
おおっ、と思ったのがこれ。

納豆と茎わさびの五目蕎麦。

冷たいぶっかけそばの体裁。
五目の内容というのがまた変わってて、納豆、おくら、わかめに茎わさびというネバネバモノと刻んだネギ。
それをネリネリ、麺と渾然一体とさせてズルッとたぐりあげるという趣向。
顎を使わず、喉で味わう。
しかも滋養強壮にピッタリとくる素材と一緒に、おなかを満たすというこの商品。
今の季節には悪くないなぁ…、ってちょっと感心。

ただ冷たい蕎麦をズルズルするだけじゃ体にちょっと悪かろう…、と、それで酢豚を買ってチン。
顎にガツンと揚げ豚がなんだか元気をくれるよう。
ヘルシアスパークリングをブクブク飲んで、余分な脂肪を燃やせれば…、ってそう思いながら昼とする。

そしてデザート。
今週が始まったばかりというのに、疲れているのか甘いモノがなんだか恋しい。
それでこれ。

シュー・ド・ママン。
お母さんのシュークリーム…、という意味でありましょう。
いまどき珍しいほどに普通の形。
こんがり焼けたまん丸シューがプクンプクンに膨らんでいる。
たしかに「ママのサービス精神」旺盛を、絵に描いたようなそんな出来。

実はボクの母のコト。
料理を作るにレシピをほとんど参照しない、とても男ぶりのよい調理人でありまして、だからかお菓子を作るとほとんど失敗。
堅くてガサガサ焦げてしまったシュー生地や、まとまらないままのクリームや。
シュークリームを作ろうとして、気づけばフ焼きドーナッツのクリーム添えみたいのが出来たりしちゃう。
最後の気合と情熱で失敗寸前を修復できる料理と違って、お菓子は科学。
量と温度と時間をキッチリ、コントロールしないと上手に出来ない食品。
その点、ボクの妹は生来の几帳面さからでありましょう…、お菓子を作ると天下一品。
彼女が作るナポレオンパイは極上スイーツでありました。
なんだかちょっと、なつかしい。

空気をタップリ含んでもっさりとした、シュー生地をわしづかみにする。
ズッシリ重い。
甘い香りがこうばしく、パクッとすると、想像以上に中はタップリ。
濃い黄色。
教科書的な色合いのカスタードクリームがこれでもか…、って充填されてる。
甘みよりも塩の風味が際立って、まるで塩キャラメルをクリームの中に溶かし込んだような味わい。
ムチュッと歯茎にまとわりつくよな濃度もとてもクラシック。

嫌いじゃないです…、この味わい。
昼のデザート、平らげる。

ところでそろそろアメリカから「ニューエイジ系」のソフトドリンクが上陸予定…、なのだそうです。

グラソービタミンウォーターなるこれ。

１９９６年に健康ヲタとして有名な人がニューヨークで創業し、セレブ中心に着実に売り上げを伸ばした末、２００７年からコカコーラの一部門として積極果敢に販路拡大に向かっている機能性飲料のニューフェイス。

スタイリッシュ＆ファッショナブル（ちょっと恥ずかしい？）がコンセプトにして、まるでアメリカのファーマシーで売ってるビタミンカプセルみたいなポップなボトルがたしかにクール。
これが日本のコンビニあたりにズラッと並んでスポットライトを当てればかなり、目立つだろうなぁ…、って。
機能にあわせたフレーバーが全部で１５種。
腰痛や関節炎に効く…、のであるとか、コレステロール値を下げる効果のあるのであったり。
日本の「メタボ対策一辺倒」とは違った切り口。
薬事法との折り合いが少々むつかしかろうとは思うけれど、なるべくまんまそのままで早くやってくればいいのに。

上陸予定は「今年の夏」となっている。
沖縄は梅雨もすっかり明けて夏。
東京だって、今日はまるで夏の空。

[0回]

2009/06/29 (Mon) 食品・スイーツ・コンビニ Trackback() Comment(6)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

