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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    北に向かって淀屋橋。高麗橋という街にくる。



    江戸時代から呉服店やら両替店が並ぶ由緒正しい町で、今でも小さな独立系の証券会社や、金融機関の支店がズラリと建ち並ぶ。
    最近は高層マンションが次々できて、空の景色は変わったけれど、昔の瀟洒な建物もしっかり残って、独特な雰囲気醸し出している。
    大阪という町でも好きなエリアのひとつ。



    鰻を食べよう…、と本家柴籐にやってくる。
    創業280年。15代目を名乗る老舗で、店構えだってなかなかのもの。
    座敷に向かうエレベーターの前に新聞が置かれてて、どうぞお好きに…、と。
    鰻の準備に時間がかかる。だから新聞でも読んでのんびり待ってくださいってことなんでしょう。座敷にあがると畳の香りがすがすがしくて、背筋がしゃんと伸びる凛々しさ。



    ちなみに日経新聞がどっさり積まれておりました。
    座敷に後から上がってきたおじさんたちも、パリッとスーツを着こなす証券マン的装いで、東京の兜町や日本橋にもそういや鰻の名店がある。
    うなぎ登りの相場を喰らおう…、とゲン担ぎする習慣があるっていうコトもあるんだろうけど、相場なんていう正体不明でつかみどころがないモノを扱ってると、なかなかつかめぬ鰻を食べたくなるんだろう…、って思って笑う。



    塗りのお重に塗りのお椀。蓋をあけると「本家柴籐」の文字がある。
    誇らしげな器の中には、ぎっしり鰻。表面キレイに埋め尽くす。
    ボクは江戸前の蒸して蒸してホロホロにした鰻の蒲焼がちょっと苦手で、鰻はやっぱり上方風に限ると思う。
    蒸すのは余分の脂を落とし、ふっくらさせる一工夫。鰻のねっとりした食感に、脂ののった濃厚な味をそのまま豪快に味わう食べ方。ひさしぶりにてお腹も小躍り。



    しかも「まむし」と贅沢します。
    ご飯をうっすら、そこのまずは鰻の蒲焼。それから再びご飯をうっすら。上に再び蒲焼乗せて味わう上方流儀のゴチソウ。
    東京でもまむしスタイルで提供する店があるけれど、上方風の脂ののった鰻なればこそ、ご飯の間の鰻はふっくら…、脂をご飯に移してやさしい味わいになり、上の鰻はムッチリしたまま。一度に2つの鰻の風味が味わえる。どこを食べても鰻というのがなんとも贅沢。大ぶりな肝が入った肝吸いもまたゴチソウで堪能します。


    関連ランキング:うなぎ | 淀屋橋駅北浜駅なにわ橋駅



    夕刻移動で新大阪で在来線から新幹線へ。



    在来線の駅ナカがキレイになってフードコートの様相呈して、なかなかにぎやか。
    豚まんの蓬莱のお店の前にはずっと行列。さすがの人気を感じさせ、大阪の人は本当はそんなに食べないんだよ…、ってケンミンショーでバラされた串カツの店には府民なのかよそ者なのか、中途半端な時間であるにもかかわらず、なかなかニギヤカ。

    たこ焼き食べます。「くくる」という店。



    道頓堀に本店があり、新大阪の駅の周りや駅の中。新幹線のホーム下にもお店がある。
    100歩歩くともれなくくくる…、そんな感じのお店だけれど、まぁ、おいしいからしょうがない。
    それにこの店、可愛い女性スタッフが一生懸命、長ぁいピックを二本持ち、器用にたこやき丸めていました。それを見ながらぼんやり待って、焼きたてのコレ。



    ソース、マヨネーズ、おかかに青のり。それを全部かけますか?って聞かれて当然、全部と答えてそれらが全部。
    ただ、鰹節がのったところとそうじゃないとこ。青のりまみれのところと青のりが鰹節に負けてるところ。マヨネーズののっかり方もところによってまちまちで、いろんな味でたのしんでという、これが趣向ならかなりの手練れ(笑)。
    ぽってりとしてふわふわで、粉というより玉子と出汁の風味が強く、舌の上でトロリととろける。大きなタコもタップリで、大阪の旅のよきしめくくり。新幹線にて一時間ほど旅をする。

    拍手[4回]

