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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    おやつ替わりといいますか…、二度目の昼とでもいいますか…、西新宿でラーメン食べる。

    ry.jpg久留米ラーメンの名店「龍の家」

    場所は新宿駅の西側の北。
    大久保に向かって抜ける、小滝橋通りという小さな通りがあって、そこに面した間口の狭いビルの中。
    中二階みたいな場所で外階段をあがった先に入り口がある。
    食事時をはずした中途半端な時間で、けれど行列。
    ボクらの前に6人ほど。
    15分ほど待って中に入って食事。
    外にでたらばまだ6人ほど。
    写真は食事を終えて外に出たときの状態だった…、繁盛店。

    そもそもこの小滝橋通りには個性的なラーメン屋さんが集まっている。
    行列ができるラーメン店の草分け的な存在の「麺屋武蔵」に、激辛ラーメンブームを作った「中本」が至近距離で営業している。
    実力をためす場所としても、話題作りのためにもココはいい場所。
    店の大きさもあるんだろうけど、一番老舗の麺屋武蔵には行列はなく、並ぶ人の数だけで言えば、お昼のココはナンバー1。
    ブームはうつろう。
    人の気持も変わるモノ…、栄枯盛衰感じます。

    7da00361.jpegオープンキッチンにカウンター。
    キッチンのぐるりに全部で10席ちょっと。
    テーブル4つで20人も入れば満席。
    厨房の中には三人。
    みんな若くてとても真剣。
    テキパキ体を動かし、次から次へとラーメン仕上げる。
    立派だなぁ…、と思ったのが、笑顔がキレイでにこやかで、しかもお客様から目をはなさない。
    お水をピッチャーに入れて用意しているのだけど、少しでもお水が減ると補給する。
    ピッチャーの中にはギッシリ、氷が詰まっててだからお水はすぐに減る。
    氷を減らせば補充の頻度も減るのだろうけど、それじゃぁ、水が冷たくならない。
    グラスの中にも氷がギッシリ。
    真面目なところがいい感じ。
    キッチンの中でスープがたかれているのに匂いがしてこない。
    豚骨系のラーメン店は、店に入ると獣の匂いがして当たり前ってよく言うけれど、丁寧に取られたスープが変な匂いを発するはずが無いのも事実。

    ココで一番スタンダードな「純味」をまず。

    cb0e325a.jpeg久留米ラーメンといえば、九州ラーメンの元祖をなすモノ。
    白濁した豚骨スープに極細麺に叉焼、キクラゲ。
    博多ラーメンもこの久留米ラーメンから派生したって言われていたりする。
    見事にここのコレは久留米のラーメン的。

    サラッとしていて、けれど麺にしっかりしがみつくほどよきトロミをもったスープ。
    キレイに白くクリーミーにて、どんな香りかと鼻を近づけ匂いをかいでも、おいしい匂いがするだけという、上等スープ。
    まずは一口、すすります。

    あまりのおいしさに、うおっと思わず声がでるほど。
    ヘレン・ケラーが水を手に受け、電気に打たれたように「ウォーター」とはじめて声を発したときって、もしかしたらばこんな感じだったんじゃない?
    そう思えるほどの衝撃的な体験をした。
    何の味がするんですか?と、聞かれると、ちょっと困っちゃう。
    動物の味でも魚の味でも、ましてや野菜の味でもなくてまさに「純粋な旨味」が口の中に広がっていく。
    まろやか、しかも後味サッパリ…、もう虜。
    バリカタでってお願いをした麺はザクッと歯ごたえ豊か。
    粘り気がでるずっと前にひきあげられた麺。
    まだ固いけどキチンと熱が入ってて、生煮え麺が発するネチネチした食感がまるでない。

    c66a8f36.jpeg歯ごたえのある硬い仕上がりの九州風のガッシリチャーシュー。
    それを薄く過ぎきったのが三切れ入って、それをそのまま食べるとホロッと奥歯で崩れるまるでなまり節のような食感。
    スープに沈めてやわらかにして、口に含むと肉と肉の間をつなぐ脂がとろけてなめらかになる。
    味の変容が、またオモシロイ。
    追加の味玉もプルンと見事な半熟で、ひとつひとつがとても丁寧。

    実はここが一番、力をいれてる商品が「とんこつコク味」。
    とんこつスープに、ニンニク風味の甘い香り油と、辛子味噌。
    それに背脂を少々くわえたこってり味に仕上げたモノ。
    スタンダードなとんこつスープに比べてトロンと、クリーミーでコクがある。
    スープだけをすすってみると脂の量が変わっただけでも味の印象が変わって感じる。
    脂の甘みと風味がずっと、口の中に居座る感じ。
    調味料を全部まぜ、ズルンとすすると、おやおや不思議。
    熊本ラーメンの桂花のターロー麺を食べてるみたいな味がする。
    コレはこれでおいしくて、替え玉いくつもおかわりすような、腹ペコさんにはこちらの方が適しているに違いない。

