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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    珍しく渋谷で夜をとなりまして、これまたとっても久しぶりな店にやってくる。
    reikyo.jpg麗郷」という店。
    台湾料理の専門店でこうしたお店の草分け的存在でしょう。
    ボクが東京にやってきたときからここにある。
    道玄坂からちょっと中入ったところ。
    渋谷という街が大人の文化を発信していた頃からずっと。
    スーツを着ないで仕事ができた人たちの、たまり場みたいな役目もその頃、果たしてた。

    54c3923c.jpeg周りは変わった。
    ホスト顔の男の子達がガムをぐちゃぐちゃ噛みながら、大箱居酒屋の呼び込みをする。
    昭和な装いの大人は道路の端っこを歩かなくちゃいけないような、そんなムードのこの街で、なのにこの店。
    中に入ると大人ばっかり。
    しかも平均年齢、50後半じゃないでしょうか?
    ボクが若僧ってまだ呼ばれそうな、アダルトムードに、なんだかニッコリ。
    ホッとします。
    赤い煉瓦の昔ながらの建物に、中も赤い煉瓦に漆喰壁に使い込まれた籐の椅子。
    厨房とホールを隔てるカウンターの上には腸詰め。
    麗しい故郷と書く店名のそのままに、台湾の田舎の民家のような雰囲気。
    タイムスリップとスペースワープが、一緒に襲ってきたよな不思議な感覚、オモシロイ。

    まずは腸詰めでスタートします。
    甘くて噛むと脂がジワッとにじむ。
    肉の香りに八角、五香と中国スパイスの香りがドスンとやってくる、ああ、台湾だって口もグワンと西に向かってワープする。
    ビーフン、それから粽をたのむ。
    台湾料理のステキなとこは、料理の間に区別、隔てのないところ。
    ビーフンだってチャーハンだって、粽もお粥もみんな酒の魚になるとこ。
    そもそも〆って感覚がないんじゃないか…、って思うほど、食べ始めるとずっと食事が続いていってしまうことがある、

    cbeb37ed.jpegハシゴはしごは当たり前。
    しかも人の宴会に乱入するのも当たり前。
    例えば、とある宴会に出席しててメインの豚の丸焼きを食べた直後に誘い出される。
    連れて行かれた見知らぬ人の宴会で、また前菜からスタートし、再び移動で行った先ではいきなりチャーハン、さぁ、どうぞ…、なんてようなことは日常茶飯事。
    たのしければいいじゃない。
    おいしければなおいいじゃない…、ってお国柄。
    ボクは決して嫌いじゃないネ、むしろ好き。

    モヤシ炒めをとって、焼きビーフンと一緒に食べる。
    台湾風の辛子味噌を薬味にそえてシャクシャクハフハフ。
    台湾料理は基本的に塩と醤油のお料理で、とてもやさしく、料理同士の相性もよい。
    粽に腸詰め、そこに香菜そえてパクッとやるのもまたおいしくて、お皿の上で料理するよなたのしさ味わう。

    モヤシ炒め自体も旨い。
    強い火力で焼き上がってる。
    多分、モヤシは自分が焼けてしまったコトを自覚してない。
    だからシャクシャク、歯ごたえまるで生な感じでけれどしっかり火が通ってる。
    家ではできぬこの芸当に、感心しながら味わった。

    6bdc8333.jpegメインのかわりに骨付き豚の揚げ物とった。
    ツァーパイクーと呼ばれる料理。
    ツァーは「炒」で炒めるコト。
    パイクーは「排骨」で骨付きの肉っていう意味ですな…、ゴロンゴロンと塊肉が揚がって山盛りになってくる。

    醤油と塩のたれに漬け込み、中華スパイスで風味をつけた骨付きバラ肉。
    ポッテリとした衣をつけて、低温油でフックラ仕上げる。
    揚げているのに驚くほどに油切れがよく、手づかみしても手が汚れない。
    衣はサクサク。
    脂のところはクチャッと、歯にまとわりつくような粘りけがあり、脂の甘みがジワッとひろがる。
    肉はシットリ。
    適度な歯ごたえ、みずみずしさでうま味濃厚。
    骨付き肉の骨の周りを前歯でチュプっとこそげるように味わって、豚のうま味を味わい尽くす。

