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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    ひさしぶりに銀座ではじまる今日の一日。

    07d696f2.jpeg丸の内線を乗り換えず、そのまままっすぐグルンと皇居の下側をなめるようにしてやってくる。
    ここ数日は毎日天気がおだやかで、徐々に春になってくるのがわかるよう。
    吹く風おだやか。
    空が青くて明るいというのは、なんともステキでありがたいコト。
    今週末はお花見日和になるのでしょうネ…、今からちょっとウキウキします、金曜日。

    それにしても丸の内だとか西新宿とか、最新式の超高層ビルが林立している街はこれから大変でしょう。
    構造的に窓が開かないようになってる。
    冷暖房と言う以前に、換気、給気のすべてが電気でまかなわれていてこれから暑くなったらどうなるんだろう?
    その成り立ちからして電気を大量に使うことが前提のビル。
    仕方ないからとそこだけ優先的に通電するのも不公平だし、その点、古いせいぜい10階建てくらいのビルはこうしたときにしぶとい。
    窓を開ければなんとかなるかもしれないくらいが本当は、人にやさしいビルに違いない。
    ボクの部屋も7階建ての4階で、その気になればなんとかなりそう…、ありがたい。

    02aa02b6.jpeg「はまのや」に来る。
    ここもなんだかひさしぶり。
    三菱地所的几帳面で面白みのない、けれど構造しっかりとした古色蒼然たるビルの階段タンタン下におり、お店に向かって一本道を近づいてくと、お店の人がお冷グラスを片手にニッコリ、待ってくれてる。
    この時間。
    こうして地下に下りてくる人はほぼ間違い無くここのお店にやってくる。
    だからニッコリ、「おはようございます」って待ってくれてる、うれしい限り。

    いつものようにサンドイッチをたのみます。
    ハムと玉子。
    パンはトーストしてくださいな…、と。
    シャカシャカ、玉子をとく音と、それに続いてじゃじゃっとそれが焼ける音。
    厨房の中がにぎやかになり、そうしてこれがやってくる。
    いつもの通りにニッコリします。
    シャキシャキとしたレタスとムチュンとハムの食感。
    朝の口にみずみずしい。
    玉子はフックラ。
    塩とバターのうま味がシッカリ玉子に入って、口の中が潤う感じ。
    今日は不思議とサンドイッチの注文が、たてこんでいてそれでちょっと忙しかったのでありましょう。
    サンドイッチの一切れ一切れの幅がちょっと不揃いだった。
    それもにぎやか…、オモシロイ。

    8b422a8e.jpegところでこの店。
    メニューをみると、サンドイッチの表記がなんと「サンドゥイッチ」になっている。
    サンドイッチと平坦な日本語式のアクセントじゃなく、「サン」の部分に一番強いアクセントがある。
    英語的なるサンドイッチをカタカナにするとたしかに「サンドゥイッチ」になる。
    昔から、この表記法なんですよ…、って。
    さすが日本のハイカラタウン。
    勉強になる、って思うなり。

    ピカピカ、キレイに磨き上げられたシルバー類。
    シュガーポットにミルクピッチャー。
    サンドイッチ用の塩の容器の頭の部分も見事にピカピカ。
    ただよくみると、細かな傷が無数にビッシリ入ってる。
    使い込まれて、磨きこまれて、それで付いた刷毛状の傷。
    それが本来冷たいステンレスのその表面に表情与えて、キラキラしてるのに冷たい感じがしないのですね。

    a43d1fbf.jpegコーヒーカップもよくみると、細かなひっかき傷が無数についている。
    くすんだ感じ。
    決して汚れているのじゃなくて、ここでこうしてずっと頑張ってきた証。
    いとおしいなぁ…、ってふと思う。

    酸味を帯びた昔ながらのここのコーヒー。
    カップも熱々。
    中も熱々。
    やってきてすぐ、口を付けると思わずやけどをしてしまいそうなほどに熱々。
    熱さも過ぎると味を損なう。
    なにより風味が損なわれる…、ってこうした熱さを嫌う人もいる。
    考え方はさまざまで、昔ながらの飲み方をなぞってみれば、この熱々の必然性がわかったりする。

    砂糖を入れます。
    スプーンで二杯、あるいは三杯。
    ちょっと多めに入れてそれを、グルグルグルグル。
    ずっとしばらくかき混ぜる。
    なにか考えごとをしながら混ぜると尚よし。
    グルグルグルグル…、今日のお昼はなんにしよう…、と思いながらもグルグルグルグル。
    ほどよく手首が疲れたところで、ミルクをススッと注ぎこむ。
    遠心力で渦巻くコーヒー。
    そこにたちまちクリーム色の渦巻きができ、その渦巻きがキレイにコーヒーに溶けてなくなるくらいまで、ジッとカップの中を見つめる。
    そしてやおら、カップを持ち上げ、フウフウしながら飲むとほどよく熱く感じる。
    昭和のコーヒーは、ひとすすりまでの時間をたのしむ飲み物だったのでありましょう。
    今朝もそうして砂糖をいれて、ミルクタップリ、ススッとすする。
    酸味と苦味が口いっぱいに広がって、昭和の味が気持ちをなんだか華やかにする。
    こんなコーヒーがおいしく感じる、今更ながら大人になったような気がする、さて仕事。

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    ネコスタさん / 2011/04/08(Fri) / URL
    たのしい仲間
    > ネコスタさん
    気のあったたのしい仲間と一緒にすごす、おいしい時間。
    これほどステキなモノって他にないですよね。
    ボクも今日は久しぶりに夜更かししました。
    ずっとしゃべって、ずっと食べて、ひさしぶりに気持ちが豊かになりました。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/08(Fri) /
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