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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    朝からこぬか雨降る寒い今日。
    あまり外にはでたくなくって一日部屋で自炊生活をしようかなぁ…、と思いもしたけどちょっと街に出たい用事があった。
    65ae4906.jpegそれで新宿…、歌舞伎町の中にある立ち食いそば屋で昼とする。
    「いわもとQ」というお店。
    24時間営業にして、茹で立て、揚げ立てをしっかり守った志しのある店で、おいしい天ぷらが食べたいときに思い出してしまう店でもあったりします。
    立ち食いそばの天ぷらは、そばと一緒に食べるようにできていてだから丼にしておいしいかというと、決してそうではないのがほとんど。
    けれどココの天ぷらは、天丼にして食べるコトを自ら推奨しているほどでだから売れ筋メニューは天丼とそばのセットという具合。

    b7800e40.jpeg上天丼とひやかけそばのセットにします。
    エビ3本。
    茄子にインゲン。
    具材が透けてみえるほど、薄くてパリッとレースのように縮れた衣をまとった天ぷら。
    とっぷりタレを吸い込んで、それがご飯の上にのっかる。

    ご飯は固め。
    お米の粒がキチッとたってる丼ご飯によい炊きあがり。
    この上天丼を頂点にして、普通の天丼。
    小天丼。
    かき揚げ丼と天ぷら乗せた丼がいくつか揃って、それ以外にもとろろ丼とか牛丼だとか。
    サイズも豊富で、丼だけじゃなくてそばもハーフにレギュラー、大盛り、特盛りといろいろ揃う。
    お腹の好き加減に合わせて自由に、自分の好みで組み合わせてネ…、と。
    麺線の太いうどんと違って食べ応え感の少ないそばは丼物と一緒に食べるのがおいしい食べ方。
    お腹いっぱいになるためには、そうした食べ方が一番合理的でたのしいでしょうというコトなのでありましょう。
    プリプリとしたエビの身質もたしかで新鮮、尻尾の先までパリっとおいしく食べられる。
    天丼用のタレを自由に追加できるように、カウンターの上に用意されているのがまたウレシイ。

    21d5ba71.jpegとは言え麺。
    そのまま食べてもおいしいようにしっかりしたのが使われている。
    みずみずしくて、麺線カチッと頑丈で。
    唇の間をスルンとすり抜けるときに、感じる角がとても鮮やか。
    ざるやかけも用意されてる。
    けれどココの一番の売りは「ひやかけ」で、お店の中にもおすすめですよ…、って書かれてる。
    かつおの風味がシッカリ香る、タレを冷やしてザザッとかけたの。
    ワサビをタップリ溶いてすすると、ピリッとそれが甘みに変わる。

    久しぶりに来たココはかなり繁盛してる。
    そばがゴチソウ世代のシニアなオジサンたちのグループ客がいるのは当然。
    ところが若いストリート系の男の子たち。
    小腹がすいてきたのでしょう。
    かき揚げ丼だとか天丼だとか、あるいはおいなりさんを2個だけだったり、おやつ替わりに蕎麦屋のサイドを食べている。
    こういう姿をみていると、なんだか日本はまだ大丈夫…、って勝手に思ってしまったりする。
    ほどよきお腹を豊かに感じて、散歩をしながら帰ります。



    関連ランキング:そば(蕎麦) | 新宿三丁目駅西武新宿駅新宿西口駅



    ところで今日、新宿にまで出てきた理由は新宿にあるギャラリーにやってくるため。
    「今敏」という映画監督の回顧展を見るためでした。

    garo.jpg「パーフェクトブルー」っていう長編アニメ映画の監督をかわきりに、独特な映像世界をずっとつくり続けていた人。
    人のココロと頭の中の世界と現実世界との戦い、そして融合をテーマにした物語。
    それに続く監督作品になった「千年女優」という作品では、時代を越えて過去から未来を行ったり来たりしながら、とある女優のココロの秘密を探す映画だったりしました。

    2010年8月にがんが理由でなくなった。
    享年46才。
    彼が残した絵コンテや、監督デビューをする前の漫画がらみのさまざまな作品を展示しているというモノ。
    かなり多作の人だったはずなのだけれど、そのほとんどがデジタル作品。
    だからこうしてギャラリーで展示されるべき作品が少なくなってしまうのですね。
    ちょっと残念。
    とは言えならばそのデジタルデータをみてボクたちが感動するか?というと、どうかなぁ…。
    自筆の作品。
    手書きの線のひとつひとつに、描いたその人の息吹や気持ちが伝わるようなその臨場感を得ることができるのはアナログだからなんじゃないかな?って。
    歌舞伎町のはずれにひっそりあるギャラリーに、映画を目指す若者かなぁ…、あるいはアニメ、イラストレーションの世界の人か?
    次から次へとやってきて静かな情熱を持って食い入るように見る人をみてるとなんだか力が湧いて、やってくる。

    彼の世界観が、とある完成を迎えた作品が、筒井康隆氏の原作になる「パプリカ」っていう長編アニメで、これも摩訶不思議なココロ飲み込まれそうになる映画でした。
    トレーラーを貼っておきます。



    ところでこの回顧展をやっている「新宿眼科画廊」というココ。
    不思議な名前の画廊だなぁ…、と思って調べてみたらばなんと「目の保養になる場所」という意味でつけられたもの。
    実際の眼科とはまるで縁も何も無い、現代アートに多くのチャンスを与えようとしているギャラリーなんだって…、なんだかステキな場所でござった。
    こうした街がある東京ってなんだかステキと思う午後。

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    新宿眼科画廊
    いくつかの若手の演劇団体もここで最近よく上演してて、芸術に理解ある眼科さんが貸してると 思い込んでました。
    目の保養
    みたいなニュアンスなんですね
    間口のひろい画廊ですねー
    しろはなげさん / 2011/08/21(Sun) /
    ステキな場所
    > しろはなげさん
    アートって、こういう理解のある人達に守られて生まれ、育つ物なんだなぁ…、って思いました。
    ステキな場所。
    様々な情熱を受け止める寛容で、温かい空気を感じました。
    サカキシンイチロウさん / 2011/08/21(Sun) /
    今さん…
    マッドハウスは今敏と出崎統と連続して亡くなられて本当に寂しい限りです

    リンク先にあったホームページの本人最後のエントリを読むと
    泣けてきますよね

    新宿だと東京ゴッドファーザーズが懐かしいなぁ…
    佐藤Rさん / 2011/08/22(Mon) /
    最期まで
    > 佐藤Rさん
    最期の最期まで次の作品のコトを考えていたんですネ。
    何かを創り続けるコトが生きていくコトだった人。
    その意志が今でも受け継がれているというコト。
    それまたステキと思います。
    サカキシンイチロウさん / 2011/08/22(Mon) /
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