秋葉原にて肉喰らう昼…、「トゥッカーノ・グリル&バー」って店。
ヨドバシカメラアキバ店のドテッパラに開いた洞穴みたいな小さなお店。
夜はシュラスコ。
ブラジル風のステーキハウスで、昼は安く肉が食べられる。
鶏や豚肉はシュラスコ用の機械でローストされていて、それをそのまま。
牛肉は生のまんま、焼けた鉄板にのっけてそれを焼きながら…。
300gのランプをもらって昼とした。
ドサッときます。
脂をもたないランプ肉。
しかも筋をキレイに切り取って、おいしいとこだけ正味300gが鉄板の上でジュウジュウしてる。
肉であります、まさに肉。
赤身のキレイな塊肉を目に飛び込んでくるとそれだけでお腹がすいてく。
バチバチ、焼ける音がして食べる前にまず塊肉をヒックリ返す。
裏の部分はこんがりやけてて、1・2・3と3つ数えてまず一口分切り分ける。
ベリーレアで赤身がひんやり冷たくて、ピトッと奥歯に貼りつく感じ。
肉々しくてなんともおいしい。
しかもココのステーキは、ブラジル式にかなり強めに塩と胡椒が聞いている。
塩のうま味が実は肉を一番おいしくさせる秘密で、タンパク質と塩が一緒になると甘みになってく。
うんまい、旨い。
程良く固く、歯ごたえがあり、顎をワシワシ使いつつ味わう肉の旨いコト。
3分の1ほど食べたところで、サルサソースをタップリかける。
タマネギ、ピーマン、パプリカとハラペニョ刻んでライムジュースとあわせたモノで、メキシコ料理やブラジル料理によく使われる。
肉にのせるとライムジュースが下にたれ、焼けた鉄板とキスしてジュワッ。
大量の湯気があがってく。
ライムの酸味が肉の脂をスキッとさせる。
強く感じた塩がやさしくおだやかになり、これなら肉をいくらだって食べられるって感じる味わい、ハマります。
他にガーリックソースや醤油ベースの和風ソースもテーブルの上に用意されてる。
けれどそれを使って食べるのも勿体ないほど、サルサと肉と塩と胡椒がおいしくて、セットにつけたライスを食べるのを忘れてただただ、ひたすら肉を食べ続けちゃう。
ここの鉄板の蓄熱具合はとても絶妙。
ベリーレアからレアを経由してまずミディアムまでの、いろんな焼け方をたのしめる。
ほどよき熱さで、絶対、ウェルダンにはならなくて最後の最後までみずみずしいまま肉の味わいたのしめる。
肉があらかたなくなったとこで、ご飯を鉄板に移して野菜とグリグリ混ぜて〆のピラフにして食べる。
腹一杯がとてもたのしい、いいお店。
それにしてもこのお店。
とてもゴキゲン。
まずロケーションがなかなかたのしい。
だって安さ爆発(って実はカメラのさくらやのキャッチだけれど)的大型家電店の土手っ腹に喰らいついてる、旨さ爆発の肉の天国。
目の前で肉が焼かれる。
大きな塊肉から、注文するに応じて肉が切り分けられる。
ジャジャっと破裂するような音がしながら肉が焼かれて煙が出てくる。
肉の香りに、煙の匂い。
これから肉を食ってやるぞ、とナイフフォークを握りしめ、前かがみになるようにして自分の料理を待ち構える人。
たのしそうに肉を焼いてる、肉をもりもり食べそうなお店の人の笑顔も明るい。
ただただ肉を喰らいゴキゲンになるために最適化された小さな空間。
もう虜です。
ところで、ボクの後にやってきた人。
かなりの常連さんでしょうか…。
入ってくるなり、メニューも見ないでスラスラ食べたいモノを言う。
その注文がまたオドロキで、1ポンドのランプステーキにガーリックチップをのっけてついでにバターソースをかけて頂戴。
ライスはハーフ。
生のビールをまずください…、と。
どんな大食いさんだろうと、横顔みたらこれがスキッと痩せたイケメン。
羨ましいったらありゃしない(笑)。
肉を全部ペロッと食べて、けれどご飯をちょっと残した…、気持ちばかりの体いたわる思いやり、歩いて仕事に向かいましょ。
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