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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    夜を家で軽くすませる。

    98f2f7bd.jpeg蕎麦を作ります。
    冬の蕎麦。
    麺は袋に入った普通の蒸麺。
    出汁で煮込むとトロンとなめらか、お腹にやさしい食感になる。
    出汁はあごだし。
    醤油をほんの少々くわえて、風味を与える。
    そこでクツリと麺を煮て、アオサをはなって香りだし。

    大きくてよいはまぐりが、とても安くてそれを具材に。
    塩をとかした水で1時間ほど砂を吐かせてザブザブ洗う。
    貝殻同士をこすってキレイに洗って鍋に放り込み、酒を注いで蓋をする。
    ゴトゴト煮込んで貝の酒蒸し。
    蓋をとったら白濁をした貝のジュースが鍋にタップリ。
    煮込んだ蕎麦を出汁ごとお椀に注いだところに、貝の酒蒸しを汁ごとザザッとうつして仕上げ。
    七味をパラッとかけて、フーハー、いただきました。
    貝のうま味が出汁の風味をひきたてて、なんともおいしい冬の蕎麦。
    プリプリとしたはまぐりの身が、蕎麦のムッチリした食感と一緒になってお腹をやさしく満たす夜。

    048116be.jpeg野菜を少々。
    キャベツやニンジン、キュウリなどなど。
    冷蔵庫の中の野菜をちぎって、刻んで塩と一緒にもんだ。
    ビニール袋に入れてゴンゴン。
    揉んでるうちに塩が馴染んで水がでてくる。
    軽い浅漬け。
    水気をしぼってそこにタップリ鰹節。
    うま味をうつしてお皿に盛った。
    浅漬になってく手前。
    サラダのような野菜がシャクシャク、パリパリおいしい。
    体の中がみずみずしくなる。

    それから梅干し。
    南高梅を酸っぱく漬けた大玉が、母から送られてきていてそれをプルンと食べる。
    甘さ控え目、チュパッと口がすぼまるほどに酸っぱく、食感ふくよか。
    お腹の状態ととのえましょうと、口に含んで味わい、たのしむ。
    それから蕎麦の出汁をすすると驚くほどの甘みが口にひろがっていく。
    種までしゃぶり口をスッキリ明るくさせる。
    お腹にスキッとオゴチソウ。
    そういえば…。
    昨日は東大寺さんのお水取り、今日は春日大社の春日祭、まもなく春でございます。

    ところで先日、掘り出し物の映画をみました…、「女と銃と荒野の麺屋」
    捻りのある人間ドラマを撮らせたらピカイチクラスのコーエン兄弟の作品を、中国の巨匠チャン・イーモウがリメイクしたモノ。

    sobamenya.JPGレンタルビデオの棚を見ていて、ひときわ目立つ不思議なジャケットを発見した。
    コッテリとした色合い。
    異形の顔が並んだ上にこのタイトル。
    ただならぬ気配を感じて、借りてしまった。
    昔、CDショップに行くたびにジャケット買いを大量にするのが常で、当たりもあれば外れもあってセぬよう封印してたのだけど…。
    まさかDVDでジャケット借りをするとは思いもせぬこと。
    我ながらビックリしました。

    新作ビデオというコトで、それですぐ見て更にビックリ。
    オープニングからがグイグイ惹きつけられる見事な作品でした。
    四隅の湾曲を恐れぬ広角レンズを駆使した絵画的なる映像と、中国内陸部らしきこの世のものと思えぬ景色の圧倒的な存在感。
    にもかかわらず物語のほとんどすべてが「荒野の麺屋」の建物の中でおこるという、演劇的なる演出法。
    主なる登場人物も6名ほどという、まるで舞台をみているような気持ちになってく。
    先が読めぬサスペンス。
    基本的に、盗人が起こす殺人の物語。
    ひとつの殺人が次の殺人を引き起こす連続殺人。
    この物語に関わりをもつすべての人が「自分は殺されて当然」という自覚があって、後半その人間関係がピリピリしてくる。
    けれど「だから自分は殺される」であろう理由とまるで違った理由で人が殺される。
    その不条理があまりに切なく、およそ人間的からほど遠い、残酷・無残・非情に殺伐…、その非人間的こそが人間的なのかもなと観てて切なくなってくる。



    ボクは好きな映画でござった。
    映画が好きな友人と一緒に観て、観終わったあと、ああだ、こうだと弾む会話もたのしめる。
    ちなみに冒頭10分ほどに、麺屋で麺を作るシーンがあるのだけれど、汁なし麻辣麺のそのおいしげな様子にウットリもいたします…、是非にとすすめるメッケモノ。
     

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    無題
    昨夜はマッカーサー都市計画の視察に新橋をスタート。笑
    大阪出身の知人は年に3回程しか蕎麦を食べない うどん派素麺派。
    虎ノ門の老舗蕎麦屋に誘い 選んだお蕎麦が温かいはまぐり蕎麦。
    潮の薫りいっぱいで、おつゆまで綺麗に頂きました。
    春の季節もの、フキノトウのほろ苦い甘みもしっとりでした。
    それにしても うどん派と蕎麦派。
    仲良くしましょうか!笑
    ゆかさん / 2012/03/13(Tue) /
    うどんも蕎麦も
    > ゆかさん
    うどんも蕎麦もラーメンも。
    パスタもすべて愛おしく、ボクはまさしく「麺派」だなぁ…、と思います。
    貝のうま味のスープって、残すコトが罪と思えるほどにおいしいですよね。
    今日も最後の一滴まで、キレイに飲み干しました。
    サカキシンイチロウさん / 2012/03/13(Tue) /
    金瓶梅
    考えてみれば金瓶梅の始まりとか丁度ブラッド・シンプルぽくもあり,
    ああいうのはむしろ中国っぽいのかもしれませんね

    自分は今映画が全然見られていなくて
    かなり残念であります
    佐藤Rさん / 2012/03/14(Wed) /
    なるほど
    > 佐藤Rさん
    たしかに中国人が好む人間関係にはひとつの特徴があるように思います。

    ちなみに今、日本の映画事情は踊り場。
    なにしろほとんどの大作がアカデミー賞発表待ちという状態だったので、今週末あたりから上映ラッシュ。
    うれしい悲鳴です。
    サカキシンイチロウさん / 2012/03/14(Wed) /
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