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2024/05/14 (Tue)

ホットでホットなベルクのドッグ

雪が降る降るといいながら、ありがたいことに冷たい雨。

新宿で打ち合わせをするコトとなり、それでついで朝ご飯。
雪になるかもしれないという寒さのせいか、待ちゆく人はみんな早足。背中を軽く丸めたままでセコセコ歩く姿をみてるとこちらまでもが寒くなってく。
背筋を伸ばして、大きな歩幅で歩いてそして「ベルク」に来ます。

朝から一日ずっとにぎやか。
早朝仕事を終えたおじさんがビールを飲んでいたりする。これから仕事をはじめるスーツ姿のビジネスマンが、サンドイッチを買っていく。
女性に男性。若い人から年取った人。スーツ姿にカジュアルウェアと、およそ新宿の街に集まりがちな人たちがもれなくココにやってくる。…、そんなカオスがココの魅力のひとつでござろう。

トーストブレッドがおいしいモーニングセットが何種類かあるのだけれど、今日はホットドッグを食べたくたのむ。
いつもはゴルゴンザーラチーズをのっけたチーズドッグ。
けれど今日は寒い朝。ホットな料理で体をホットに。ピリリとお腹をあっためたくてそれではじめて「チリドッグ」。

注文するとテキパキ、キッチンの中が動き始める。パンを温めソーセージをボイルして、ソースをのっけて上にたっぷり刻んだハラペニョ。
熱々のコーヒーそえて、ひと揃え。
さっくり歯切れるパンのおいしさは特別で、フッカリやわらか。けれど生地の表面はパリパリ、軽く壊れる。
小麦の香りと塩の旨みにそれだけ食べても十分おいしい。

そこにムチュンとソーセージ。たっぷりのったチリソースは、ホツホツ、ひき肉が奥歯で潰れてトマトの酸味と甘みが旨い。
クミンシードの香りがとてもエキゾチックで、最後にビリッと辛みが走る。
ハラペニョの尖った辛みにビックリしつつ、大きな口を開けて頬張る。ソースたっぷりで溢れてタレてしまいそうになる。落とさぬように吸い込みながらハフハフパクパク。あっという間に最後のひと口。
このチリドッグ。案外好きかも…、ってニッコリしました。オキニイリ。

BERG

関連ランキング：カフェ | 新宿駅、新宿西口駅、新宿三丁目駅

ドゥバイを舞台にした動画ってたくさんあって、どれもが超高層ビルが建ち並ぶ壮大な景色が主役。見どころ満載なものが多い…、のだけれど、この微速度撮影映像にはビックリしました。

Dubai Flow Motion from Rob Whitworth on Vimeo.

「Dubai Flow Motion」という名前の通り、さまざまなシーンが流れるようになめらかに、シームレスにつながる３分。
どうやって撮ったんだろう…、って思うシーンの連続で、何度も見ちゃう。
エミレーツ航空のファーストクラスのキャビンからはじまりそれが、次々場面を変えてビルに飛び込み街に出て、ボートに乗って空へ飛ぶ。
この「めくるめく感」がドバイそのものなのでしょう。
なんだか行きたくなっちゃいます。

[4回]

2015/02/18 (Wed) 丸の内リム：喫カバ Comment(2)

愛のコト

最近、甘いモノがしみじみおいしいお年ごろ。高野フルーツパーラーに来る。

今日もいつものごとく、おばさまたちの花園で、オトコふたりで身を小さくして店の隅っこでおとなしく（笑）。
ピンク色したメニューカバーも、乙女心をくすぐる仕掛け。

最近、オキニイリのフルーツサンドがメインのセットを選んでたのむ。するとテーブルの上にフォークやスプーンが次々運ばれキレイに並ぶ。その１つひとつがキラキラしてて、しかも女性の口にいいように小さいサイズでウットリします。

