サカキノホトンブログネギ抜き蕎麦と助八、それからＪＡＬのコト

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ネギ抜き蕎麦と助八、それからＪＡＬのコト

出張から帰ってきてちょっと新宿で打ち合わせ。
その後、お腹がどうにもこうにもすいてしまって新宿西口、駅地下商店街の「新和」っていう立ち食い蕎麦の冷やし天ぷらそば、食べる。

モソモソのそば。
表面、若干、ざらついていて、だからタレや出汁を思う存分、たぐり寄せてくれるのが好き。
ズルズルっと、すすり込みつつ喉をスキっとなでていく江戸的蕎麦の基準に当てれば出来損ないの麺なんだろうけど、ボクはなぜだかこれも好き。
特に冷やしで食べるココのタレ。
醤油のうま味がトップノートで、後からじんわり節系旨味が追いかけてくる印象的なタレをゴクゴク、飲むように食べるのに適してる。
天ぷら蕎麦にのっかるかき揚げが衣がフックラしていて、タレをズブズブたっぷり吸い込む。
ホジホジとしたオキアミと、ツルンと前歯ですべるように揚がったタマネギを、一口分だけ箸でちぎってそれを芯にして蕎麦をグルングルンとまとめて一緒に口に放り込む。
口の中が出汁だらけになるのがおいしい。

ネギを抜いてくださいネ…、ってそういうボクの後から来た人。
「ネギたっぷりで」って注文をする。
こうしていろんなコトのつじつま、あってく。
ボクらは知らず知らずに互いに互いを助け合いつつ、生きている。
なんだかちょっと、クスッとなった、おもしろい。

蕎麦一杯ではお腹がふくれずそれでテクッと移動して大阪鮨をつまんで食べる。

今日は少々、お腹の調子が良すぎるよう：笑。
新宿西口に二軒ある、箱寿司と言う店のあたらしい店。
表から見るとテイクアウトの専門店にずっと見えてて、でも実はお店の半分にテーブルと椅子が置かれてそこで食事ができるようになっている。
こりゃ、好都合とそれで着席。
コノ店、おいしい匂いがするんですよネ。
寿司屋さん独特の酢飯の匂いや、穴子を焼いた香りがお店の外にまで流れ出してて、当然、お店に入るとおいしい匂いはかなり強烈。
ボク自身がまるでお寿司になって、折り詰めの中に入ったような気持ちになる。
ちと、うれしい。

たのんで食べるのはここで一番、軽い商品。
「助八」ってコレ。
稲荷と太巻きの組み合わせを歌舞伎の演目「助六由縁江戸桜」にちなんで「助六」と呼ぶ。
理由は主人公の助六の恋人が「揚巻」。
あげ＝いなり寿司、まき＝巻き寿司という洒落言葉からの命名なんだけれど、稲荷をバッテラに変えると「助八」になる。
ただバッテラと稲荷で助八、バッテラと太巻きで助十になるっていう説もある。
本当のところはどうなんだろう？
高野豆腐にかんぴょう、椎茸、三つ葉とみずみずしい具材をやんわり包んだ甘酸っぱくてホツホツとした太巻きご飯。
酢〆した鯖を包んだ昆布までおいしいバッテラも程よきおいしさ…、腹一杯。

ちょっとステキなムービー１本。
ユナイテッドエアラインのＣＭフィルム。
戻るべき場所があり、待ってくれる人がいてこそ旅はたのしい。
いいメッセージ。
アニメーションも、ＵＡのテーマソングでもあるラプソディーインブルーのメロディーもそのメッセージにピタッときてる。
上手いなぁ…、って思います。

Heart from Jamie Caliri on Vimeo.

人生という旅もまさしくおんなじだなぁ…、ってちょっとしんみりいたします。

ところで世界中の飛行機会社の定時発着率を調べた結果がでてた。
１位はＪＡＬで２位がＡＮＡ。
だろうなぁ…、って思います。
飛行機だけじゃなく日本の交通機関のオンタイムなコトは奇跡的なるレベルの出来事。
サービスだって悪くないし機材の整備もしっかりしてて、なのに経営的が下手で利益が出せないなんて、本当にかなしい…、なやましい。
ボクらは何かを我慢しなくちゃいけないのなかなぁ…、って思ったりする。
どうだろう。

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2010/04/14 (Wed) ダイアリー Trackback() Comment(0)

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