お菓子＝科学

確かになるほど納得です。
料理は目分量ですが、お菓子作りは材料と手順をきっちり守らないと
えらいことになっちゃいますからね（＾＾；

ただいま、明日撤退する職場の皆様に
ご挨拶がてらに渡すクッキーを自作中なので
余計にうなってしまいました。

それにしてもこのソーダ、まるで飲み物じゃないみたいです。
オーラソーマのボトルみたい(笑)

これを面白がってくれる人がどのくらいいるかなぁと思ったり。
楽しみです♪

setsunaさん / 2009/06/29(Mon) / URL

編集

無題

しかし、ずいぶんカラフルなドリンクですね。アメリカのドラッグストアの匂いがしてきそうです。味もやっぱりあまあまなのかな？気になります。

チキンさん / 2009/06/29(Mon) /

編集

オーラソーマ

> setsunaさん
オーラソーマのボトル。
確かに化粧品っぽい感じではありますよね。
ボクは逆にこうしたカラフルなボトルのシャンプーとかオーデコロンを見ると、飲んでみたい衝動に駆られちゃうんです。
色が発揮するセラピー効果もあるんじゃないかなぁ…、ってさえ思えますよね。

ボクの知り合いのパティシエさんは、お菓子職人はセンチメンタルな科学者である…、ってのが口癖。
かっこよすぎます。

サカキシンイチロウさん / 2009/06/29(Mon) /

編集

容赦ないアメリカ

> チキンさん
多分、容赦ないアメリカンフレーバーじゃないか、って思います。
それはそれで日本にはない文化で、期待大。
こうした商品は変にローカライズされないほうが、いいような感じがしますよね。

サカキシンイチロウさん / 2009/06/29(Mon) /

編集

ビタミンウォーター・・・

シュークリーム。
こちらでは「失敗作」なはずのガチガチな分厚い皮のモノがお店で堂々と売られております。
サクッ、トロ～ンではなく、バリッ、デロッ。
すごく悲しいです。
日本のコンビニスイーツを食べて勉強しなおして！と言いたくなるけど、それがアメリカ･･･とあきらめてます。
この国にいるとあきらめがよくなるのが不思議です。

さてさて、ビタミンウォーター。
これの白いヤツを以前飲んだんですが、マズかったです。
レモンとかなんだかそういう名前がついていたように思うのですが、酸味のカケラもなく、ただ甘い。
泣きたくなりました。
それ以来、一度も買っていません。
種類が最近増えて、ほんとにカラフルで見た目はいいんですが。
懲りちゃったので。
さてさて日本で売るとして、あの味のまま売るのか。日本のドリンク類を見習って改善したのを売るのか。
楽しみでございます。

お菓子作りは化学。
ほんとですね。
料理には気合と勘、間合いなんかが要求される気がしますけれど、お菓子は化学。
パン作りも化学でした。
どーして？っていうくらいシュークリームとロールパンは難しかったし、毎回不出来で、シュー皮はお味噌汁の具（お麩のできそこないみたいだったんで）に入れて自分で片付けてました。
久しぶりに、ケーキが焼きたくなるよなブログ記事。
ありがとうございます。
お母様のナポレオンパイ。
うらやましいです。
きっとサクサクのしっとりなんでしょうねえ。

Sumiさん / 2009/06/30(Tue) / URL

編集

失敗作のはずのシュークリーム

> Sumiさん
まるで頑丈な麩のようなシューでつつまれた、ボッテリとした糊のようなカスタードクリーム。
それを食べるたびに、ああ、アメリカにやってきたんだ…、って思ってしまう。
ボクにとっては、ちょっと特別な食べ物がクリームパフ＠アメリカであります。
繊細さという観念をまるで棚上げしてしまった、アメリカ料理の象徴のような存在ですよね。

ビタミンウォーター。
なるほど、不味い。
それもまたアメリカ。
怖いもの見たさ気分を駆り立てられます。

サカキシンイチロウさん / 2009/06/30(Tue) /

編集

■ この記事のトラックバック

この記事にトラックバックする：

サカキノホトンブログ

[PR]

ネバネバ蕎麦にママンのシュー