    それからとあるイベントがあり、そして時間は10時過ぎ。
    ちょっと小腹が空いたの感じ、それでラーメン食べにいく。

    nagahamaramen.jpg今朝はそば。
    昼はうどんで、夜にビーフン。
    夜食でラーメンと、まるで一日、麺の日みたいな今日の飯。
    これでスパゲティーをおやつに食べてれば、もっと充実したのにネ…って(笑)。

    渋谷の「博多天神」ラーメンに来て、ラーメン食べる。
    ネギラーメン。
    青いネギの緑の部分がスープに浸かって、軽く熱が入ったものは結構、好物。
    生のネギは苦手だけれど、ベリーレアーの青ネギはシャキシャキ歯ごたえ、とてもたのしい。
    麺を硬めに仕上げてもらって、それがツルンと口に入ってやってきて、その歯ごたえがたのしい上にネギがシャクシャク、歯に騒々しい。
    ここのスープは豚骨系でもサッパリしていて、脂を感じぬサラッと味。
    タレが別に用意されてて、それをタップリ入れると博多な味になってく。
    生姜をタップリ。
    高菜もタップリ。
    グルグルかき混ぜズルズルやって、お腹程よく満足しけれど時間は11時前。
    明日は余分にあるかなくっちゃ…、って思いもします、さぁ、寝よう。

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    ■ コメント一覧
    大人なお店
    ここはほんとうに周りのガチャガチャした雰囲気とは別次元での楽しさがありますよね。
    私は厨房の様子を見るのが好きなので、カウンターになるべく座らせてもらうようにしています。
    あぁ、しじみの醤油漬けとか腸詰、食べに行きたい・・・・・・。
    あいさん / 2010/10/06(Wed) /
    カウンター
    > あいさん
    カウンターに座って客席に背を向けていると、本当に台湾にワープしちゃったみたいな気持ちになりますよね。
    しじみの醤油漬け。
    これからますますおいしくなる季節。
    紹興酒がすすんでしょうがなくなっちゃいます!
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/06(Wed) /
    THE中国!
    このお店ってガチャガチャした中国っぽい雰囲気がいいですよね!
    無愛想な店員(笑)とうるさーいのがいいんですよね♪
    そしてやっぱり腸詰ですよね!!
    せーたんさん / 2010/10/06(Wed) /
    いいですね
    麗郷さんの界隈も随分と店の顔ぶれが変わりましたね。
    しかし変わらぬランドマークとなっているのが
    何とも頼もしいです。
    麗郷さん、台南担仔麺さん、龍の髭さん…
    しばらくお邪魔してない店ばかりですが
    これからも頑張って頂きたいです。

    話は変わりますが、最後の三食麺類のお話。
    先日文庫で出たこんな本をご存知ですか?
    「すすれ!麺の甲子園」(椎名 誠)
    http://www.shinchosha.co.jp/book/345619/
    椎名さんが日本全国の名物麺を
    バッタバッタと啜り倒す、痛快愉快な本です。
    ご興味ありましたら、是非。
    タカハシケムヂさん / 2010/10/06(Wed) /
    補足…
    台南担仔麺さんと龍の髭さんは道玄坂小路ではなく、渋谷エリアのお店でしたね。
    推敲前に送信しちゃいました。相済みません…
    タカハシケムヂさん / 2010/10/06(Wed) /
    うるさいのがいい!
    > せーたんさん
    うるさいのがいい!
    その通りと頷きました。
    ぶっきらぼうなサービスが決して嫌じゃないんですよね。
    それがこの店の愛嬌のあるところだって思います。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/06(Wed) /
    龍の髭
    > タカハシケムヂさん
    竜の髭とはなつかしい。
    交番近くの小さなお店。
    随分、お世話になったものです。
    台南担仔麺は、新宿と水道橋にお店を残して、今でも昔さながらのにぎわい。
    渋谷のマークシティー周辺はちょっと変わりすぎたような気がします。
    ご紹介のご本。
    興味津々‥、読んでみます。
    ありがとうございます。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/06(Wed) /
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