大きなお皿にサンドイッチが３種類。イチゴにマンゴー、キウイにバナナとどのフルーツも食べごろで、シャンテリークリームもポッテリおいしい。
ポテトサラダとレタスのサンド。フルーツトマトにきゅうりのサンドイッチとそれぞれ食感、味わい異なり、食べてたのしい。
セットの飲み物は紅茶を選ぶ。
そういえば、ここのお客様の紅茶比率の高いこと。上等で背筋の伸びるこの環境にはコーヒーじゃなく紅茶が似合うということなのでありましょう。

イチゴが主役のデザートが３種類から選べるようになっていて、ボクは紅茶に合わせて英国式にトライフル。
崩したスポンジ、フルーツにホイップクリーム。そこに本来、ジュースとカスタードクリームを積み重ねて作るお菓子で、今日の果物は季節のイチゴ。ジュースの代わりにイチゴのゼリー。カスタードじゃなくいちごムースと、どこを食べてもイチゴ味。
友人がたのんだプリンアラモードと分けあい食べて、午後のお腹に蓋をする。

タカノフルーツパーラー地下鉄ビル店

そのあと、軽く打ち合わせ。スターバックスでスティームミルク。あったまりながらさっきまでいたフルーツパーラーでのコトを思い出す。
ボクらの隣にやってきた老夫婦。おじぃちゃまはアメリカ出身、おばぁちゃまは日本出身。日本語と英語ちゃんぽんで仲良さそうに話をしてる。

最初は２人向かい合わせに座っていたんだけど、注文終えたらおじぃちゃまが席を移して、おばぁちゃまの横に座った。
そしてお二人、仲良くずっと会話をしてる。
いたわりあって、いつくしみあうそのシアワセなさまにウットリしました。
もしかしたらご主人をほったらかしにして、一人でココに来てしまっている人なのかしら…、おばちゃま数名、じっとお二人のコトを見てらっしゃった。
一人で生まれて来た人生。
歳をとって一人に戻るのじゃあまりに寂しい。自分の人生をまっとうするより、２人で人生を終える生き方。心がけたいと思ったりした。午後のコト。

[11回]

2015/02/08 (Sun) 丸の内リム：喫カバ Comment(0)

再開しました、エジンバラ

かつて新宿に「珈琲貴族エジンバラ」という喫茶店がありました。

靖国通りに面して、歌舞伎町への入り口みたいな場所にあり、その眠らぬ街にうごめく人をドンと受け止め、２４時間がんばるお店。
とはいえいかがわしい雰囲気か？と言えば決してそんなことはなく、深夜を過ぎてもシャンっと背筋の伸びたスタッフが、笑顔でお客様をもてなすお店。だからでしょうネ…、居眠りするような不埒な輩は出入りできない、良心的なる結界みたいな場所で結構重宝していた。
ところが昨年、お店のビルが建て替えでそれで閉店。がっかりしてた。

そしたらなんと、場所を代え、再開業というニュース。場所は新宿三丁目。伊勢丹から４ブロックほど御苑の方に向かったところにあるビルの中。
そろそろオープンしてるのかなぁ…、と住所をたよりに探してみたら、ございましたです。ビルの２階。しかも２４時間営業という看板もある。
エレベーターをおりると小さなホールがあって、そこにズラリと祝花。

さすがに近代的なビルの中です。かつての古ぼけた空気感はないけれど、お店の中の造りは似てる。
座り心地のよい椅子にほどよい高さと広さのテーブル。アーチ状にしつらえられた梁にレンガを貼った柱と昔の風情をよく残してる。
しかもベンチチェアーの下の部分には、電源用のコンセントが設置されてて、昔のイメージに今の機能のほどよき混在。
この界隈には珍しいほど大きく、ゆったり。これは使える。ありがたい。

メニューも昔のままであります。
サンドイッチの種類が豊富。ホットサンドからトーストサンド。あるいは具材をたっぷり乗っけてチーズと一緒にトースターで焼いたモノとか。
いつもたのんでたピザトーストを選んで食べる。
ふっかりとして口どけの良い食パンに、炒めた玉ねぎをたっぷりくわえたピザソース。マッシュルームにピーマン、トロけるチーズと一緒に焼き上げたもの。
ねっとりとしたチーズの味わいたのしみながら、昭和はまだまだボクらの近くに残ってる…、って思うとたのしい。

