サカキノホトンブログサンドイッチとゴジラとモスラ

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サンドイッチとゴジラとモスラ

さてさて、サンドイッチを作ります。

なんだかちょっと、ひさしぶり。
キレイに焼けた薄切りライブレッドが手に入り、それでキチンとつくらなくっちゃと。

いつものように、軽く焼きます。
ジリジリ、トースターのタイマーが鳴る音がして、甘い匂いがやってくる。
浅い焼き色がついたところで取り出して、バター、それからマヨネーズ。
キュウリをのせます。
薄切りキュウリ。
そしてハム。
最後にふわふわとした玉子焼き。
Bills風のやり方で、玉子をトロントロンとよじるようにして焼き上げた、スクランブルエッグをのっけてチュチュっとケチャップ注ぐ。
もう一枚のパンで蓋して切る前に、蓋するパンを半分に切る。
それから玉子の上にのっけて、パンとパンの隙間に包丁を入れ、スパッといきます。
こうしないと、パンを押さえつけた拍子に、ふんわりとした玉子がユルユル、包丁から逃げようとしてなかなかキレイに切れてくれない。

ちょっとした一工夫でスパッと切れたサンドイッチを、両手で持ち上げカプッとすると、口で玉子がフワフワとろける。
脂の強い肩肉で作ったハムがシットリ、肉のうま味を吐き出す。
シャキシャキとしたキュウリが味をキリッと引きしめ、ゴチソウサンドの朝になる。

それからスープ。
最近、かなりのヘビーローテーションにてたのしんでいる「キャンベル」のクラムチャウダー。
しかもアメリカ直輸入もの。
成分表示をみるとちょっとばかり国産モノとは中身が違う。
食べてわかるほどの違いでは、多分、ないのだろうと思うのだけど不思議とアメリカラベルの方が好き。
大きめジャガイモがゴロゴロ入ってて、口の中での存在感がシッカリしている。
クラムの風味もシッカリしてる。
すべすべしたクリームスープと一緒に海の味がどっしりやってくる。
ちょっと昆布の風味がするかなぁ…、って思いながら味わった。
そうそう。
ライブレッドを細かく切って、それをカラコロ、フライパンで炒りつけて、カラッとさせたクルトンをタップリ、チャウダーに浮かべて食べる。
カリカリとした乾いた食感もいいけれど、スープを含んでシットリ濡れたクルトンもポッテリ、喉にやさしくていい。
今日は日曜…、ユックリす。

ところで昨夜、テレビをつけるのすら鬱陶しくなるほどテレビ番組が貧弱で、それでビデオをみて過ごしてた。
数本観た中、こりゃ、スゴイぞ…、って思った映画が「モスラ対ゴジラ」なる一本。
世界中の映画監督に大きな影響を与えた昭和４０年代の日本映画のクオリティの、あまりの高さにウットリしながら平伏しました…、見事なり。

ところで、考えてみればゴジラって、水爆実験で生まれた怪獣。
体中から発する放射能をばらまきながらノシノシ歩き、自ら破壊者であろうとしているわけじゃないのに、その存在そのものが破壊的であるというまさに究極の厄介者。
しかも彼は必ず海からやってくる。
島国である日本にとって、厄介なモノや新たなモノはすべて海からやってくるモノ。
そう思ったら、なんだかとても今を感じてなやましく、モスラが早く日本の空にやってこないかなぁ…、そしてゴジラを退治してくれないかしらと思ったりした、今の夢。

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