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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    昼、ダイナミックキッチン響でランチ。
    サントリー系列のダイニングレストランで、10年以上前にできたときには業界的にかなりセンセーショナルな話題になった。
    00644234.jpeg有名インテリアデザイナーによる圧倒的な店舗空間。
    ざっくりとした石と木材、アジアに散在する土着的なモチーフをアクセントにした大箱に、モダンなキッチン、ワインセラーを配置した無国籍にして、時間軸まで歪めてしまった不思議な空間。
    そこで提供されるのは石窯ご飯にアジアな料理と、当時の最先端を走ったお店で業界人の視察でしばらく予約がとれぬ状態がずっと続いた。
    当然、イミテーターも沢山できた。
    同時にこれを作った当のデザイナーが同じようなお店を沢山作ったために、今ではどこにもである既視感タップリの店になりさがった、ちと残念なチェーン店でございます。

    a50b8465.jpeg超高層ビルの上層フロア…、例えば山王溜池のdocomoのビルの中のお店のように、いくら家賃を捨ててるんだろうって心配しちゃうほどにゴージャスで特別な支店がいくつかある。
    けれどその他のお店はお値打ちランチで、かつての贅沢な空間を気軽にたのしむのが相当な店…、と個人的には思ってる。

    そして今日。
    やってまいります、新宿の店。
    お惣菜の料理をちょっとたのしみたくて。
    ココのランチはすべての料理に「惣菜バフェ」がついている。
    サラダバーの発展形。
    生の野菜もあるけれど、煮付けやおひたし。
    茶碗蒸しやら天ぷらやらと、どこかほっこりするお料理がズラッと並んで食べ放題になるのであります。
    それらが並ぶ場所は夜には、厨房を一望できる一等席になるカウンター。
    だから厨房の中で次々料理ができていくのをみながら料理を選べるシアワセ。
    バフェではあるけど、作りたて。
    できたて料理にまさるゴチソウはなかなか他にはないオゴチソウ。

    しかも久しぶりに来たココのバフェ。
    「野菜をおいしく」をテーマに随分、変わってて例えば蒸し器がカウンターの上に置かれてる。
    そこでモヤシやブロッコリが蒸しあがってる。
    あるいは鍋にスープが沸いてて、そこで野菜をしゃぶしゃぶしながら食べるという、かなりたのしいプレゼンテーション。

    c728dfdb.jpegスライスしたタマネギや、薄切りニンジン。
    あらかじめ軽く熱を通したジャガイモ。
    カンナで削ったように薄く削り取られた大根などなど、しゃぶしゃぶ用の野菜も豊富。
    中でも、ツルムラサキ。
    ほうれん草のような葉っぱで、しゃぶしゃぶすると色鮮やかになっていく。
    食べるとトロンと粘り気があり、ほのかな苦味が夏に疲れた体においしい。
    奴用の豆腐があって、それを軽くおよがせるとほんのりあったか。
    豆の香りも力強くなる。
    自分で調理して食べる…、そんな感じがとてもたのしい。

    かつての日本で、日常的に食べられていたのは野菜。
    たまの外食で食べるべきなのが、肉だった。
    ところが今。
    肉はどんどん気軽な食べ物になっていき、野菜を食べる機会がどんどん減っている。
    だからこうして外食で、野菜をタップリ召し上がれ。
    これってとてもうれしい提案。
    だからなんでしょう。
    開店と同時にほとんどのテーブルが一杯になる、繁盛店。

    友人とつれだってきてメインを2つ。
    ひとつは野菜と魚の揚げ出しで、もうひとつはとり天と蕎麦、それらにご飯と汁がつく。

    4199bfa1.jpeg分けあい食べます。
    キスと茄子、ベイビーコーンとピーマンを軽く薄い衣をつけて素揚げしたモノ。
    それにトロンととろみがかかる。
    普通は衣の粉が出汁に溶け出しとろみになってく。
    けれどこれはかなり強めのとろみをつけた出汁をタップリかけまわす。
    ご飯のおかずにするにはこちらが、味がしっかりのるからでしょう。

    蕎麦にはガリッと揚がった鶏の天ぷら。
    麺に鶏の天ぷらという、この組み合わせは讃岐的。
    本当だったらうどんと一緒に…、と洒落たいところ、うどんじゃお腹が一杯になりすぎるということかもしれない。
    それで蕎麦。
    ガリガリとした天ぷらというより、固めのフリッタみたいな鶏に、スダチと塩をふってパクリと。
    ジュワッと油が口に広がり、鶏のふんわかした食感がそれをおいかけやってくる。
    ご飯のおかずにもピッタリで、なかなか旨い。
    ただどうでしょう…。
    蕎麦は些かたよりない。
    冷凍麺を使って作っているのでしょうけど、おそらく茹でる時間がちょっと長すぎた。
    ツルツルじゃなく、スルスルでもなく、ムッチリちょっと粘り気がある団子ひとつ手前の食感…、出汁も少々、たよりない。

    a23381cf.jpegうま味にかける、水で伸ばしすぎた市販のめんつゆみたいでちょっと情けない。
    よし、ココは最終調理をいたそう。
    バフェカウンターの上にある、しゃぶしゃぶ用の甘み醤油と蒸し野菜をたべるためにあるポン酢を使って味ととのえる。
    塩をパラッと最後にふって、そこにちぎったかき揚げ投入。
    油は醤油と一緒になると、うま味も出すし風味も豊かにしてくれる。
    それでとっぷり、蕎麦を浸してズルンと食べると、うん、旨い。
    バフェのよいとこ。
    それは自分で味をととのえ自分好みで食べるヒントとツールがあること。
    それに今日は救われる。

    お盆休みの真っ只中で、みんなのんびりした表情。
    ショートパンツのおじさんがいつもの年より多く思える。
    お店の人は休みもとらず一生懸命…、人が休むときに休まぬ飲食店という商売の厳しさ、そしてステキを感じる。
    感謝しながら、さてさて家で書き仕事。



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    ■ コメント一覧
    ニアミスです
    偶然にも、明日こちらでランチをいただこうと予約をしているのです
    1日違いがちょっと残念・・・
    koutagawaさん / 2011/08/14(Sun) / URL
    なんとですね
    > koutagawaさん
    あらあら、日にちニアミスですね。
    お元気ですか?
    また何かお誘いください。
    サカキシンイチロウさん / 2011/08/14(Sun) /
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