サカキノホトンブログアイスティーの朝

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アイスティーの朝

ボクの家の近所には小さな公園がひっそりとある。

防災の意味もあるのでしょうね…、東京という街にはこうした公園が、結構、いろんなところにあって、ブランコ、砂場に滑り台。
色鮮やかな遊具が置かれて、メンテナンスもキチンとされてる。
とはいえ、そこに子供たちの姿や声があるかというといつも静かでひっそりしてる。
ボクが公園を覗く時間が子供たちの遊ぶ時間帯と違うからかもしれないけれど、子どもの笑い声の聞こえぬ公園って、虚ろでちょっと哀しく感じる。
せめて大人が使ってあげよう…、と、ブランコにのって揺するも座板が狭く、小さくて転びそうになる、太りすぎ？（笑）

朝をグレースにやってきます。

ここに通い始めるようになってから１年ほどになりますか。
最初はまるで普通の喫茶店で、お店の外にのぼり旗だとかまるでなかった。
けれどそれが今ではお店の入り口横に、プロモーションのポスターなんかが貼られるようになっている。
特に今、このお店はカレーに力を入れていてのぼり旗もポスターもほとんどカレー。
たしかにココのカレーは野菜の甘みがとてもやさしく、食べると食べるだけどんどんお腹がすいていく。
朝カレーにも力が入ってて、お店の入るとカレーの匂いが朝からしてくる。
それが決して嫌ではなくて、むしろお腹がすいてくるのにウレシクなる。

奥へ、奥へと深く続いていく間口の小さな親密な店。
一番奥には台所。
今日は台所の手前のテーブルもらって座る。
表の方から朝の光が、奥に向かって一直線。
まぶしいほどにうつくしい。
四角い小さなテーブルが几帳面にズラッとならび、ベンチチェアーに座り心地の良い背付きの椅子が…。
どうみても喫茶店に見えぬ景色に、ホッとする。

サンドイッチのモーニングプレートを選んで食べます。

６枚切りくらいでしょうか…。
ちょっと厚めの食パンで、けれどちょっと乾いた感じ。
サンドイッチにする食パンは、焼いて翌日くらいがおいしい。
フカフカしすぎず、生地に含まれた水気が外に逃げ出して空気をタップリ含んで軽い。
レタスにハムに、マヨネーズ。
それ以外の余計な具材をまるで使わずシンプルに。
挟んで、作って、ザクッと切ったさりげなさが、いい感じ。
パンがほどよくかわいていると、シットリとしたマヨネーズとレタスのシャキシャキしたみずみずしさが際立つ感じがして、とてもおいしい。
自分では絶対作らぬ、喫茶店的サンドイッチで迎える朝もなかなかなモノ。

パリパリレタスの食感がたのしいサラダ。
見事にきれいな半熟状態のゆで卵。
それにプレーンヨーグルト。
この前、来たときにはプレーンヨーグルトの上にはゴマとはちみつで、今日はオレンジママレード。
同じヨーグルトも、トッピングを変えるとまるで違った味になるのがたのしい。
オレンジの皮の苦味と香りが朝の鼻をくすぐる。
そしてスキッと目が覚める。

セットの飲み物を、今日はアイスティーにしてみます。

アールグレーを冷やした紅茶。
ちょっと薬っぽいフレーバーが朝の体をシャキッとさせる。
初めてアールグレーを飲んだときにはびっくりしました。
飲み物なのになんでこんな匂いがするんだ！
特に冷たくして飲んだときには冷蔵庫の匂いが移ってしまったのかって思って、ウゲッとなったものです。

けれど慣れとは不思議なモノで、今となっては冷たい紅茶にアールグレーの匂いがしないと、ちょっと寂しくなるほど好きになっちゃった。
ボクの父は、今でもアールグレーを飲むと、こりゃいかん…、って途中でやめちゃう。
「腐っとるぞ！」って何度飲んでも慣れないみたい。
人の好き好きってオモシロイ。
いつもはストロー使わずに、グラスに唇、直につけゴクゴク飲むのがボクのスタイル。
けれど、今日。
ストロー使って最後の一滴まで吸いとって、氷をカランと鳴らしておしまい。
仕事にそろそろ向かいます。

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2010/12/08 (Wed) ボクのご近所レストラン Comment(2)

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朝カレー

朝カレー、私も大好きでした。
日本にいた頃は朝から前日のカレーをあたためて、トーストにカレーの朝食をよく食べました。
カレーの香りって食欲出ますよね～。

日本で食べ損なった、サンドイッチ。
日本らしい丁寧に作られた美味しいのを、いまさらながら食べたくなりました。

しかしお父様。
「腐っとるぞ！」に、なんだかにやにやしちゃいます。
私はアールグレイ、大好きなので気になりませんが「薬臭い」と言う人もいませんか？
私の友人や妹が、コリアンダーのことを「ドブののニオイ」と言うのですが、私にはいい香りにしか・・・人ってほんと、おもしろいし　それがたのしいトコ、って気がします。
今日もステキな日でありますように。

ねえねえさん / 2010/12/08(Wed) /

編集

匂い

> ねえねえさん
匂いに香り。
不思議ですよね。
ある人にとって良い匂いが、ある人にとっては悪臭になる。
ボクの母はコリアンダーだけは苦手で、あれを食べると正露丸を食べてるみたいな気持ちになっちゃう…、といいます。
かと言って、正露丸が飲めないかというとそうでもないんですよね。
薬は薬。
料理は料理というコトなのでしょう。

サカキシンイチロウさん / 2010/12/08(Wed) /

編集

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