珈琲貴族といいつつも、エジンバラなら紅茶でしょう…、とアールグレイをたのむとガラスのポットできます。金色の蓋がキラキラ眩しく、冷たいカフェラテたのむとそこにも、黄金色のマドラー一本。
テーブル脇のシュガーポットの蓋もキラキラ金色で、なるほどこれが貴族的かと思うとクスッと笑顔になります。
ありがたいなぁ…、こういうお店。
ココで再び歴史をつくり、なくてはならないお店になってくれるといいな…、と思ったりした。オキニイリ。

珈琲貴族エジンバラ

関連ランキング：コーヒー専門店 | 新宿三丁目駅、新宿御苑前駅、新宿駅

[5回]

2015/02/01 (Sun) 丸の内リム：喫カバ Comment(0)

吹き抜けの下、パパスカフェ

仕事の合間に軽く打ち合わせ…、新宿タカシマヤの中の一軒。パパスカフェ。

ビルのここだけ吹き抜けで、何階分ぐらいなんだろう。５階分か６階分ほどの高さの吹き抜け空間にあるお店。
かと言って寒々しい雰囲気かというと決してそんなことはない。
大きな窓から入ってくる光とザックリとした気のテーブルや椅子がかもしだす温かさ。気持ちがのびのびしてくるステキな空間で、いつも必ず座れるところもアリガタイ。

お茶だけでもと思ってきたのだけれどなんだか、小腹がすいたような気がして虫養いをあわせてたのむ。
アールグレイのお茶をたのむと、ポッテリとした陶器の器。ポットにカップにミルクピッチャー。ずっしり重たいフォークやスプーン。昔日本の飲食店がみんなアメリカ、西海岸に憧れていた。そんな時代の思い出させるテーブルの上の景色にニッコリ。なつかしいなぁ…、って思ったりする。

ちなみにパパス。体の大きなボクにとって、ありがたいブランドでした。「デブ」ではなくて「恰幅いいんだ」と、思い込ませてくれるマジカルな魅力をもったカジュアルウェア。今でも重宝しておりますなり。アリガタシ。
ケーキを一個…、テイクアウト用ではなくてカフェで味わうように作られている。だから容赦ないほどみずみずしくて、キャラメルクリームもこの上もなくなめらかで、口の中でとろけるおいしさ。

それからトーストつくってもらう。イギリスパンの耳をとり、よく焼きにしてマーマレードをつけてください…、と。
お願いをした内容が、オーダー伝票には「切」「よく焼き」「マーマ」と表現される。かわいらしいなぁ…、と思いながらもパンにバターをたっぷり塗り込め、マーマレードをのっけて食べる。
もともと軽い仕上がりのイギリスパンをこんがりよく焼き。だからカサカサ、乾いた食感。焼けた小麦はこうばしく、口の中でパンくず散らかり気持ちをやさしくしてくれる。
この歯ざわりに味わい、香り。もしかしたらばケーキよりボクはパンが好きなのかもね…、って思いもします。オゴチソウ。

パパスカフェ新宿高島屋店

関連ランキング：カフェ | 新宿駅、代々木駅、新宿三丁目駅

ところで広尾にパパス・カフェが出来たのが１９９０年くらいのコト。アメリカ風のパイがおいしく、よく通ってた。
ときはツインピークスで盛り上がっていた時代でもあり、ドラマの中のチェリーパイに、ココのチェリーパイが似ていてそれで、デイル・クーパーごっこをしたりしたものでした。

ツインピークスからコーヒーとチェリーパイに関した場面をとりだして再編集したこの動画。事あるごとにコーヒー飲んでチェリーパイを食べていた。
そのダイナーのシーンがとてもなつかしく、ドラマ自体はあまり得意じゃなかったけれど、ぼんやり観ていたものでした。
チェリーパイがあったら食べてみたかったけど、それがないのが、チトサミシ。

[3回]

