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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    日比谷で韓国料理の昼とする。

    85618c92.jpegBIANっていう店。
    美庵とも書く。
    ビアンとも書き、そして読む。
    スンドゥブチゲが名物の店で、とは言え韓国料理っぽさを極力排除しつつ成功したお店。
    韓国料理のお店として評価しようとすると突込みどころが満載で、けれど結構、面白くって好きな店。

    大久保出身ではないこのお店。
    もともと本店が恵比寿にあって、体にやさしく美と健康を手に入れられる!をテーマのカフェとして誕生をした。
    結果、辛いもので新陳代謝を促しながら、栄養豊富な豆腐をおいしく食べられるスンドゥブチゲがメインの料理になっていった。
    そんなココのストーリー。
    だからスンドゥブチゲと呼ばずに「SUN」と呼んでる。
    それがかつてはオシャレな感じ。
    今では別にスンドゥブチゲと呼んでもいいか、と思いもするけど、ここのスンドゥブ。
    他のどんなスンドゥブともちょっと違った独特で、だから「SUN」と呼んだほうがいろんな意味で居心地いいのかもしれないですネ。
    bian.jpg有楽町から帝国ホテルに向かう途中。
    ゴジラの彫像や、ジャパンムービースターの手形が埋まった歩道を横目にみながら「シャンテ」というビル。
    その地下2階。
    このビル、開業当初は日比谷、銀座界隈のハイソな女性を対象としたハイファッションとリュクスな飲食店を揃えて注目されてた。
    けれど今ではお迎えさんが宝塚劇場ということもあるのでしょう…、ヅカファン用のお店やあるいはエステ系のお店が幅を効かせてる。
    まぁ、それもひとつの生き残り策のひとつでござろう、オモシロイ。

    5aecda92.jpegそんな中で開業当初からずっとお店をやっているこのお店。
    カフェな感じがプンプン漂う、居心地の良いステキな空間、いい感じ。
    昔、ここではじめたときには「ほぼスンドゥブチゲ」の専門店。
    ところがそれだけではお客様の層がひろがなかったのかもしれません…、今では冷麺、ビビンパやクッパまでもが揃ってる。
    韓国料理のご飯と麺モノが幅広く揃ってて、しかもそれらもちょっとお洒落に仕上がっている。
    野菜を美味しく食べられる。
    それがテーマで例えば冷麺なんかも野菜たっぷり。
    なんつたって「食べるエステ」がテーマの料理作りであります。
    だからか年令問わぬご婦人方とメタボを気遣うオジサンたちが同じ空間を共有している。
    なんだかちょっといい感じ。

    スンドゥブチゲとご飯のセット。
    辛さを4段階。
    ベリーマイルド、マイルド、ホット、ベリーホットの中から選べる。
    いつもはベリーホットを選ぶ。
    けれどさすがに今日はお腹の調子も本調子じゃない。
    だから普通のホットを選ぶ。
    10種類くらいのトッピングメニューが用意されてて、韓国のりを選んでたのむ。
    しばらく待ちます。
    15分ほど。
    白米セットもあるけれど、やっぱりココでは石窯ご飯を食べたくて、それで待ちます。
    注文してから炊き始める、五穀米でそれが炊けるまでの間を、ユッタリ気分で待つと、どんどんお腹がすいてくる。

    0493097e.jpegお待たせしました…、とまずはご飯の石窯がくる。
    目の前で蓋をとり、シャモジでご飯をグルンとかき混ぜ、再び蓋して3分ほど蒸らしてください…、と。
    そしてチゲの入った石鍋がくる。

    真っ赤。
    しかもグツグツ沸いてて、それをスプーンでかき混ぜる。
    タップリの豆腐。
    そして玉子が崩れて壊れて、どんどんとろみがついてくる。
    スープというよりソース。
    それもかなりポッテリとした濃厚なシチューっぽさを持ったスープで、そこに具材があれこれ混じる。
    ひき肉タップリ。
    それがホツホツした食感と、コクと風味を出している。
    うま味を出すためイカのゲソ。
    タマネギ、ニンジン、ズッキーニ…、かなり多くの野菜が混じり、ゴロゴロザクザク。
    スプーンですくってまずは一口…、程よい辛味でお腹のありかがポワンとわかる。
    一口、二口、チゲだけ食べるとどんどんお腹が汗をかく。

    そしてそろそろご飯を食べる。
    塩をほどよく加えて炊いてる。
    だから粒のひとつひとつがスベスベ、ホツホツ。
    奥歯をコツコツ、叩く感じが気持ちいい。
    白米なんかにくわえてかなり、情報量が多くてそれで食べててたのしい。
    しかもこのホツホツに、ポッテリとしたトーフペイストがからんでくるのでありまして。
    舌の痺れを五穀米がやさしくぬぐって、リセットさせる。
    ヒーハーしながら、汗かいて体が中からユックリ動く…、そんなご飯の昼とした。



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