サカキノホトンブログ魚卵パスタの日曜日

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魚卵パスタの日曜日

先日、パンコントマトで炒めスパゲティーを食べてやっぱり和風パスタって旨いよなぁ…、ってそれで魚卵系のスパゲティーを食べたい熱に取り憑かれちゃう。
自分で作って食べましょう…、と昨日デパ地下でほどよく大きなタラコを３腹、買ってさてさてどうしましょうか。

タラコを使ったスパゲティーには大きく２種類。
壁の穴風の茹でた麺を練ったタラコであえただけの、魚卵のシットリ、なめらかな食感たのしむタイプがひとつ。
もうひとつは、醤油風味のソースにタラコを混ぜて炒めて仕上げるタイプで、パラパラポロポロ、口の中で転がる魚卵の存在感をたのしむレシピ。
どっちにしようかとしばらく考え、その両方のいいとこ取りで作ってみたらどうなるんだろう…、って思ってそれで今朝のこれ。
具材はイカに大葉とベリーシンプル…、イカには白出汁をかけて味を軽くなじませる。

麺は太めで茹でる時間は少々みじかめ。
塩をきかせたタップリのお湯の中でジックリ茹でる。
タラコの腹をしごいて中の魚卵を取り出しマヨネーズと一緒に練り上げる。
明太子じゃなくたらこを使う。
だから辛味を補うと同時にスキッと酸味がほしくて、それでタバスコ。

麺が茹で上がる時間にあわせて、フライパンに千切り生姜。
油を温めそこでジャジャっと炒めて香りをだしておきます。
茹で上がったスパゲティーをフライパンにいれ、茹で汁と出汁と醤油をくわえて手早く炒めてく。
油と水と空気が塩を仲立ちにして、タプンとトロミがついてくる。
ほどよく味をスパゲティーが吸い込んで、ひと味たりぬ程度に仕上がる。
そこにタラコのペーストをくわえてザザッと手早く混ぜて、千切りのイカに大葉をちらして出来上がり。
和えて仕上げるスパゲティーだと、麺の中まで味が入らず出来上がる。
けれどこれは麺そのものがおいしく出来る。
しかも魚卵が油でおおわれ、ほどよくそれが麺の表面こびりつき、そのシットリをなくさずけれどほどよく熱が入ってる。
ネットリでもあり、トロトロでもあり同時にホツホツ魚卵らしき食感まであって、これは名作…、これからこれを定番にしようって思ったりした。

それからもひとつ、先日もらったいただきもののロールパン。
長持ちするよう、チルドルームで保存していた最後の一本を使ってためしにホットドッグを作ってみます。
冷たいパンをスティームかけて温めて横幅あるから、縦に２本、スリットいれる。
チョリソを２本。
油をひかぬフライパンを中火にかけてそこで時間をかけてこんがりと焼く。
皮がパリパリ。
ところどころにヒビが入って、そこから肉汁が出てきてジュワッと厨房の中が美味しい匂いになっていく。

パンにいれたスリットにまずはケチャップ。
そうしてそこにソーセージ。
ちょっと細めのチョリソがぴったり、溝におさまりかなり迫力あるホットドッグが出来上がる。

二段重ねのダブルデッカーサンドイッチってあるけれど、このホットドッグはどう呼べばいいんだろうなぁ…、二車線ドッグ？
見た目がかなりドッシリしてて、作ったはいいがどう食べようと、まずは斜めにカプリとかじる。
２本まとめて口に入れるには少々太い…、だから右に左と斜めに齧って、最後はパクリと２本まとめて一度に口に放り込みモグモグするとタップリ肉汁、それを十分受け止めるだけのパンのおいしさ、ウットリでした。
今日はちょっとお外に出よう…、そんな気持ちになる青い空、日曜日。