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    ■ コメント一覧
    いつも新鮮
    鰻、4枚のっているのですね…!初めて見ました!
    大阪行きたい( ノД`)
    こちらのブログで、知らなかったことを読むことができて本当に楽しいです。早く飯田橋の玉子サンド行かなきゃ!
    Marikaさん / 2015/06/19(Fri) /
    4枚✕2
    > Marikaさん
    上に4枚。そしてその4枚の下に4枚。都合8枚のうなぎを食べることができるという贅沢。
    たまりません。
    飯田橋のたまごサンド…、また食べたくなっちゃいました。
    サカキシンイチロウさん / 2015/06/19(Fri) /
    うなぎてこんなおいしいのかと思いました
    忘れてましたが、10年以上昔にこのあたりで働いてた時、上司に連れてもらってひつまむしご馳走になりました。
    私が退職・上京後、若くでなくならはったと聞いたままでしたが、自分で食べられるようなりました、という思いを込めて、今度帰った時に行ってみようと思います。思い出させてもらって、ありがとうございます。

    あのエリアだと(北浜からちょっと離れてますが)堺筋本町にあるゼー六のアイスモナカも懐かしい味です。
    コルさん / 2015/06/19(Fri) /
    鰻とたこ焼きと西の味
    キャー、なんて贅沢!!
    東京に来たばかりの頃、鰻の開き方の違いに「切腹するのは鰻なのに…魚は普通に腹を開くのに…」と思ってました(^_^;)
    東の鰻も西の鰻もそれぞれ好きですが、別物だなぁ…と思います。

    東京でたこ焼きといえば銀だこ。でもやっぱり大阪のたこ焼きとは別物。大井町阪急のテナントにたこ焼き屋さんが入ってましたが、お味のほどはどうなんでしょう。
    大井町は東京にあって西の雰囲気が強く、行くといつもホッとする街です。
    RHEIAさん / 2015/06/19(Fri) /
    知る人ぞ知る
    > コルさん
    このエリア。おいしいお店がたくさんありますよね。それも時代を超えて愛され、変わらぬことを求められているお店。
    来るのでなくて、戻る場所。
    そんな感じさえします。
    サカキシンイチロウさん / 2015/06/19(Fri) /
    鏡写しの宇宙
    > RHEIAさん
    同じ名前の料理が、まるで反対の意味や特徴を持っていたりする。
    まるで東京と大阪は鏡写しの街のようです。
    その違いをたのしむコトができるって、シアワセだなぁ…、って思います。
    サカキシンイチロウさん / 2015/06/19(Fri) /
    上方鰻と「ゼー六」
    船場育ちですが、大学から東京に出てきてしまったので、上方鰻のお店がよくわかりません
    東京の知人に「船場界隈で美味しいのはどこ?」と聞かれて同級生達に訊ねてみましたが、「やっぱり吉寅かなぁと」
    …名前が上がるお店は、皆関東風でした(><)
    柴藤…昔からありましたね
    行ってみます

    「ゼー六」…暑くなったらサカキサンにお薦めしようと思っていました
    辺りはビジネス街ですが、夏は20個以上買う行列ができています
    サカキサンには、中で食べるのがオススメ ^^)
    …私はモナカの邪魔になるので、珈琲無しのモナカ2個セットですw

    是非、本町店(最寄駅は堺筋本町)へ
    …道修町店(最寄駅は北浜)は、昔はありませんでした
    ジェラートのようなさっぱりしたアイス
    …自分で作るときっとこんな味という素朴な味ですが、私にも懐かしい味です
    コルさん…なんだか嬉しいです!!
    Jamisさん / 2015/06/20(Sat) /
    もなか!
    > Jamisさん
    ゼー穴さん。
    アイス最中屋さんなのですね。おいしそうで、ウェブサイトもブックマークしました。
    この界隈。
    何の目的もなくただただそぞろ歩きするのもたのしい場所。大阪らしく、大阪らしくない不思議な魅力にあふれています。
    サカキシンイチロウさん / 2015/06/20(Sat) /
    Jamisさん
    こちらこそ嬉しいです^^
    こちらを読むまでゼー六も忘れてたんですが、鰻と一緒に思い出しました。
    営業マンが当時、書いてはるように並んで大量買いしてきてくれてました。持ち帰りだと新聞紙に包まれてて、それも懐かしい感じでした。
    コルさん / 2015/06/22(Mon) /
    コルさん
    「東京にもお店出してょ」と言うと
    「オッチャンの目の黒いうちはアカン!!」と言っていたオジサンも亡くなってしまいました

    秘密基地のようなあの2階でよく遊んでいました
    …作るトコロもよく見ていました
    円筒型の容器を覗くと目玉がいっぱいw
    …卵です

    あの新聞紙は、昔はどうだったかわかりませんが、全部新品です
    …数年前に気がつきました
    Jamisさん / 2015/06/23(Tue) /
    頑な
    > Jamisさん
    大阪に来ないと食べることができないものがあってもいいですよね。
    畳の香りのすがすがしいことに、このお店のみずみずしくていつも新しくあろうと努力する真剣を感じました。
    新聞もそうなのですね。
    スバラシイ。
    また伺う理由がまたひとつできました。
    サカキシンイチロウさん / 2015/06/23(Tue) /
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