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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    土曜の夜に、ゴキゲン女子と一緒に会食…、うーん、たのしい。
    場所は東銀座の小さなパリ…、「パリのワイン食堂」とする。

    a1b0e6c6.jpeg先日、ランチをココでいただき、あまりのコストパフォーマンスの高さにビックリ。
    料理がおいしく安いだけでなく、サービスが良い。
    キビキビしていて正確な上、とてもやさしくほがらかで。
    お店の雰囲気も明るく、キラキラしてて、いいな!って思った。
    今度は夜、と思ってそれで今日のココ。

    ステキであります。
    歌舞伎座が更地になって、この界隈も夜には真っ暗。
    銀座から歩いてくると、一旦、街が途切れて新たな空間が現れる。
    なんだか別の国にきたような「旅の気分」を味わえる。
    夜は一層、はなやかで通りの外まで灯りがキラキラ。

    時間は6時半。
    晩ご飯にはまだ早いかなぁ…、と思いながらお店に入るともう半分以上のテーブルが埋まってる。
    それからほぼ30分ほどで見事に満席。
    フランス料理の店にありがちなカップル客もいわするけれど、4人、5人、6人とグループ客が多いのが特徴かなぁ…。
    それにかなり年齢層が上にも思える。
    ボクらのテーブルの横には、にこやかでおしゃれな60代のおばさまグループがワインをかざし楽しんでいる。

    126b4d81.jpeg厨房にもほど近いテーブルをもらい、さぁ、晩餐のスタートなり。

    ココのワインは基本的に1本3980円。
    その値段で、フランス、イタリア、スペインとワインが100種類ほどもリストアップされている。
    ワインリストの説明も、分かりやすくて適切で、選ぶ楽しみに満ち溢れている。
    ソービニヨンブランのスッキリとしたサラッと系のワインをもらい、乾杯します。

    ヴォートル・サンテ!

    グラスを捧げて宙を見上げる。
    今日のディナーがステキなモノになりますように…。
    そう思いつつ上をみたらば、ランプの傘が目に入る。
    あれ?
    なんだろう?
    どこかで見たことがあるような…。
    しげしげみると、プラスティックのザルだとわかる。
    なんだかちょっとオモシロく、遊び心満点のたのしいアイディア。
    聞けば100均で買ってきたザルを使った自作だっていうのに感心。
    安いだけじゃなく、ザルを通した光のやさしがこのお店の雰囲気にあっていると思うんですよ…、ってお店の人の言葉に納得。
    ザックリとした食感のバゲット…、それからリエットが来て話がはずむ。

    b130c864.jpeg前菜、メインにデザートをメニューから自由に選べて2980円という、プリフィックスがここの売り。
    今日のメニューをみてみると、メインは肉が魅力的。
    牛肉、豚肉、羊に鶏とあまりに魅惑的で、料理の名前を見ているうちにどんどんお腹がすいて来る。
    メインは肉にいたしましょう…、とそれで前菜は野菜をとってお腹の準備をするコトにした。

    ほうれん草とベーコンのサラダをボクの前菜にした。
    深い緑の健康的な、分厚い葉っぱ。
    香りも強く、甘くてしかも苦味が旨い。
    炒めたベーコンの脂をベースに、お酢をちょっと足して酸味をつけたホットドレッシングをかけて葉っぱをドレスする。
    ほんの少しの塩味で、残りはほとんど葉っぱのうま味とベーコンの味。
    カリカリにしたクルトンが、食感と風味を添える。
    そこにポテッとポーチドエッグ。
    白身はキレイに固まっている。
    割ると中からトロンと黄身がこぼれおちてく、それを葉っぱでぬぐいつつ食べるとまるで、口の中でマヨネーズになる。
    かなりコッテリした味わいで、けれどほうれん草の味や香りがなくならぬ。
    なんておいしい…、食欲が湧くよき一皿目。

    0a5cdd3c.jpeg生ハムと根菜類のサラダだったり、スモークサーモンの冷製だったり、シンプルだけど素材の味が活き活きとした前菜ばかり。
    中でも、牛の頭の肉を煮こんで作ったゼラチンでフォアグラを固めたテリーヌ。
    最高だった。
    ムチュンとした牛の煮こごり。
    口の中でユックリとろけて、まるで冷たいコンソメを食べてるみたいな感じに口が襲われる。
    ゼラチン質が溶けてなくなると、舌の上にはほぐれた肉の繊維が残って肉の風味をほのかに残し、なるほど今まで口の中にあったのはコンソメじゃなくゼラチンだったって気づくことになる。
    そしてフォアグラが、ネットリとろける。
    とろけてなおも、香りをなくさずほどよき苦味とうま味を残す。
    緩めのタルタルソースのようなソースグリビッシュが、スッキリとした酸味をくれて、うま味を甘みにかえていく。

    そしてメインがやってくる。

    bc8f29df.jpegメニューに名前を見つけた途端、もう頭の中がこのお料理で一杯になった。
    そんなボクの大好物をメインにします。

    牛肉ヒレのロッシーニ風。
    大作曲家のロッシーニの名前を冠した美味中の美味。
    グリルした牛ヒレ肉とフォアグラのソテをあわせて、ワインを煮詰めたソースをかける。
    ムッチリ、歯にまとわりつくヒレの食感。
    脂をほとんどもたぬヒレに、コクを与える役割をフォアグラがする。
    ヒレのもっているほんの少しの内蔵臭を、隠すのでなくむしろフォアグラのレバーの香りで強調させる。
    ヒレ好きさんいらっしゃい的見事なレシピ。

