池袋で仕事があって、それで朝ご飯をたべようと。
それで「タカセ」にやってきます。
池袋の駅前、東口を出ると目の前にビルを構えて昔から、洋菓子だったりパンを作って売っているお店であります。
ビルの一階がパンや洋菓子の販売コーナー、上のフロアにカフェやレストラン、コーヒーラウンジがあってそれぞれ使い勝手に応じていろいろたのしめる。
ボクの友人が小さな頃にココでパンを買ってもらうのがたのしみだったって言う思い出話を聞いてから、なんだかますます身近なお店になっちゃった。
山手線のターミナル駅には必ず一つはこうしたお店があるものです。
渋谷だったらフルーツパーラーの西村。
新宿には中村屋さん、ここ池袋はタカセってコトになるのでしょうネ。
池袋で仕事があるたび、なるべくココで食事をしようと思ってて、でもひさしぶり。
しかも朝にやってくるのはかなり久しぶりにて、ウキウキします。
昭和な空気がミッチリ今でも健在で、働いている人もみんな落ち着いている。
料理がシッカリしているところがまた良くてメニューもたのしい。
ランチメニューなんて昔のデパート大食堂のようなサービス精神旺盛で、洋食メニューがほとんど揃う。
ABCと三種類ある朝食セット。
ピザトーストやホットケーキ、あるいはホットドッグがメインで選べる。
どれも魅惑的なるメニューばかりで、とは言えホットドッグ好きさんですゆえ、ホットドッグをたのまぬ理由がどこにもなくて、ホットドッグがメインのセットを選んでたのむ。
ロールブレッドにスリット入れて、なかに焼いたソーセージ。
パンも軽くトーストをして、食べる前からおいしい香りが湧き立ってくる。
サクサク表面こうばしく、パンがペトペトしないタイプで、だから挟んだソーセージのプチュンと感が際立っている。
食べやすいようスパッと2つに切っているのが喫茶店的。
自分の好みにケチャップやマスタードを使って味をととのえられる。
お皿の上で調理をしているみたいな感じがするのがたのしくオモシロイ。
これにサラダと煎り卵、フルーツがついて一揃え。
スクランブルエッグは素人くさくご家庭的なる不格好だけれどフックラとした姿形で、味がしっかりついている。
それそのものでも十分おいしく、けれどやっぱりケチャップかけて食べたくなるのがお子ちゃま趣味でしょうがない(笑)。
酸味の強めのドリップコーヒーが、金箔押しのクラシックなカップ&ソーサーでくる。
かつてホテルの喫茶室って大抵こんな食器を使っていたのがちょっとなつかしい。
フルーツカクテルがデザート代わりについていて、桜桃、みかんにパインとどれもが缶詰フルーツ。
銀紙ホイルに入っているのも昭和的にて、缶詰チェリーがお子様ランチとかフルーツポンチな感じを炸裂していてステキ。
グリーンサラダについてくるドレッシングもビニールパックにされたモノにて、給食みたいな感じがするのがオモシロイ。
それにしても、喫茶室ではあるのだけれどレストランとして十分通用するほど備品がシッカリしてる。
ナイフやフォークもズッシリ重たい上等なモノ。
コーヒー用のミルクもポーションパックじゃなくてステンレスのピッチャーでくる。
あるいはケチャップやマスタードが入ったガラスの容器もキラキラ。
食べる道具や小物にまでもお金を惜しまず、しかも手間をおしまず磨いているステキ。
いいなと思う…、オキニイリ。
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