サカキノホトンブログ出張前の東京駅の朝

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出張前の東京駅の朝

ひさしぶりに東京駅から出発する日帰り出張の今日。
朝を東京駅の近所でとります。

八重洲地下街の「初藤」。

昼は気軽な定食で、夜は居酒屋。
魚がおいしく気軽な雰囲気がいいんでしょう…、この八重洲のお店以外にも難点か支店が都内にあるみたい。
朝からやっているのはこのお店だけ。
東京駅という場所柄があるのでしょう。
駅の回りには八重洲、丸の内、日本橋とオフィス街がひしめいている、その人たちを対象に年中無休で朝早くから、朝ご飯を作ってくれる。
ありがたい店。
しかもいつも元気なおばさんたちの、おはようございます、いらっしゃいませの声が響いて元気をもらえる。

それにしても出勤時間の東京駅は、なぜか特別な趣きがある。
人の量…、という点では新宿駅の押し流される感にはかなわない。
けれど通勤する人、出張する人。
雑多な人がそれぞれ異なる足取り、異なる歩くスピードで散らかるように歩いてく、お行儀のよいカオス感はここならではの独特で。
新幹線の始発のある駅ってやっぱりちょっと特別な駅。

豚汁定食を選んで食べる。
豚汁と名前をもらってはいるけれど、豚しゃぶ用の三段バラの薄切りが、ヒラヒラかなりの分量入ったまるで味噌味しゃぶしゃぶみたいな一品。
とてもゴージャス。
朝のメインに十分すぎる実力派。
大根、ニンジン、ゴボウに豆腐と野菜類もタップリ、ふんだん。
栄養的にもオゴチソウ。
ココの味噌。
白めの麦の合わせ味噌。
こっくりとしたやさしい甘さに、出汁の旨味がほどよくあって、ボクの田舎の味に似ている。
豚の脂がコクを与えて、さらしたネギのシャクシャクとした歯ざわりもよい。
固めのご飯にヒジキ煮に海苔。
お腹も気持ちも、あったまる。

新幹線の出発までをイリーズでお茶。
東京駅から出発の旅の、昔ながらのボク的作法を取り戻す。

ポッテリとしたミルクの泡も見事なカプチーノ。
アメリカ的なあそこと違って、ココはイタリア。
冷たいミルクドリンクよりも、オーセンティックなあったかいのがおいしく感じる。
甘いミルクの泡をかきわけ、なだれ込んでくるエスプレッソのビシッと苦味が鮮烈なコト。
一緒に口に入ってくるから、混じり合ってしまいそうなとこ。
不思議とココはミルクでココはコーヒーって、味がそれぞれ主張する。
比重の違い？
それともただの気のせいかなぁ…、だったらステキにおいしいキノセイ。
儚くこわれるそうでいて、飲み終えるまでこわれずそこにずっとある泡。
カップの底にハートのマークが残ってボクを、お見送り。
それはそうとココのカップ。
モダンな赤と黒のデザインのロゴマークから、クラシックなのに知らない間に変わってた。
こっちの方がデリチオーゾな感じで結構、ボクは好き。

東京駅の八重洲側…、改修工事が次々完成しつつあり、けれど事業時期の異なる施設のツギハギ感がいかめない。
丸ノ内側の大きなドームは、いつ完成になるんだろう…？
いろんな未来を思う朝、東に向かって、さて移動。
今日は浜松、日帰りです。

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2010/04/14 (Wed) 丸の内コア：和 Comment(0)

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