    ココのヒレ。
    熟成ほどよく、表面コンガリ、けれど中はひやっとレアーに仕上がっていてとてもなめらか、肉感的。
    フォアグラは表面これまたカリッと焼けて、まるでキャラメルみたいな香り。
    切るとムチュンと中からクリーミーな肝がとろけてお肉を包む。
    舌に乗せると、ムッチリねっとり、歯茎に舌に、上顎、下顎、口の中のありとあらゆる場所を撫でつつなくなっていく。
    肉の下にはブイヨンで煮た大根が隠れてて、それをクチュっと口直しにして食べていく。
    そうそう、フォアグラ大根なんて食べ方も、試せたりする…、シアワセなり。

    5a14f52c.jpegパリのビストロの定番中の定番の、ステックフリッツも見事な出来栄え。
    そしてボリューム。
    子供の猪、ウリボウを一匹まるごとローストし、ロゼの状態でたのしむ料理もまた見事。

    骨付の豚モモ肉をグリルしたのを、鍋ごとどうぞ…、とやってくるプレゼンテーションもまたたのしくて、とても気軽でしかもおいしい。
    ランチにきたとき、気持ちいいなぁと思ったサービスも夜は一層、小気味良く、何を聞いてもシッカリとした商品知識があるのがステキ。

    デザートも飾り気はなく、けれどきっちりとした仕上がりで満足します。
    途中でワインを赤に変え、ユックリ時間をかけながら食事をたのしみ、笑って、話す。
    ココの料理のいいところは、気取らず食べててたのしいところ。
    どう食べればいいんだろう?とか、考えながら味わわなくちゃいけない料理は、どんなにおいしく出来てても会話が弾まず、たのしくはない。
    ココの料理は会話を引き出すステキな料理。
    難を言えばテーブル同士の距離が近くて、ちょっと窮屈な感じがするとこ。
    それもむしろ、にぎにぎしくて、気軽な雰囲気と思えば決して悪いことじゃなく、やっぱりとってもこの店は好き…、またまいりましょう、ごちそうさま。

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    ■ コメント一覧
    素敵な雰囲気
    以前のランチの時の写真や、サカキさんの文章も印象に残っていますが、夜もまた素敵なんですねー!
    東銀座か・・・うーん、行ってみたいです。
    ちょっと窮屈なテーブルの配置、お隣りさんとふとしたはずみで会話が始まりそうですね。
    ほうれん草のサラダ、私の好みです。
    食べたいなー。
    昨日、来月日本に研修に行く米国人同僚(数回日本に仕事で行っています)と、日本のおいしいものの話で盛り上がったばかり。
    ラーメンとギョーザ食べたいね!って話していたんですが、こういうお店にも行きたくなっちゃいました。

    よい日曜日を!こちらはスーパーボウル・サンデーです!
    ねえねえさん / 2011/02/06(Sun) /
    日本の料理
    > ねえねえさん
    日本の料理って本当においしいなぁ…、ってシミジミ思いますネ。
    日本の和食だけでなく、日本のイタリア料理や日本のフランス料理。
    そして日本の中国料理もおいしくってしょうがない。
    日本に生まれてこうして生活していることを、本当に感謝するような夜でした。
    ほうれん草のサラダ。
    あと、2、3人前は平らげられそうなおいしさでした!
    サカキシンイチロウさん / 2011/02/06(Sun) /
    2月10日11日東京行き
    この日記に書き込むご無礼をお許しください。
    以前、日記にコメントしましたmioと申します。

    オキニイリの店とサカキさんお勧めを検討した結果、以下の行程を立てました。
    10日の朝6時新宿着。

    築地に向かい『つくでん』さんの立ち食いおでんでお腹を暖めたあと『小田保』かきミックスか『かとう』のたら豆腐。
    お昼のお弁当に『鳥藤』さんを購入予定。

    夜は友人3人でと『ウシカイ』です。公私共にストレスを抱えた友人と、日本帰国が確定して浮かれてる人とテーブルを囲むので、ざわついた空気が助けになりそうです。

    昼はせっかくなので、この『ワイン食堂』してみます。
    女一人だときらびやかなお店に足を伸ばしにくいものですが、こちらならグラスワインを楽しめそうです。

    お客さん皆が食べるぞモードになったお店が好きです。ゆっくりできることも良い飲食店の条件ですが、一人で店に入る場合、活気を分けて欲しい時がありますから。


    エネルギー切れを感じると、駅の立ち食いそばを利用したくなります。多分、オジサンたちの勢いを分けてほしくなるからでしょう。
    大急ぎで食べて、自分も戦うサラリーマンになった気で頑張るのです。
    サカキさんの蕎麦、うどん記事からも似た活気を感じるから重宝してます。

    しかーし、お一人様オンナノコで活気を貰いたいとき、手頃な店はありません。
    複数人対応か、カフェでまったりか、アルコールの店になります。
    食堂需要はないのかしら?


    久しぶりの東京行き。
    築地の食欲旺盛タイプのエネルギー。
    ウシカイさんの貪欲な企み。
    ワイン食堂の骨太だろうランチ。

    楽しんできますね。
    コメントを書いてる今から楽しみが始まってます♪

    mioさん / 2011/02/08(Tue) /
    充実した休日
    > mioさん
    充実した東京ホリデーになりそうですね。
    築地では「かとう」さんよりもボクは「小田保」のフライの方が好きですね。
    ご飯がモリモリ食べられる。
    もし、築地でお時間があれば米本コーヒーの本店でエスプレッソでも(http://yonemoto-coffee.com/)。
    築地で働くおじさんたちが、嬉しそうにエスプレッソを飲む姿も、また粋でありますよ。

    もし東京のどこかですれ違うコトがありましたらば、ぜひ、お声がけを!
    サカキシンイチロウさん / 2011/02/08(Tue) /
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