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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    四谷三丁目で夜。

    takumi1.jpg東京でも屈指の「気のきいた飲食店の密集地帯」荒木町の、メインストリートの車力門通り。
    新宿通りから入ってすぐ右側の角。
    昨年の11月1日に開店したばかりの長崎ちゃんぽんの専門店、「チャンポン酒場・匠」という店にやってくる。

    友人が、お前んちの近所に旨いチャンポンの店があったよって教えてくれてそれで今日。
    実はその話を聞いて、Webで調べてみたのだけれど全然、情報が上がってこない。
    先日、四ツ谷から四谷三丁目に向かって歩いて移動してて、多分、このあたりだったはずとブラブラしててやっと見つけた。
    場所は「東京都新宿区荒木町2丁目」あたり。
    住所もわかり店名もはっきりしたので、再びWebをさまよったけど、ホームページはなく評価サイトにものってなかった。
    ネット上にはないお店。
    知らない人にはないコトになってしまってるんだなぁ…、って思ったりした、勿体無い。

    bd41a50e.jpegガラッと引き戸を開けて入ると、テーブル二つにカウンター。
    小さな店です。
    鍵の手型に曲がった6人分ほどのカウンターの、中に小さなパントリー。
    奥には厨房と、多分、昔は小料理屋。
    あるいはスナックだったんでしょう。
    テーブルにはもう先客が…。
    それでカウンターに腰おちつける。
    厨房の方からおいしい油が焼ける音がして、なんだかステキな予感がします。

    ホールに奥さん。
    厨房の中にご主人がいて、奥さんのキラキラ笑顔とにこやかな声。
    思わず「トリハイください!」って、声がでちゃいます。
    お酒を飲みたいと思う空間。
    そこにはおいしい料理の気配と、明るくきっちりとしたサービスができる人がいなくちゃ安心できない。
    ココはそんなお店な感じ。
    とりあえず的なおつまみメニューがいくつかあって、そこから一つ。
    たたきキュウリをもらって食べる。
    名前の通り、キュウリを叩いて潰したところに辛味醤油をかけまわしたモノ。
    辛味が結構キッパリしてて、醤油は甘めでコクがある。
    厨房の中では料理を作る気配と音がする。

    26f75647.jpeg鉄板料理がいくつかあります。
    熱々で、じゅうじゅうしながら食べる料理はなにより旨い。
    特に九州の屋台の料理は温度と勢いが命だったりするからでしょう。

    餃子をまずはたのんで食べる。
    博多風の小さな鉄鍋餃子がくるか?と、一人一人前をたのんだのだけど、やってきたのは普通の大きさ。
    コンガリかなり強めに焼けた、プクッと太った手作り風。
    粗切りにした豚肉が、クチャっと口で潰れる感じ。
    それを包んだフルっととてもなめらかな皮。
    ニラの香りが、油の風味と混じってとても重厚な出来。
    お店の餃子というよりも、料理上手なママが作った餃子のようなちょっと素人臭いけれどもそれはそれで十分おいしい、個性的。

    ホルモン炒めも鉄板の上でじゅうじゅうしながらやってくる。
    ニラにモヤシ、薄切り茄子と野菜タップリ。
    豚ホルモンがクニュクニュとした、これも少々甘めの仕上がり。
    けれどビリッと辛味もきいててお酒が進む。
    これを作ったご主人は、多分、九州出身の人。
    醤油が甘くてコクがあり、だから体の中に熊本の血がちょっと流れるボクにとってはなつかしい味。
    食べていきなり、オキニイリ。

    56cb8bb3.jpeg〆にまずはチャンポン、もらう。
    白濁したクリーミーなスープの上にタップリ野菜。
    モヤシにニラにキャベツにニンジン。
    刻んだネギに大ぶりの立派なキクラゲ。
    長崎風のかまぼこ、それから天ぷらと豚肉、エビに、イカのゲソ。
    どこから見ても典型的な長崎ちゃんぽん。
    上具の野菜をちょっとよけ、スープに沈んだ麺をお箸でたぐりあげると、ちょっと太めのストレート麺。
    断面まん丸。
    スープの脂でつやつやしてる。
    湯気と一緒にちょっと変わった甘い匂いがやってくる。
    スープを飲むと、鶏のパイタンスープと一緒に魚の香りがフワッと漂う。
    カツオのうま味を鶏のうま味に加えてあわせて、だからさっぱりしてるのにうま味がシッカリ舌に残ってかなりおいしい。
    純粋な長崎ちゃんぽんを期待すると、ほんの少々肩透かし。
    けれど、野菜の甘みや麺の風味はこのスープの方がクッキリしてておいしく感じる。
    なにより麺とスープのバランスがとってもよくて、ボクは好き。

    dc5cce62.jpegブラックチャーハンって料理があって、どんなチャーハンなんですか?
    聞くと、甘い醤油で炒めただけのシンプルだけど味わい深い料理なんです。
    そりゃ食べなくちゃとたのんで来たのが、まさに黒い炒めご飯。

    九州の刺身醤油を使ったんでしょう。
    九州の刺身用の醤油は旨い。
    トロミがあって、カラメル臭が香ばしく、しかも甘み、うま味がシッカリしてる。
    刺身醤油で魚を煮込むと、出汁や砂糖いらずだったりするほどで、それを使って炒めたご飯がおいしく無いはずがないでしょう。
    ラードを使ってつやつやの米。
    パラッとしてるのに、しっとりでもあり。
    中国料理の容赦なくお米の水分を焼き出したパラパラチャーハンとはまるで違った、やさしい出来栄え。
    「ご飯のおいしさにこだわる日本人のためのチャーハン」みたいな感じ。
    今度真似してつくってみようか。
    辛味も後からビリッと襲う、大人味にてこれもたちまちオキニイリ。

    正直な人がやっている、正直な店。
    なにより奥さんのチャーミングなサービスがボクは大好き、いいお店。
    ちょっと贔屓にしましょうか…、とニッコリしながら後にする。

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    ■ コメント一覧
    「らいん」の…。
    サカキ様
    水道橋「らいん」のモーニングメニューが変わりました!
    しかも、しばらく聞いた事がない言葉「値下げ」です!!
    メニューのパターンが増えて、
    しかも¥380~ですっ!!
    大変な出来事であります!!
    でるふろりあさん / 2011/01/13(Thu) /
    ええええ!
    > でるふろりあさん
    それは一体、どうしたことでしょう。
    行ってみなくては。
    クオリティーが変わっていないことを切に望むところであります。
    情報、どうもありがとうございます。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/13(Thu) /
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