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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
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    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    家の近所でちょっと呑み…、紅とんっていう串焼き居酒屋をはじめて覗く。

    bton.jpg去年の夏まで老舗のとんかつ屋さんがあった場所。
    ラードで揚げてザックリとした衣と、熟成させたヒレ肉に特徴のあるいい店だったのだけど、多分、後継者がいなかったのでしょう。
    いつの間にか店が閉まった。
    しばらく改装していたかって思ったら、ここが出来てた。
    今、結構、勢いのあるチェーン店で、いろんなところにあってだから敬遠してた。

    けれどやっぱり気になって…。
    お店を増やすことはお金と運がありさえすれば結構、簡単。
    けれどお店を潰さず、しっかり繁盛させ続けるのはやはり何かいいとこがあるから。
    ここのいいところって一体なんだろう…、って思って気になっていた。

    お店に入ったのが6時半くらいかなぁ…。
    その時間でもう半分くらい埋まってて、そのあと、続々、お客様がやってきてたちまち満席。
    しかもそのほぼ全員がサラリーマン。
    それもスーツをきた人たちで、年の頃で30代の後半から50代。
    居酒屋をプロデュースするとき、絶対外しちゃいけない層でしっかり満席になっているというのに、感心します。
    最近のおしゃれな居酒屋って若い人たちに媚を売りすぎ、自滅しちゃったところが多い。
    それに比べてここはお洒落じゃなくて実質的で売ってるんでしょう。

    メインは串焼き。

    fb07c817.jpegしかも「やきとん」が売り物というのがかなりオモシロイ。
    というのも鶏と違って内臓モノが豊富で、多彩な種類の串焼きが作れるわけで上手いなぁとも思ったりする。
    とは言えなぜだか食べてみたくてしょうがなかったのが「鶏のささみ」で、それを梅とわさびの味で焼いてもらう。
    フックラ、キレイに焼きあがったよい状態。
    中はほどよきレアーで噛むと、ムチュンと奥歯になめらか。
    塩をうち、焼き上げているその味わいもとても自然でいい感じ。
    銘柄鶏とかではないのでしょうネ…、けれど新鮮。
    遠くの地鶏を凍らせて、ワザワザ高い流通コストまでかけ取りよせたのを焼いて、ほら、おいしいでしょう?って、高い値段をふっかけるお店の真逆。
    悪くないなぁ…、って思ったりする。

    豚の焼いたのもほどよくおいしく、他にも野菜やスパムみたいなモノもやく。
    うずらをたのむ。
    なぜだか、うずらの玉子が好きでしかもそれを焼いたモノ。
    白身が水気を吐き出して、前歯にかなり抵抗をする。
    前歯を立ててかなり顎に力を入れるとやっとブチッと歯切れて、中からトロンと黄身がでてくる、オモシロイ。

    大衆的な居酒屋といえば、揚げ物の充実がかなり大切。
    揚げ物が充実してておいしいと、それでお酒がすすみますから、串焼きが売りという店でも必要最小限の何かが必要。

    63370d53.jpegここもハムカツだとかフライドポテトとかとまぁ、定番がしっかり揃う。
    どれもほどよく、おいしくて油の管理がいいんでしょう。
    たくさん食べても、胃にもたれない。
    おじさんタラシのお店には、こうした基本的なところが大切でちょっと感心。

    「赤ウィンナ」って商品があって、てっきりウィンナフライだろうと思って、たのんでみたら…。
    なんと赤ウィンナさんの素揚げでござった。
    切れ目を入れて、串を指し、これでこれがタコさんの形をしてたらもっとステキだったのに。
    串かつやさんで揚げたて串かつをのっけてくれるような網付きバッタにのっけて、やってくるのもなんだかステキ。
    キャベツの上に、ケチャップ、それからマスタード。
    ハフハフしながら食べるとこれが、また旨い。
    それにしてもウィンナーって、昔はもっと中のひき肉のメッシュが大きく歯ごたえゴツゴツしていたはず。
    加工食品の方向性はみんななめらか、歯ごたえなくしていくのがちと残念。

    40d876f3.jpegそれから野菜。
    ほとんどのテーブルにもれなく一個、のっかてるのがキャベツでそれをたのんで食べる。
    小玉のキャベツを半分スパッと切ったモノ。
    かるく塩水にくぐらせて、キレイにあらった上に味をほんのりのせててそのまま食べても十分、おいしく感じる。
    特に芯に近い部分。
    みずみずしくて、しかも甘くて香りも強い。
    外の緑の部分はパキッと、食物繊維がギッシリ詰まってプラスティックを噛んでるみたいな気持ちがするからあんまり好きじゃないのであります。
    パリパリ、ポリポリ、シャクシャク食べるとおなかがどんどん空いてくるような気がする好物。
    料理と料理の間に気づくとシャクシャク食べてる。
    顎が気づけば疲れるほどで、こんなにたくさんキャベツを食べるのって、お好み焼き屋さんに来たときくらいじゃないか…、って思ったりする。
    オニオンスライスをムシャムシャ食べて、血流サラサラ。
    お酒のかわりに今日はウコン茶…、健康的にたのしんだ夜。

    それにしてもお客様の回転がかなりここは早く感じる。
    料理は比較的速やかにでる。
    〆があんまり充実してなく、ほとんどの人が飲みにやってくるのでしょうネ。
    最近、居酒屋のような店にやってきてこれほどみんながらビールや日本酒をぐびぐび飲んでる景色に出会ったコトがなかった。
    飲んでたのしくなったなら、愛する家族が待つ家に先を急ごう…、そんな感じでみんなそそくさお店を出ていく。
    お父さんがシアワセになる…、シアワセなまま家に戻って明日も元気で働ける。
    そんなたのしいサイクルがこのお店にはあるんだろうなぁ。
    しかも安くてビックリしました…、良き勉強の夜とした。

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    無題
    サカキシンイチロウさま
    『遠くの地鶏を凍らせて、ワザワザ高い流通コストまでかけ取りよせたのを焼いて、ほら、おいしいでしょう?って、高い値段をふっかけるお店』

    そのお店はどちらですの(笑)

    飲食店って、
    いろいろあるから楽しいのでは?

    それぞれに志があり、
    貴方では気付かない美意識もあると思うけど。
    ミシュラン系焼き鳥には厳しいサカキさま・・・
    噛み付いちゃった。(ガブッ)
    同世代さん / 2011/04/02(Sat) /
    多様であることは素晴らしいこと
    > 同世代さん
    たしかに、この世の中は多様であるからこそすばらしいコト。
    そのとおりだと思います。
    情報を食べる。
    あるいはブランドを食べるというたのしみもあるのだろうと思いますけれど、名もない鶏を完璧な状態で食べてもらうことに一生懸命なお店もあれば、有名な鶏をワザワザ台なしにして食べさせて平気なお店もある。
    そしてその評価がなぜだか後者の方が高かったりするのが、ちょっと好きじゃなかったりするのですね。

    無名の人が一生懸命がんばっている店。
    有名な人の名前を借りただけで、あとはボンヤリ努力もしないでやっていける店。
    どちらが好きか、という問題でもあろうかと思います。
    包装紙ばかり立派な贈り物を贈っておけば無難と思う人よりも、野に咲く花をさりげなく贈れる人になりたいと思います。
    それがわたしの美意識。
    多様であることはステキと思いますが、そのすべての多様と付き合うコトは不可能でもあろうと思います。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/02(Sat) /
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