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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    ヨルイエゴハン。
    夕方時間に余裕があって、それでちょっと気合いを入れる。
    メインはパスタ、リガトーニ。

    086b4336.jpegギザギザとした太いマカロニみたいなパスタに、トマト系のソースを合わせる。
    先日焼いて冷やしておいたパプリカのピュレ。
    トマトの水煮をオリーブオイルでクツクツと。
    ニンニクとバジルの風味をちょっとくわえて、クツクツクツクツ。
    ほどよくソースになったところで、挽肉炒める。
    脂の少ない赤身を粗目に挽いてもらって、それを炒めてワインをかける。
    灰汁が少々、出はするけれどそんなコトは気にせず胡椒とローリエを置き、そこにトマトソースを注ぐ。
    そしてクツクツ。
    味がひとつにまとまるくらい煮込んで、一旦、火から下ろして休ませる。

    リガトニ、茹でます。
    ちょっと多めに塩を入れ、10分ほど。
    カラカラ乾いて薄っぺらだった筒がどんどん水をすい、フックラ太ってなめらかになる。
    吹きこぼれぬよう注意しながら輪切りの茄子を炒めたところで具材が全部勢ぞろい。
    茹で上がったところで引き上げソースとからめ、お皿に移して茄子を飾る。
    パルミジャーノをタップリおろし「ノルマ風」に仕上げて食べる。
    パスタの中にミートソースが詰まってズッシリ。
    チーズの風味とうま味がコクをつくってくれる。
    しょうがないほどお酒が進む、メインでもあり〆にもなる、これ一皿ですべてまかなう完全食のような出来。

    be34f67b.jpeg鶏の唐揚げに野菜サラダ。
    ポッテリとした衣で揚げた、鶏に下味つけぬタイプの簡単レシピ。
    唐揚げって、今、大ブーム。
    素材が極めて庶民的。
    手軽に食べれて、冷めてもおいしい。
    いろんなタイプのレシピがあって、食べ比べるながら自分好みを探していくような楽しみ方もできる食品。
    一時期の焼酎ブーム。
    あれは「グルメがワインを飲み比べあれこれ評論している」さまを安価に疑似体験できたから…、って言う人がいる。
    もしかしたらばそれと同じで、グルメ気分をひととき、安価に味わう道具が鶏の唐揚げなのかもしれないなぁ…。
    そう思いつつ、パクッと食べる。
    オモシロイ。

    サラダの上にのっけて、ノンオイルのドレッシングを唐揚げの上にもザブザブかけて、パクパク食べる。
    スキッとおいしい。
    葉っぱと一緒に食べるとシャクシャク、みずみずしさが油っこさを中和しておいしさが増す…、いい、感じ。

    24543b0a.jpeg買い物に行ったスーパーで、タイムセールで売ってたワラサ。
    かなり安くて思わず買った。
    実演コーナー。
    太った魚をみるみるうちに解体し、半身の半分。
    それをみがいて刺身になってく…、これがなんと390円というプライスで思わず行列。
    生まれてはじめておば様たちに混じって、タイムセールで行列をする。
    そのおば様たちの逞しいこと。
    ワタクシにはハラミのトコロを下さいません…、とかっていちいち注文つける。
    安くしてもらっているんだから、そんな贅沢言ったら罰が当たるだろう…、って思ってしまうボクはまだまだ子供だわい…、って。
    自分が納得するものを納得できるように買う…、それが大人のすべきコト。
    感心しました、よき勉強。

    871f81b6.jpegあけたワインがおいしくて、料理が全部おわってもちょっと名残惜しくなる。
    それでコッパを、薄くスライス。
    お皿に並べて〆にする。

    脂の少ない赤身を使って作るサラミのような生の腸詰め。
    ちょっとづつ、口に運んで余韻をたのしむ。
    鼻に抜けていく熟成された油の香り。
    今夜もおいしいモノが食べれた、感謝する。


