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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    それにしても暑い、暑い。

    e6b346b4.jpeg午前中の打ち合わせを終え、企画書一つ、最後の仕上げをとタリーズに寄る。
    お店の中は涼しくて、けれどその涼しさになれてしまうと後が辛い。
    それでテラスに陣取った。
    新宿御苑から風が流れてくる日陰。
    アサイー飲んで、暑さをしのぐ。
    トロンとかなり粘り気のある滋養に満ちた体のゴチソウ。
    ストロー使わず氷の隙間からチュルッとすする。
    シャキンと冷えた酸味をたたえた液体が、スルンとやさしく流れ込む。
    氷、シャリシャリ、手にも涼しい夏の今日。
    企画書完成。
    印刷しようとKinko'sへよる。
    PC借りて書類を何部か印刷しながら、そろそろプリンターの買い時かなぁ…、って、ちょっと思ったりする、思案中。

    午後から家で仕事のつもり、それで昼をうちの近所のカフェグレースでする。
    172afaf1.jpegそれにしても、今日の日差しの強いコト。
    道路に落ちた街路樹の陰の、コントラストがまるでキリコの絵のごとし…。
    街を歩く人も足早に。
    同じ通りも、なるべく日陰のある側をと向きを選んで通りの片側だけが混雑しているたのしさ。
    あいにくこの店のある側は日なたに当たってかなり不人気。
    人気がなくて日の明るさが余計なぜだか目に染みる。

    サラリーマンのおじさんたちに囲まれランチ。
    朝の時間なら一人、二人でユッタリ座れる、けれど小さなテーブルに3人、4人と肩寄せあってスーツのおじさんが座る様。
    カレーやパスタをうれしそうに食べる様子が、ほのぼのしてる。

    5f19d405.jpegセットについたサラダを食べて、しばらく待ちます。
    小さな厨房。
    おじさん一人が料理を作り、調理仕事を切り盛りしてる。
    だから昼のピークは料理がでるのがちょっと遅れる。
    けれどずーっと料理を作る音がしている。
    ほぼ一定のスピードで、料理が次々、出来、運ばれていく様をみてると安心できます。
    みんな同じような気持ちなんでしょ。
    一人できた人は、お店においてる新聞や雑誌をみながらのんびり待ちます。
    何人かできた人たちは、ニコニコ話をしながら待ってる。
    不思議なほどに、携帯をみている人がほとんどいない。
    ますます昭和な風情が深まる…、オキニイリ。
    タバスコ、それからパルメザン。
    水滴をビッシリまとった小さなサイズのお冷やグラスに、丸くて浅い灰皿に。
    どちらもまめに交換されるコトが前提のサイズというのが、いい感じ。

    カルボナーラがやってきます。

    ac272406.jpegイタリア料理の正統的なるカルボナーラは、あえて仕上げるなめらかタイプ。
    炒めたベーコンと卵黄、それからチーズをあわせたソースを作り、それをパスタとからめて仕上げる。
    玉子がもしもかたまったらば、それは失敗。
    ネットリ、麺にまとわりつくチーズと玉子の旨みに風味、その舌ざわりを味わう料理。
    …、であるのだけれど。

    喫茶店的カルボナーラは、炒めて仕上げるまるで別物。
    ベーコン、炒める。
    茹でた麺をそこに合わせて、クリーム系のソースとチーズで味をととのえる。
    最後に玉子を割りほぐし、ジャジャッと炒めて、さぁ、どうぞという「白いソースとパスタで作った焼きそば」みたいな作り方。

    そしてココのこのカルボナーラ。
    まさにそんな日本的なるカルボナーラの典型のような姿にウットリ。
    思わず拍手をしたくなる。
    「炭焼き小屋風」ってカルボナーラの名前の由来となった黒胡椒が、タップリ、しかも大粒でスパゲティーを飾っているのが凛々しくて良い。
    食べると若干、モサッとします。
    乾いた感じはまるでなくって、けれどクリームソースと玉子が麺をガッチリ包んで、それがもっさり、口の中で主張する。
    400gというかなりの分量の麺をモグモグ、顎を使って噛み、食べる。
    量以上のボリューム感を首から上がまずは感じる。
    スゴイところが、この分量をまるで飽きずに最後まで食べるコトができる味付け。
    自分じゃ絶対作らぬタイプのカルボナーラ。
    ここに来なくちゃ食べるコトが多分できない、食べていきなりオキニイリ。

    a24eade7.jpeg全部食べ終え、アイスコーヒー飲みながら、今日の余韻に浸っていたら、なんと斜め前のテーブルに座った3人組みのサラリーマン。
    2人が大盛り、一人が得盛りナポリタンをたのんで食べてた。
    その圧倒的なボリュームに、写真撮りたい!って思ったけれどあまりに夢中なその食べっぷりにお願いするのもはばかられるほど。
    沢山食べて、それをおいしく感じられるって、なんてステキって思ったりする。

    食事を終えるとタバコで一服つける人がかなりいるココ。
    ボクの隣の多分、上司と部下二人。
    上司がまずはタバコに火をつけ、吐いた煙に向かって一言。
    「部長の煙は臭いんですよネ」って悪態つきながら、自分のタバコに火をつける。
    「お前の煙はまだ青臭いよな」って何喰わぬ顔で返す上司の動じぬ顔に、あぁ、日本の男のつき合い方はこうでなくちゃいけないよなぁ…、って妙に感心するランチ。

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    初めまして
    いつも楽しみにしておりますが、今日は畏れ多くもコメントを失礼致します!

    炒めカルボナーラ、あるお店でクリームとチーズすら入っていないものが供されるのですが、いくら作ってもうまくマネができません・・・。
    多分尋常でない量のオイルを使っている気がするのですが、その一線を越えられません(^-^;)

    日本人の付き合い方、あちこちで行き詰っているようで、こういうお話をお聞きするとほっとします。


    (ブログは飲食のことを載せていませんが、以前スタバで働いていたこともあり、美味しいものが大好きです)
    ぐりさん / 2010/08/07(Sat) / URL
    なつかしいんだけど…
    > ぐりさん
    初めて食べるんだけれど、どこかで食べたことがあるようななつかしさを感じさせる。
    そんな食べ物に出会うと、とてもうれしくなりますね。
    新しいもの。
    珍しいモノ。
    そんなものばかりを求めていると、昔ながらのホッとするモノを忘れてしまいがちになりますよね。
    いろんな昔を大切にしたいなぁ…、なんて思います。

    書き込み、ありがとうございます。
    自分の生活空間に小さな生き物がいてくれるシアワセ。
    ありがたいですよね。
    亀君にもよろしくお伝え下さい。
    サカキシンイチロウさん / 2010/08/07(Sat) /
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