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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    原宿で昼。

    877be085.jpeg路地裏のオキニイリ食堂の「食工房 眞」。
    ここで一緒に昼をとりたいって友人と、待ち合わせて来る。
    今日もゴキゲン。
    ウキウキしつつ、新宿三丁目の駅から副都心線。
    明治神宮前の駅で降りてススッと地上に向かう。

    山手線の原宿駅を使わずにくる原宿という町。
    つまりそれは、竹下通りと無縁の原宿というコトで、適度におしゃれで落ち着いている。
    竹下通りの最近は中国系の観光客がかなり目立って不思議な感じ。
    ビデオ片手に、立ち止まってはポーズを決めて写真をパシャッ。
    若い女性は必ずマリオンクレープに行列をして、クレープ買ってカメラやビデオで撮影してる。
    カバンの中にはガイドブック。
    原宿にきたらコレ食べなさい…、って具合に紹介されてるんでしょう。
    ココで撮った写真をブログにアップすると、多分、威張りがきくのでしょう。
    ボク昔、ブルータスやGinzaで紹介されたロサンゼルスやニューヨークのお店に押しかけ地元の人にビックリされた。
    その出来事と同じようなコト。
    場所変え歴史は繰り返す。

    5a81b0e8.jpeg原宿、裏道、街外れのビルの階段、タンタン、二階に上がる。
    お店のドアを開けた途端「いらっしゃいませ」って元気な声。
    カウンターの中には笑顔。
    作り笑いじゃなくって、ニコってそれにつられてこちらも自然に笑顔になる笑顔。

    いつもは程よく混んでる程度のココが今日はビックリ。
    大忙しで、ボクらが座ったその後に、ふた組座ってビッチリ満席。
    それもちょっと前に忙しくなりはじめたばかりなんでしょう…、厨房の中はてんやわんやの大忙し。
    一槽しかないフライヤーや家庭用の3穴レンジはフル稼働。
    それでも決して手を抜かず。
    しかも笑顔で声かけあって、次々料理を作り上げてく。
    料理ができるのに少々時間がかかってしまう。
    けれどみんな、ニコニコしながらユックリ、ユッタリ、カウンター上に用意された扇子をヒラヒラ優雅になびかせ料理ができるのを笑顔で待ってる。
    仲良きキッチン、見てて楽しい、気持ちイイ。

    7ddafee7.jpegかつ煮を食べる。

    カツ丼の上具を別に皿盛りにしたの。
    他の定食は普通の茶碗に軽くよそわれるご飯がこれは、大ぶりな木の丼にタップリもられてやってくる。
    しかも切り海苔がパラっとかかり、カツ煮を乗っけて食べればカツ丼。
    けれどタレで汚れぬ普通の白米も、当然同時に食べられる。
    一度で二回、おいしい料理。

    それにしてもココのご飯は本当においしい。
    お米屋さんをしてたお父さんが炊きあげる。
    しかも自分で炊いたご飯は責任持って自らよそおう。
    決して押さえつけるような無粋はせずに、そっとやさしく空気をタップリ含ませながらふんわりよそったご飯はスベスベ。
    煮汁で汚してしまうのが勿体なくて、だからこうして別盛りにして味わうのがいい。
    カラッと揚がったトンカツが、スッキリとした出汁を吸い込みまろやかになる。
    パン粉衣がフックラ、シットリ。
    徹底的によく溶いて、コシをなくした玉子をフワッと仕上げてくれる。
    良く火を通しておきましたから…、って、まるで玉子のスフレのようになってフワフワ。
    出汁を食べてるみたいな感じの、やさしい味わい。
    ボク好み。

    一緒にいった友人が選んだ日替わり定食の、メインは豚と厚揚げ煮物。

    199ce7f8.jpeg野菜たっぷりの煮物はココの名物で、特に厚揚げ豆腐と一緒に煮込んだモノは本当においしい。
    味醂のテリでツヤツヤしてて、まず目においしそう。
    ゴボウの土の香りが鼻をくすぐる。
    クチャッと豚肉、奥歯でつぶれ、タップリ入ったキクラゲが、プルンクニュンと口の中にて踊るよう。
    なにより豆腐。
    揚げた豆腐の表面にあいた無数の気泡が出汁をゴクゴク吸い込み、トロンとしてる。
    中の白い豆腐の部分はスベスベぷるん。
    噛んだ瞬間、口から滑って飛び出しそうなハリある食感が歯にたのしい。

    ココのお料理…、味のメリハリがしっかりしてて、食べて飽きない。
    例えばカツ煮は薄味で、玉子が含んだ出汁をゴクゴク飲むように心置きなくたのしめる。
    一方煮物はとっても甘い。
    料理屋さんの煮物は薄味で素材の持ち味活かすタイプで、けれどかぁさん的なる煮物。
    それは甘くてコッテリ味で、ここの煮物を食べるとママな味がする。

    61e1d2d8.jpeg家で作ると甘みをくわえる鶏の唐揚げ。
    ここでは甘み控え目で、ニンニクや生姜のような香り調味料をあまり使わず、塩と鶏の風味で味わう。
    一口目には味の情報が少ないがため、アレッて思う…、拍子抜け。
    次の瞬間、一生懸命、舌が必死に味を探ろうとする。
    鶏の味わい。
    脂の甘みやパリッと揚がった皮の食感。
    仄かだけれどたしかな味の情報を口が受け取り、あぁ、おいしいネ…、ってしみじみ思う…、そんな味。

    小さな小鉢料理が10種類ほど揃うココ。
    どれもがシッカリとした手作りで、お弁当の片隅に詰めたらピタッとはまりそうな家庭的なる味わい、姿。
    唐揚げと一緒にとったポテトサラダもキュウリしゃきしゃき。
    ジャガイモしっとり。
    乾燥バジルをそのままちょっとくわえたのでしょう…、パセリの替わりの緑を添えてしかも香りもホワンとさわやか。
    いいアイディアをいただきました。

    唸るほどに満員だったお店も徐々にユッタリとする。
    お腹がふくれて気持ちおだやか、また来なくちゃってそう思う。

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    無題
    わたしもサカキさんとごはんをご一緒したいです!
    キョーコさん / 2010/07/15(Thu) / URL
    もしもご縁がありましたらば
    > キョーコさん
    東京にこられたときに、もしスケジュールが無理なくあうようなコトがありましたらば。
    twitterのDMを送らせていただきましょう。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/15(Thu) /
    無題
    ありがとうございます。
    メッセージ読みました。
    お返事がフォローされていないので遅れません。
    もし可能であればフォローして頂けますか?
    キョーコさん / 2010/07/15(Thu) / URL
    すいませんでした
    > キョーコさん
    フォローさせていただきました。
    気づかず申し訳ありませんでした。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/15(Thu) /
    YUZUに焼き飯、マカロニ、ジュース HOME BUN
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