サカキノホトンブログ珈琲舎「BUN（バン）」で雨の朝

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珈琲舎「BUN（バン）」で雨の朝

新宿の喫茶店にてモーニング。

珈琲舎「BUN（バン）」っていう店。
コーヒーでなくて珈琲。
でもって、珈琲「舎」というこのクラシック。
タバコが吸える。
サイフォン出しの旨いコーヒー。
ほどよく居心地の良い椅子に、落ち着きのある音楽、照度に笑顔のサービス。
サラリーマンにはうれしいお店のはずなんだけどこの店、いつものんびりしてる。
新宿という町。
その東側はサラリーマンにはあまり縁のない場所ですから。
特にこの店がある三丁目界隈は、デパート帝国。
そこを突き抜けちょっと先まで行けばオフィスがあるけれど、この界隈で喫茶店を必要とする人はそれほどいない。
カフェではなくて喫茶店。
こんなお店が長続きする町がいいなぁ…、って最近、思う。

今朝は、たじろぐほどに強い雨足の天気あいにく町行く人はみんな足早。
一目散に目的地へと向かってく。
静かな店で、さぁ、朝ご飯。
チーズトーストのセットをとって、のんびり待ちます。
カウンターの角に置いてあるホウロウびきのボイラータワー。
いつも適量、お湯が沸いてて、いつもコーヒーを落とせる状態になっている。
床屋さんとか喫茶店とか。
昔はこうした道具がいろんなところにあった。
今では絶滅危惧種のような存在で、故障をしたらどうなるんだろう…、っいらぬ心配してしまう。

ホットサンドイッチのセットにします。
ここの朝食メニューの中で、一番手間のかかる料理がメインのセット。
だからセットについてくるブレンドコーヒーがまずやってくる。
湯気がユラっと宙に舞い、まず目においしい。
入れたばかりのコーヒーの、カップに唇つけるとやけどしそうなほどの熱々を、ふぅふぅ冷まして一口すする。
あちちって一瞬、口がビックリするけれど鼻から抜ける熱い空気は見事にコーヒー。
苦味、甘みがユックリ広がる。

そして今日のメインのこれ。
ここ独特のチーズトーストのサンドイッチ。
トーストをした食パンでハムとレタスを挟んで作るサンドイッチの上の一枚。
それだけチーズをのっけて焼いて、それでザクっと切って仕上げるちょっとひと手間。
レタスのシャキシャキとしたみずみずしさと、熱くてとろけるチーズが一緒に口の中へと飛び込んでくる、たのしい食感。
ハムがまとったマヨネーズと、チーズのコクが混じってかなり濃厚味になっていくのがまたゴチソウ。
レタスの水気が最後に口を拭ってくれて、それが新たな食欲を生む。
朝がシャキッとやってくる。
サンドイッチを大切に食べ、お皿がキレイになった頃合い。
それがセットのコーヒーの一番おいしい飲み時…、っていうのがステキ。
フフッと息を軽く吹き、コーヒーを飲む。
あぁ、おいしい。
ちょっと移動で、打ち合わせ。

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2010/04/28 (Wed) 丸の内リム：喫カバ Comment(0)

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