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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    59
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    久しぶりの大阪泊まりの仕事で出張。
    早めの夜をオキニイリの店を選んでやってきます。

    05403373.jpeg難波の「大黒」。
    大阪で一食だけ、どこか好きなところで食事ができる。
    そのときボクは多分、迷わずココを選んでくるだろうなぁ…、ってずっと思ってるオキニイリ。

    古くからある。
    明治の半ばにはもうあったと言う、つまり創業100年をはるかに越える老舗。
    けれどしおれたような、まるでご大層なところのないお店の風情はどこにでもありげな普通の定食屋。
    道頓堀近くの、ちと奥まった立地もどこかひなびた雰囲気。
    場末感が漂う場所の小さな店で、看板だって昔のまんま。
    夜になると軒下の提灯には明かりがつく。
    けれどメインの看板はくらいまんまで、やってるのかなぁ…、って不安になるほど商売っ気が希薄なのがいい。

    ガラガラっと引き戸をひらいて中に入ると、これまたまるで昔のまんま。
    相席になるコトが当たり前のように置かれた大きなテーブル二つ。
    厨房、それから奥にカウンター。
    そのカウンターはお馴染みさんの専用の場所で、お店の人に手招きされぬと座れない。
    ボクは普通に大きなテーブル。
    見事にキレイに磨き込まれて、すり減ってしまった凸凹だらけのテーブルで、触るとスベスベ、うつくしい。
    大切に、そして丁寧に、愛着持ってまもられているって感じがステキ。

    e9261e01.jpegしかも何よりうまいのですね。
    なにが旨いって、かやくご飯がとびきり旨くてそれが名物。
    ここのメイン。
    それが証拠に、お品書きの一番最初に堂々とかかれているのが、かやくご飯。
    サイズが大中小と三種類あり、400円から500円と言う値段。
    いまどきの安い定食屋さんにいけば、充分ご飯におかずでお腹いっぱいにならせてもらえる値段というのに、誇りを感じる。
    汁も別売り。
    おかずも別売り。
    かやくご飯をたのんでつくのは漬け物だけ…、という潔さ。
    すべてをさらから自分好みにしつらえられる、大人定食。
    料理の味に自信があるから、だから妙に気張ったところがないのがよくて、例えばお茶。
    お茶の入った土瓶がテーブルの上に置かれてて自分でついで飲むという、つまりほぼノーサービスで、でもおいしい料理が最高のサービスっていうそんな考え。
    ボクは好き。

    01954864.jpegかやくご飯の中をたのんでそれに汁。
    白味噌、赤味噌、それから粕汁。
    粕汁は魚のあらが具合と決まっているけれど味噌汁の具は自分で決める。
    ココではいつも玉子を選ぶ。
    おかずはサワラの塩焼きにし、一汁一菜の夜のできあがり。
    ここの料理はどれも300円から500円と決まってて、4つたのめば大体1500円前後になるのがわかりやすい。
    注文聞いてから丁寧に料理を作ってくれる、だからちょっと待ちはする。
    けれどそうしてやってきた、例えばここのかやくご飯。
    何度食べても感動します。
    コンニャク、お揚げにゴボウと具材はシンプルで、それらすべてが細かく刻まれ、ご飯と見事に一体化する。
    かやくご飯の主役はご飯で、だから米の存在感を邪魔させぬ。
    ご飯に彩りつけるのは、青のりの磯の香りくらいでしょうか?
    すべての味の基本をなすのが、丁寧にとられた関西的なる出汁の旨みで、だからこれだけ食べても充分ココロが贅沢になる。

    9a5ee9e9.jpegその名物のかやくご飯とあいならび、一歩も引けを取らぬ見事がココの汁。
    特にボクはココの玉子の白味噌仕立てが大好きで、かやくご飯にその汁だけで充分、ココロが満たされるほど。
    しっかりとした出汁。
    ホックリとして濃厚な、やさしい甘みをたたえた白味噌。
    チリチリ、端がフリルのように汁の中を漂いながら、その本体はユラユラ、プルプル。
    白身はしっかりかたまって、中が半熟。
    箸ではさんでそれを割る。
    すると黄身がトロンと出てくる。
    最初はトロトロ、ほぼ生で、それがみるみる熱々の汁の中でチリンとやさしく火が入る。
    そしてネットリ。
    なめらかなのに火が入り味噌の風味に玉子独特の臭みを消され、まぁ、おいしいコト。
    具材といえば、他には三つ葉だけというシンプルなのに複雑でこの上もないオゴチソウ。

    f1d434dd.jpegおかずのサワラ。
    脂がのって、自分の脂でパリッと皮が焼けてめくれたよき焼き加減。
    一口食べると、ヒヤッとするほどドッシリとした脂が滲む。
    青い魚独特の魚の香りと、強い旨みに体がほぐれる。
    そしてかやくご飯を食べて、口の中をスッキリさせる。
    何とステキな組み合わせ。
    それにしてもこのサワラ。
    全く他に調味料を必要とせぬ、見事な塩の味にビックリ。
    あまりのおいしさにウレシクなって、それで子芋の煮付けをたのんで、副菜とした。
    粘り気のある小さな里芋。
    これまた出汁をしっかり使って、色がほとんど変わってないのに味はズッシリ、濃い目の仕上がり。
    この粘り気がパラパラご飯と混じるとネットリ、まとまり喉になだれこんでく、まるで違った料理になるのがオモシロイ。
    あれやこれやとすべてを堪能、満足なり。

    因みに大阪のかやくご飯。
    日本には「日本五大銘飯」と呼ばれる、混ぜご飯系のご当地グルメがあるらしく、その一つにも選ばれている。
    残りの4つは、「東京の深川飯」「島根のうずめめし」「岐阜のサヨリめし」「埼玉の忠七めし」というのらしいけど、残念ながら東京の深川飯とこの大阪のかやくご飯以外は未食。
    日本は広い、そして食の世界はボクらが思う以上に深くて多彩。
    それがステキと思う夜。

    拍手[2回]

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    無題
    今日のご飯は、ほっこら優しいご飯ですね(o^^o)
    かやくご飯で思い出したのですが、かやくを漢字でかくと加薬だというコトを最近知りました。
    薬味を加えるという意味なんだそうです。
    サカキさんならご存知かな?
    lovekuma69さん / 2010/09/29(Wed) /
    加薬
    > lovekuma69さん
    加薬ご飯。
    薬味というにはあまりに存在感が大きなかやくが多い中、ココのかやくは本当にこまやかで、確かに薬味。
    なるほどなぁ…、って思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/09/29(Wed) /
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