ところで昨夜、スゴイＤＶＤに出会いました、「the Heirloom」って言う台湾映画。

邦題は「デスハウス」とかってまるでゾンビ映画かって思わせるようなひどいモノ。
実は、いつもＤＶＤを借りてる新宿のTSUTAYAが現在、改装中。
売り場の配置がすっかり変わって、借りようと思っていたモノがすんなりみつからずイライラしてた。
フロア半分を新装にという趣旨で、だから品揃えもほぼ半分。
お客様に迷惑かけているんだから、もっと親切にしてくれたっていいのになぁ…、なんて思ってウロウロしてたらアジアンホラーの棚の前にいた訳です。
不思議なオーラを漂わせるジャケット発見。
借りなさい！って命令形で訴えかけるただならぬ気配のデザインにどうしようかと思う気持ちを、１本１００円というキャンペーンプライスが背中を押して、そして観る。

まぁ、これがスゴくて夢の中にも滲み出してくるほどでした。

まずこの題名…、「代々受け継がれる家宝」のコトを「Heirloom」と呼ぶ。
ある裕福な旧家が受け継ぐ秘密の至宝が主役で、それに翻弄される人の悲劇と死の物語。
家系を残すというコトに異常なほどの執着をもつ、この映画の根底をなす価値観って日本も同じ。
古い家には何かが取り憑いているものだって、ジャパンホラーが得意とするモチーフでもありけれどそこから生まれる恐怖世界はかなり独特。
何より映像がうつくしくって、デ・パルマ的なるカメラワークに極めて焦点深度の浅い画像が、謎めいていてゴージャスな映像世界を作り出してる。

掘り出し物とはこうした映画を呼ぶのでしょう。
そして不遇な映画って、こうした映画のコトをいうのでありましょう。
何しろウェブで検索しても、ろくに情報が出てこない…、なんだかスゴく勿体ないなぁって思ったりした、そんな昨日の夜のコト。

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2012/04/15 (Sun) ボクツクルブレックファスト Comment(8)

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直訳ルンルン

二車線ドック

→Two traffic lane docks

ヤッホーな翻訳っ！

しかし

あさから

がっつりですね〜（笑）

博多はよい天気

オサンポビヨリであります

ネコスタさん / 2012/04/15(Sun) /

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なぜだか腹ペコ

> ネコスタさん
朝、空腹で目が覚めたのでありまして、ちょっと食べ過ぎかと思いましたが、食べたいものを全部作って食べてみた。
そんな感じです。
今日の東京は日焼けしそうな天気です。

サカキシンイチロウさん / 2012/04/15(Sun) /

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たらこといか

たらこといかのスパはほんとベストマッチだと思います！
近いうち壁の穴行こうかしら…。
たらこや明太子は先を切ってラップでくるんで押し出すと手が汚れなくていいらしいですよ。

setsunaさん / 2012/04/15(Sun) /

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なるほど

> setsunaさん
タラコの扱い方…、なるほどです。
今朝は包丁の背中でしごいて玉子を出しましたけど、まな板にこびりついて勿体ないのですよね。
今度ためしてみます。

サカキシンイチロウさん / 2012/04/15(Sun) /

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無題

ほわぁ。マヨ風味のたらこスパもおいしいですよねぇ。
わたしも早速パンコンでたらこスパ食べてきました！
しかもイカだけじゃなくて納豆までプラスしてしまいました。
食べたばかりでも食べたいって、悩ましい食べ物ですねー。

京さん / 2012/04/15(Sun) /

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イカ明太納豆！

> 京さん
うーん、やっぱりパンコントマテに行くしかないです！
自分で作ると、好きなようにできる反面、容赦無いおいしさを味わうことが難しくなっちゃいます！

サカキシンイチロウさん / 2012/04/15(Sun) /

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何ておいしそう～！！

何とも見事なイカたらこスパですね～！！今すぐ食べたくなっちゃう。私はこのところアサリの煮込みパスタ（ディチェコの12番スパゲッティにアサリのワイン蒸しの汁を吸わせる）にはまっており、汁を吸った太乾麺は旨いなぁとしみじみ思っていたのですが、こういうやり方なら、たらこスパもいいな・・すごく。ぜひマネさせてくださいませ！

イトーユキさん / 2012/04/16(Mon) /

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煮込みパスタ

> イトーユキさん
貝汁を吸い込ませるようにして作るスパゲティー。
うーん、おいしそう。
ディチェコの太い番手のパスタってなかなか見つけることができないので、見つけて試してみようと思います。

サカキシンイチロウさん / 2012/04/16(Mon) /

編集

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