サカキノホトンブログギュウタンキスケ

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ギュウタンキスケ

東京駅で夜にした。

静岡を出て浜松により、そこでミッチリ打ち合わせ。
とって返して東京駅。
着いた途端に、お腹がすいた。
ご飯が食べたい。
できれば白米。
もりもり、おかずと一緒に食べてお腹をキッチリ満たしたくもある。
だから今日は定食屋！
とそう思ってこの近辺のどこにある？…、としばし思案。
けれどここ、東京駅の界隈にはそうしたお店はそうは無い。
家賃が高いところじゃなかなか成立しない。
それが町場のお値頃価格の定食屋さんという存在で、それで「喜助」。
仙台風のタン焼きの店。
純粋な定食屋ではないけれど、定食「も」ある。
けれど夜は牛タン肴に酒を飲む人がほとんどで、当然、かなり単価が上がる。
酒を飲む人に家賃を払ってもらって定食組が得をする…、という助け合いの心に溢れるありがたい店。

夜の定食。
タン焼き1.5人前の定食にした。
牛タンたっぷり、炭でコンガリ焼き上げられて、浅漬け白菜がサイドにつきます。
これがキャベツの塩漬けや青菜の茎の漬け物だったり、お店によってサイドの野菜が変わったりする。
ただみずみずしくてサッパリとした味野シャキシャキ野菜というのが共通点。
タンの脂をスキッと拭う役割り託してのコトなんでしょう。
前歯がちょっと痒くなるよなココの白菜。
特に脂をキレイサッパリ拭ってくれる。
かなり楽しいオキニイリ。
真っ赤に炭が炎をあげる網の上にて脂をにじませ焼ける牛タン。
そこに煙りがこびりつき、なんとも言えぬ香ばしさを持つ。
噛めば噛むほどおいしさ募る、顎のゴチソウ。
見事なり。

お願いするとサービスでくる「味噌南蛮」。
青唐辛子を味噌に漬け込み、そのまま食べる仙台名物の箸休め。
味噌の中で辛子の辛味がやわらいでいるとは言うものの、ビリッと辛い。
たった一口でご飯がバクバク進むほど。
牛タン食べて疲れた口が、ピピッとこれでスッキリとする。
これでお茶漬けを作ると二日酔いにピッタリ。
食べてるうちにむしろどんどんお腹がすいてきたりする。
器の底が透けて見えるほどクリアーなくせして、ドッシリとした肉の旨味がタップリ溶け込むテールスープもまたおいしくて、ご飯を半分、お替わりします。
パラパラっとした麦ご飯。
当初目指した白いご飯じゃなかったけれど、それもまた良し。
脂がおいしい牛タン焼きには、むしろこのパラパラがありがたかったりするステキ。
体のためのおいしいご馳走、ゴチソウサン。

そういえば今日、新幹線が米原地方の雪で遅れる。
日本海側は今日も明日もかなりの雪…、と天気予報では言っている。
みなさま、おかわり、ございませぬよう。
あたたかくしておやすみなさい…、家に向かってまいります。

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