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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    車で移動の途中、交差点でとまった途端にぐらりと揺れる。大きな地震でビックリします。すぐに高松にいる母に電話をかけて、そっちはどうよ…、と聞いてみる。
    東京にいた頃は、こんな程度の地震でビックリしないけれど、さすがに今日は飛び上がったわ!と。



    とはいえ大事はないようで、よかったよかった…、と、安心したらお腹がすいたことに気づいた(笑)。
    「与作」という徳島市の郊外にあるお店でうどんを食べることにする。
    もう何十年もうどん屋さんでやってきて、最近、夜にはおいしい焼き鳥を食べられるようにしたお店。でもほとんどのお客様がうどんを食べにやってくるので、最近うどんをおいしくしたんだ…、と。それで試食もかねての食事。



    たらいうどんという、徳島の郷土料理のひとつでしょう。
    茹でたばかりのうどんをたらいに移して食べる、釜あげうどんのような食べ方。本当は大きなたらいを囲んで、みんなでたぐる食べ方なんだけど、ココではちょうど一人前。そこに天ぷら、ばらずしがつきひと揃え。



    イリコの香りがポワーンと漂い、醤油の風味が強烈な強めのタレにトプンとつけてスルスル味わう。
    讃岐うどんほどコシが強くなく、九州うどんほどなめらかじゃない。ムチムチしていてストンとお腹に飛び込んで体を芯からあっためる。
    徳島名産のスダチの香りがさわやかな酢飯の中に甘辛味に煮込んだレンコン、ゴボウにニンジンと具材たっぷり。エビと一緒に甘い金時豆が入っているのが徳島流で酸っぱいご飯の合間の甘みが互いを引き立ておいしくさせる。
    田舎の味にホっと気持ちがほぐれます。


    関連ランキング:うどん | 板野駅



    仕事をいくつか、たのしくこなし、東京向けての飛行機までの時間が少々。消化にいいうどんで昼をすませたからでしょう…、何か無性に食べたく思う。



    駅前にあるそごう百貨店の地下にある「橋本」という蕎麦屋に入る。
    徳島の老舗のひとつで、昔、ご縁のあった店。
    四国といえばうどんの島ではあるけれど、ココ徳島には蕎食文化が昔からある。祖谷という山間地方で、かつて主食で食べられていた。
    その食習慣が平野部にまでしみだして、独自の食べ方を生んだんだという。その食べ方を今でも守り続けているのがこのお店。



    蕎麦米定食というのをたのむ。
    蕎麦米とかいて「そばごめ」と読む。蕎麦の実をそのまま食べる食べ方で、その蕎麦米と蕎麦がセットになってる定食。
    お盆の上に朱塗りのお椀。蕎麦が入った茶碗が2つに、徳利に湯桶。どれも上等な器ばかりで、目にうるわしい。蕎麦米が入った朱塗りのお椀の上には徳島名産のスダチがのっかり、みずみずしさにニッコリします。



    蕎麦はクルンと丸めて、ネギと大根おろしを添える。新潟のへぎそばが波打つように盛りつけられてる…、それをひと波取り上げて茶碗に写したような姿が独特で、これに熱いタレをかけて味わう趣向。
    その出汁も、イリコの香りが強くて、それで蕎麦の香りが消えるかというとしっかり蕎麦の風味は残ったまま。冷たくされて閉じ込められた蕎麦の香りが、熱々の出汁で目を覚まし、香ることをはじめたようなそんな感覚。オモシロイ。



    そして蕎麦米。
    蓋をあけるとたっぷりの出汁。醤油風味で出汁の旨みがドッシリとしたスープの中には竹輪に鶏肉、しいたけ、銀杏、青菜に昆布。雑煮の具材のように見え、けれどしゃもじですくうと、中からたっぷり蕎麦の実。
    ホツホツしていて、なのに噛んでくうちにトロリと蕎麦の粘りを吐き出していく。
    素朴な味わい。けれど決して貧しくはなく、豊かな風味と食べ心地。
    スダチをシュッと搾ると出汁のエグみがとれて、甘みすらをも感じるステキ。
    さぁさぁ、そろそろ飛行場へと向かう時間となりました。


    関連ランキング:そば(蕎麦) | 徳島駅

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    無題
    お蕎麦の盛り付け素敵です!蕎麦の実もおいしそうですね。色々な食べ方があるんだなあって勉強になります。
    余震は大丈夫でしたか?最近方々であるのでちょっと怖いです(>_<)
    すうさんさん / 2015/02/06(Fri) /
    目のゴチソウ
    > すうさんさん
    丁寧に作られたお料理ってステキですよね。
    日本って地方地方に特別な料理があって、本当においしい国なんだって思います。
    地震続きの四国。
    大事がなければと思います。
    サカキシンイチロウさん / 2015/02/07(Sat) /
    地震お見舞い
    地震、たいしたことなく何よりです。4年前の大地震の時、私は吉祥寺のミスドにいました。揺れてる最中から、チーフらしい女性が他の人に指示を出し、揺れが収まってからはイートイン一人一人のところに「大丈夫でしたか」と、声をかけて回ってくれた。きちんとした教育がされてるんだなと、感心したものです。
    mori_suguruさん / 2015/02/09(Mon) /
    有事の時こそ
    > mori_suguruさん
    互いが気づいかいあって、いたわり合う気持ち。
    大切ですよね。
    大きな事故にならず、街全体がすぐに平静を取り戻す。
    ありがたいなぁ…、と思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2015/02/09(Mon) /
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