    7d19e95b.jpeg博多ラーメンにつきものの紅しょうがが入ってないのが久留米の流儀でそれは別ぞえ。
    胡麻をふってズズッとすると香りがたって風味がくわわる。
    テーブルの上には他にも、芥子高菜やモヤシがおかれててそれらを加えるたびにどんどん味が複雑になってくる。
    けれどスープそのものの味は壊れぬ頑丈さ。
    時間をかけて丁寧に作られたスープは少々のことではその味わいをなくさない、というコトなのでありましょう。

    お箸を入れた箱の上には、髪を結わえてくださいね…、って輪ゴムバンドがおいてある。
    髪の長い女の人も気兼ねなく、丼持ち上げスープをごくごく飲んでください!って気配りタップリなメッセージ。
    これを日本で始めたお店が、実は近所の麺屋武蔵。
    よいコトはみんなで分け合いマネあって、お客様にいいねといってもらいましょう…、と業界全体、街全体でお客様をよびこむ工夫をするっていいな!って思ったりした、腹パンパン。

    拍手[1回]

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    ■ コメント一覧
    ラーメン今度食べに行ってみますね♪
    お誕生日おめでとうございます
    これからの一年も素晴らしいことがたくさんおこりますように。

    龍の屋のラーメン食べたことがないので、今度、キャナルシティに寄ったときにでも食べてみますね
    繭香さん / 2011/01/26(Wed) /
    無題
    あー、この店、夫婦共々お気に入りです(^-^)/
    最近行ってないですが。。。

    この辺はラーメン屋さん激戦区なのでいつもどの店入ろうかまよいますが、結局この店に落ち着きます。
    つけ麺も、モツか何かはいっててとっても美味しいですね。

    Kanaさん / 2011/01/26(Wed) /
    ありがとうございます。
    > 繭香さん
    このお店、本当においしくてビックリしました。
    獣臭さのないとんこつっていうのがなかなか新鮮で、しかもお腹が重たくならないスッキリした味。
    オキニイリになっちゃいました。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/26(Wed) /
    本物の味
    > Kanaさん
    このお店。
    本物ですよね。
    おいしいし、お店も明るくてスタッフの人たちも一生懸命。
    贔屓にしたくなりますね。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/26(Wed) /
    おいしいとんこつ
    とんこつに偏見のある私ですがここは気になります~。ターローメン好きだからコク味、好きになる予感!御苑の「呉さんの台所」のあとにはいった新潟ラーメンてのも気になってます。
    イトーユキさん / 2011/01/26(Wed) /
    呉さん
    > イトーユキさん
    呉さんはたまたま先日、近所を通りかかったときにビックリしました。
    体力の限界というようなコトもおっしゃっていて、是非、もう一度、あのやさしい味をと期待をするばかり。

    このお店のスープは、豚骨であることを意識させぬスッキリとして素直な味わい。
    ボクもラーメンをあまり食べぬ方ではありますが、ココのは格別と思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/26(Wed) /
    奇遇ですね!!
    ちょうど私は月曜の夜に行きました。こく味を食べてました!美味しかったですよ♪思わずスープも含めて完食でしたw
    次はバリカタ試してみまーす。
    nokwwhitfさん / 2011/01/26(Wed) /
    夜になると…。
    > nokwwhitfさん
    たしかにここのこのラーメン。
    夜中に無性に食べたくなりそうな、ちょっと危険を感じました。
    バリカタの麺。
    おいしかったです。
    隣の人が替え玉をとっていたんですが、その麺のツヤツヤ、うつくしいこと。
    ますます危険です!
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/26(Wed) /
    誕生日おめでとう
    実のある繋がりをつくる一年となることを祈念しています。
    この一年、本Blogを拝見し軸がぶれていないと見受けました。ただ実業家にはその軸足が見え難いかも知れません。Blogだけの判断で恐縮ですが。貴殿がストックしている情報と記憶によって構成された文章により目の前の現象が新たな意味を持つという文化的な価値を高く評価させて頂いております。
    さてこの文章力を実業(家)の心を掴む情報発信装置として益々磨きつつも、世の中に貢献するために具体的な提案力をいかに発揮されていくのか、ぜひお伺いしたいと心中より願っています。良き一年となります事を!
    ジッサさん / 2011/01/27(Thu) /
    ぶれないですね。
    > ジッサさん
    食べることって本来、一番ぶれない部分だろうと思うのです。
    ブレてはいけない部分とでも言いますか。
    けれどこのブレてはならない食べるということと、ちょっとしたコトでブレがちのビジネスというモノがであってしまうところから、不幸が始まる。
    そんな風に思います。
    外食産業は「超ビジネス」の時代を向かなくちゃいけないんだよな…、ってそんなコトを思ったりする今日この頃です。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/27(Thu) /
    久留米らーめん
    久留米に反応♪
    久留米では、入ったことがありませんでした。
    そのお店が、新宿に。
    あまり行かない新宿ですが、食べに行ってみます☆

    お誕生日おめでとうございます。
    サカキさん、ご両親共に素敵な一年になりますように。
    みさ姐さん / 2011/01/28(Fri) /
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