サカキノホトンブログ茶空楽

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茶空楽

ひさしぶりに茶空楽にくる。

引っ越してからすっかり不便で遠くになったと思い込んでた淡路町。
電車にのっていつもの駅を乗り過ごし、ちょっと遠回りをすれば地下鉄一本ですんなりいける。
遠く思うのはボクの勝手な思い込み。
ボクの駅で程よく混んだ地下鉄が、次の駅で満杯になり、
それが一駅ごとに人が減り、まるで貸し切り車両になったみたいな頃合いで、この駅に着く。
ちょっとした旅行気分のほどよき距離感。
むしろ、早く起きたときに出勤前の寄り道するには決して悪くない場所だ…、って先日やっと
気づいて、それでやんわりやってくる。

グラスにたっぷり氷を入れて、カテキン緑茶をなみなみ注ぐ。
カメラを向けてパシャッと撮ると、お店の壁の白と緑のまるで抹茶ラッテのような背景とグラスのお茶がにじんで、うっとりするよな景色が撮れる。
このさわやかが朝のごちそう。
日本のホテルのコーヒーショップで、ここほどクールでヒップなお店は他にはないんじゃないのかなぁ…、って。
そう思いながら、料理をあれこれ集めます。

産地や生産方法にこだわった、野菜がメインのバフェからあれこれ。

五穀米。
酸味と風味が抜群の赤味噌つかったお味噌汁。
なかにはたっぷり豆腐とワカメ。
おかずを盛るための木の皿に、スライスオニオンを真ん中におき、キュウリに煮た茄子。
スイートコーンにオクラにレタス。
さっくりと煮て、甘ぁくなったサツマイモ。
ソーセージだとかツナ缶や、スクランブルエッグを周りに乗っけて飾り付け、けれど主役はキッパリ野菜。
健康的を絵に描いたよな、朝になります。
いただきです。

夏は野菜をおいしくさせる。
みずみずしくて、香りも深く鮮やかで、いつも以上に体にしみる。
特にタマネギ。

実はずっと、生のタマネギは好きじゃなかった。
生に限らず、料理にタマネギを使うこともあんまり好きじゃなかったほどで、理由は甘み。
それに独特の鋭い匂い。
野菜だから有機物のはずなのに、なぜだか金属っぽい不思議な匂いがするのが嫌で、だからながらく、スライスオニオンとは無縁の生活。
それがいつ頃からでしょう。
きっかけはとあるところで食べた芋サラ。
マヨネーズでトロンとうまみを整えられた普通のポテトサラダに見えて、実は中にたっぷりスライスオニオンが仕込まれていた。
そのシャキシャキ。
その甘み。
そしてその力強い苦みを帯びた匂いが決して、そのとき不思議と嫌じゃなかった。
今では時折、自分でこっそりオニオンスライス作ってポン酢で食べるほど。
今朝もシャクシャク。
サラサラの血が体中を駆け巡るよう。

オーガニックの小麦を使って胚芽ごと、焼いて作ったバゲットを焼く。

パンの端っこ。
くるんと丸まり、コロンとしたとこだけを選んでトースターでこんがりと焼き、そこにバターをポッテリと置く。
みるみるうちにバターがとろけて、パンの表面をしっとりさせる。
そこのフルンとママレード。
パクッと噛んで、噛みしめる。
同じ炭水化物なのに、ご飯と違ったカサッと乾いて、塩味、甘みがほどよく混じる風味豊かな顎のごちそう。

オーガニックのコーヒーとともに、コックリ食べて、満足す。
それにしてもここ。
去年までいた、ちょっと浮世離れしたエキセントリックな雰囲気の、ちょっとChara似の女性スタッフがやめてしまってちと寂しい。
ステキなお店はステキな人がいて完成する。
お店の空気を代表するよな、ステキな人に恵まれる店はとってもラッキー。
彼女はどこで、何するひとぞ…。
なつかしい。

ところで、ちょっと不思議な画像を発見しました。
地獄初、天国行きにて、また地獄まで逆戻り…、ってというゴシックにしてゴージャスなかなり独特なショートムービー。
ビデオアーティストのMarco Brambilla氏の、Civilizationという名前の作品なのだそうですが、いったい、どんな使われ方をしているのでしょう？
問題です…。

Civilization by Marco Brambilla from CRUSH on Vimeo.

実はこれ。
ニューヨークのThe Standard Hotelからの依頼で作られ、実際、そのホテルのエレベーターの中に投影されているんだそうです。
エレベーターの昇降にあわせて画像が上に下にとスクロールする。
なかなかたのしいアイディアにして、でもこんな画像が流れるエレベーターに乗って誰も怒らぬホテル。
さすが、ウェストハリウッド発のヒップなホテル。
ニューヨーク進出に際して選んだ場所も、あのミートパッキングディストリクトでありまして、確信犯的この見事。

デザイナーズホテルとかって、ちょっとクールなデザインにしたホテルが結構できてはいるけど、こうした趣向をすべての人が戸惑わず受け入れるだけの「デザインコンシャス」で「ヒップ」なゲストが日本には圧倒的に欠けているのでありましょう。
Wホテルがやってくる。
そういいながら、未だその計画がはっきりしない日本って言う国。
なんだかちょっとかっこわるい。

ところで…。

昨日のジョナサンの日記の中で、ボクのパソコンが老いぼれだってけなしたからでありましょうか？
ボクのノートPCがへそまげて、立ち上がらなくなっちゃいました。
メインマシンがお釈迦になった。
古いPowerBookを引っ張りだして、四苦八苦しつつの日記のアップとなりました。

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2009/06/30 (Tue) 東京以外のレストラン Trackback() Comment(2)

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あらら・・・。

メインパソコン、壊れちゃったんですね・・・。いっそのこと、新たにMacを買い足したり、iPhoneなぞ購入しちゃいません？（笑）ってそうはいきませんよね・・・。私も一応WindowsXPのノートパソコンを持ってはいますが、最近はすっかりMac一筋です。何だかんだでこっちの方が楽しいんですよね〜。

りりこりあさん / 2009/06/30(Tue) / URL

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ひさしぶりのMac

> りりこりあさん
久しぶりにマックの世界に、戸惑いながらもああ、なつかしいなぁ…と。
もともとボクがパーソナルコンピューティングの世界にやってきたのは、アップル様のおかげでして、だから本当はこっちの方がボクの故郷。
しばらくは古いマシンでがんばりましょうか…と、思っています。

ああ、MacBookPro。
ほしいですなぁ。

サカキシンイチロウさん / 2009/06/30(Tue) /

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