2015/01/29 (Thu) 丸の内リム：喫カバ Comment(4)

イチゴの誘惑、イエゴハン

甘いものが無性にたべたく、それでタカノフルーツパーラー。
新宿駅のメトロ街にある小さなお店にやってくる。お店の中はご婦人方で一杯で、中でも一人でたのしまれている人が多いのにちょっとおどろく。

サンドイッチがメインのランチセットやおやつセットがあるので、それで食事のかわりにする人たちが結構いらっしゃるのでありましょう。みんな清楚な座り姿で背筋を伸ばして、おしゃれもほどよく。
先日、ケンミンSHOWで関西における阪急電鉄には特別な空気があって、シュッと清楚なご婦人方は阪急マダム…、ってそんなコトを言っていたけど、タカノフルーツパーラーで食事をするご婦人方は阪急マダムににしているのかも…、って、思ったりした。どうだろう。

フルーツサンドイッチをたのんで食べます。
最近、どうにも恋しくってしょうがないほどのオキニイリ。
ケーキのように甘すぎない。フッカリとしたパンの食感に塩味が、ポッテリとした生クリームとフルーツを、やさしく挟んで口の中でほどけて、とろける。
手づかみできる気軽さに、唇が最初に感じたパンの食感がみるみる口で裏切られていく意外性が、またオゴチソウ。
イチゴにバナナ、キウイに柿とどの果物も熟れてなめらか。酸味、甘みに香りがほどよくうっとりしながらパクパク食べる。

あまおうを使ったパフェをお供にします。

大きく粒が揃ったイチゴをふんだんに。アイスクリームとマーブル状になったイチゴのシャーベット。生クリームにイチゴのジェリー。イチゴのムースが層なす姿のうつくしく、焼いて砕いたパイ生地がサクサクとした食感たのしく、にぎやかにする。ひとすくいごとに気持ちがシアワセになる。アリガタシ。
それにしてもイチゴという果物の特別なコト。
色合い、姿に味わい、香り。どれもがとても愛らしく何より大きさ。一個がちょうど一口分で、口の中を程よく満たす幸せ感にニッコリできる。もしこのイチゴがみかんやスイカの大きさだったら、これほどみんなに愛されたかなぁ…、と思ったりもする。午後のコト。

タカノフルーツパーラー地下鉄ビル店

関連ランキング：フルーツパーラー | 新宿駅、新宿西口駅、新宿三丁目駅

そして夜…、家で料理を作って食べる。

まずは野菜のマリネを作る。茄子とズッキーニとパプリカをオリーブオイルで軽く揚げ、お酢とはちみつ注いたところに焼きトマト。ザックリあえて冷蔵庫の中で休ませる。
油とお酢と糖分と野菜から出た水分で、しんなりしたら水気を切ってパセリを散らして出来上がり。茄子とズッキーニはトロンとなめらか。シャキシャキとしたパプリカとトマトの甘みに体がシャキッと生き返る。
サーモン焼いてバターとクリーム、オレガノで作ったソースで味わい、食べる。

それからグラタン。
ナポリタンをまず作り、バターを塗った器に入れる。エビと一緒に炊きあげたホワイトソースをたっぷりのっけて、ストンストンと器を落として行き渡らせる。
トロけるチーズを乗っけてオーブン。１０分焼いたらパルミジャーノをたっぷりかけて、再び焼いて出来上がり。
太目の麺がむっちりと。ナポリタンだけでもおいしいのだけど、ホワイトソースと一緒になると一層ねっとり。味わい濃厚。気持ち豊かになっていく。

ところでコレ…、ウツクシイ。

intemporalité from viodé on Vimeo.

パリの風景を鏡写しに上下に反射させるようにした微速度撮影動画なんだけど、街そのものがまるで浮いてるみたいに見える不思議に、うっとりします。
東京を同じように撮影したら、どんなふうに見えるんだろうって、思いもします。お風呂に入ってあったまろ！

[4回]

2015/01/25 (Sun) 丸の内リム：喫カバ Comment(6)

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