    実は今日、パスタソースを作りながら、ずっとオペラを聴いていた。
    ジャンニスキッキ。
    ドラマティックな悲劇の名匠、プッチーニが描いたただ唯一のコメディー小品。

    実は昨日、米子で行ったペントラマンマで最後、オペラのコトで盛り上がる。
    イタリアオペラを愛するあまり留学までした人がやってるレストラン。
    イタリアでは「食べる、歌う、愛する」の3つセットで人生だから、オペラな気持ちは料理をおいしくしてくれる。
    ハンバーガーはロックがおいしくしてくれるだろうけど、ピザやパスタはカンツォーネとかオペラのアリアがおいしくさせる。
    だからイタリア料理をする人は、好きなアリアの一つや二つがあって当然…、ってボクは思ってる。
    なのにイタリア服のコトには詳しい、けれどイタリア文化に造詣のないイタリアンレストランのオーナーばかりが今の日本じゃ目立ってたりする。
    そんなエセっぽさが、ちと嫌い。

    ジャンニスキッキを代表するアリアを一本。



    「ワタシのお父さん(O mio babbino caro)」という見事な名曲。
    歌っているのはあの、マリアカラスでござります。
    命の声を聴いてるかのよう。
    明日は出張。
    「修道女アンジェリカ」をダウンロードして持っていこうかと思う夜。

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    オペラ
    未だにオペラには行けていないのですが(ハードルが高うございます)
    CDではこの間ビゼーの真珠取りを聞きました

    ムール貝でも食べながら聞くべきでしたね
    佐藤Rさん / 2010/07/22(Thu) /
    ビゼー
    > 佐藤Rさん
    ビゼーはクラシック界のポップメーカーみたいな作曲家。
    特に真珠採りは一度あのメロディーが耳に入ると、半日、リフレインしてしまう名曲でありますね。
    かつて、ミキモトパールさんがアコヤガイで採った出汁を使ったうどん屋さんをやってらっしゃったことがあって、そこの開店の時に、真珠採りのタンゴが流れていたことを思い出しました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/22(Thu) /
    無題
    同じ歌ですが、
    こんなのはいかがでしょう♪
    http://www.youtube.com/watch?v=8uHrZhCAoVU
    電マニさん / 2010/07/22(Thu) /
    これもまた
    > 電マニさん
    これもまたドラマティックでおもしろいですね。
    他の作品もいくつか聞いてみましたけれど、どれも踊りたくなっちゃいました。
    ありがとうございます。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/23(Fri) /
    無題
    外ごはんも素敵ですが、
    サカキさんのおうちゴハンが一番美味しそうに思えます。愛情たっぷり、手間暇かけて作っておられるからでしょうねぇ。
    キョーコさん / 2010/07/23(Fri) / URL
    ゴキゲンに
    > キョーコさん
    ゴキゲンな気持ちで作っているかもしれません。
    結構、手を抜くところを手を抜いて。
    でもここぞというところでは、気合いとコストと手間をかける。
    ワガママシェフの仕事です(笑)。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/23(Fri) /
    好きなアリアのひとつやふたつ
    のだめパリ編に登場する歌好きのピザ屋さんのエピソードを思い出しました。
    イタリア料理屋をするのなら、好きなアリアがいくつかあってあらまほしい、
    というサカキさんのご意見、全面的に賛成です。
    オペラを聴いて泣いたり笑ったりするような、
    そういう人の作るイタリア料理を食べたいですね。
    こぱん。さん / 2010/07/27(Tue) /
    心が作る料理
    > こぱん。さん
    料理というのは、料理を作るのが好きな人に作ってほしい。
    できれば、その料理が生まれた国のコトが好きでしょうがない人に作ってほしい、と思いますよね。
    特にイタリア料理は鼻歌まじりに陽気にできあがってくれると、食べてる方もたのしく食べられそうな気持ちがします。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/27(Tue) /
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