新宿で打ち合わせをと、喫茶店にやってくる。
「BUN」に来ました。
伊勢丹会館の一階の奥。
朝から夜まで休まずずっと営業してて、朝にこようが夜にこようが不思議と同じ空気感。
夕暮れっぽい雰囲気がある。
窓をもたない空間で、心地良いていどの影がある。
しかもタバコの煙がたまってどこかアンニュイ。
ここで打ち合わせをすると、なんだか大人になったような気持ちがします。
…、っていうボクはもう50過ぎ。
大人になった気持ちもなにも立派なオトナなんだけど、スタバでお茶を飲むのとなんだか大人の種類が違うような気持ちにもなる。
今日はタバコを吸う人があまりいなくて、空気もキレイ。
だからニッコリ。
お店の隅っこの居心地の良いテーブルもらって「アイスコーヒーくださいな」って。
甘くしてね、と常連風を気取ってたのむ。
砂糖をくわえて甘くした、昔ながらのアイスコーヒー。
甘さが苦味を引き立てて深めに焙煎した豆のエグ味や酸味をおさえこむ。
グビグビ飲むのがもったいなくて、ひとくちひとくちちょっとづつ、舐めるように味わいのんで気持ちをほっとさせる飲み物。
ストロー使わずカラカラ氷をグラスにぶつけ、耳にもすずしいオゴチソウ。
話しもたのしく盛り上がる。
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今日はずっと新宿仕事…、ちょっと早めではあるけれど手早く夜をとスパゲティー。
たまに来たくなるお店であります。
紀伊國屋書店の地下にある、スパゲティーの専門店。
ジンジンって言う名前で、昔からある。
この地下街。
昔はチェーン店はほとんど無くて、個性的な飲食店が並んでた。
博多うどんの専門店や、当時はまだ珍しかった冷凍パスタを使ったファストフードスタイルのパスタのお店があったりした。
小体で戦うのが難しい時代になって、幾つかの店は残してどんどんチェーン店に変わっていったのがちょっと切ない。
この店も屋号はそのまま。
けれど今では日清食品のグループ店になって改装したりメニューの手直ししたりした。
ただ昔からずっと変わらぬ料理もあって、例えばボクが大好きな、タラコとシメジの和風スパ。
生姜風味の醤油ダレをベースに炒めタラコがパラパラ、麺にこびりつき具材はキノコに玉ねぎだけ…、ってかなりシンプル。
けれどこれがなかなかおいしい。
パラパラ、魚卵が麺のなめらかな食感を引き立てる。
さすがに粉と麺のプロである会社が経営しているからなのでありましょう…、麺が来る度よくなっている。
経営が変わって麺が生麺になり、最初はベタベタ、歯に貼り付くようなパスタフレスカならではの粘る食感が嫌だった。
けれど今ではガッシリ歯ごたえたのしくて、しかもスキッとほどよく痩せた食感がとてもなめらか、おいしくなっててビックリしました。
そのまま食べてもおいしんだけど、これにタバスコ、バシャバシャかける。
酸味とスキッとした辛み…、ちょっと甘めの醤油ダレと生麺独特の小麦のうま味をひきたてて、タラコと違った辛み、風味を味わえてあと口スッキリ。
シャキシャキとした玉ねぎのほどよき火加減、歯ざわりもいい。
シメジだけじゃなく、マッシュルームがたくさんまじり、ビックリしたのがそれが生だというコトで、昔、フレッシュマッシュルームってぜいたく品で高級レストランでしか使えぬモノであったのに、こんなところでおめもじできる。
ステキであります…、さぁ、移動。
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ところで「ジンジン」といえばワタクシ的には山本リンダさんの「じんじんさせて」が頭の中をグルグルまわり続けるのです…、音源一発、はりましょう。
ちょっと新鮮。
こんな前奏だったのですネ…、チャイナ趣味にビックリしちゃう。
この歌、カラオケで歌うと途中から、キューティーハニーの主題歌とごっちゃになっちゃう…、今日も聴いてて「お化粧なんかはしなぁくてぇも♫」って頭の中が歌っちゃう。
今度はカラオケでこれを歌ってみましょうか…、って思ったりした、オキニイリ。
[3回]
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