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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    ひさしぶりにルノアールで朝。
    ab50c588.jpeg若い人たちが集まる街に、なぜだかずっと営業しているおじさんたちの楽園のココ…、さすがに朝は静かであります。
    上場企業の待合室のような風景、ユッタリとした椅子にテーブル、通路が広くて隣の人の会話がまるで気にならない…、こんなスペースを自由に使える。
    なんて贅沢って、いつもくるたび思う店。
    特に禁煙席はガランと人気がなくてさすがにこうしたお店はまだまだスモーカーのためにあるんだって思ったりする、オモシロイ。

    4b4961a2.jpegパシャパシャ撮った写真をそうだ。
    ルノアール風に加工しようとやってみたらばなかなか上出来。
    ぼんやりとした霧の中っぽい画像になった。
    けれどあんまり好きじゃない。
    ルノアールってちょっと苦手。
    というか、印象派自体があんまり好きじゃないので、こんなモノかと思って掲載。
    ちなみにルノアールってGoogleさまに入力すると、オーギュスト・ルノワールじゃなくて喫茶店ルノアールが上に来るのがステキ。
    笑っちゃう。

    フッカリとしたおしぼりがこうしてあってくれるかぎりはおじさんたちの聖域でしょう。
    ポンッと破って顔から頭、首筋までを丁寧にゴシゴシ拭いて、さぁ、朝ご飯。

    アイスオレに110円でセットがついて、それがトーストサンドのセット。
    ひさしぶりに食べたんだけど、このトーストの焼き具合。
    焦げる寸前まで容赦なく。
    だからカサッと乾いて口にいれるとプワンと焦げた小麦の香りがステキ。
    前歯で焦げたパンくずがカサカサ散らかり歯茎をくすぐり、ポッテリとしたフィリングと一緒になって口を満たして消えていく。

    卵サラダとハムのフィリングもボリュームタップリ。
    パンの薄さに比べて明らかにオーバーポーションじゃないかと思うほどにタップリ、だから噛んでるとペニョンとハミ出す。
    rno.jpg垂れ落ちそうになるのをズズッと吸い込みながら、再びパクリとパンを噛み切るその味わいがゴージャスでサービス精神旺盛なのがいい感じ。
    選りすぐりのものを少しだけというもてなしもある。
    けれど、ほどよき程度の普通のモノをこれでもかってタップリくれる、そんなおもてなしもあるんだよネ…、って思ったりした。
    飲むと飛行機に乗ってるみたいな気持ちになれるコンソメスープも昔ながらのゴチソウで朝がニッコリ、はじまった。

    ところで最近、ジーンズで表に出るときデッキシューズをあわせるコトが多くなってる。

    30ec91b5.jpeg昔買ったトップサイダーのデッキシューズ。
    ボクが大学生の頃のコトでしたか。
    アメリカ文化がボクら唯一のあこがれだった頃があった。
    そんなとき。
    「POPEYE」って雑誌が創刊されて、それはアメリカ文化のバイブルだった。
    たいていは東京の青山だったり代官山、あるいは渋谷の情報が載ってた。
    けれど必ずアメリカ情報がどこかにあった。
    ときどき一冊まるごとアイビー・リーグだとか、ロサンゼルスみたいな特集があったりもして、そりゃもう一生懸命読んだものです。
    ボクがアメリカにいこうと思った最初のキッカケは多分、そうしたアメリカ大好き雑誌のおかげ。

    あるときアイビーリーガーはチノーズに靴はトップサイダー、ホワイトポロにネイビーのブレザージャケット…、それがエスタブリッシュメントの装いなんだよって。
    それで探して一足買った。
    靴屋さんでは売ってなくって、今で言うところのセレクトショップ。
    その店先に置いてあったのを無理やり譲ってもらって買い履いて帰ったら、母大激怒!
    白いソックスに革をなめしたときのオイルの色が移って大変なコトになっていたのネ。
    餃子みたいなへんてこりんな形で、しかも油が靴下に移るような安物の靴をなんであんたは買ってきたのと、母に言われて「これ安物じゃないよ、2万円も払ったんだから」と。
    その一言が母の怒りに油を注ぐ。
    「あなた絶対騙されたのよ…、返してらっしゃい、なんなら私が返してきてあげましょうか」と、それをなだめるのに一苦労した…、たのしい思い出、さぁ、仕事。
     

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    無題
    とっても疲れている時、美味しそうな文章を読むと幸せな気持ちになります。いつもありがとうございます。故郷ネタも楽しみです。
    びとうさん / 2012/11/05(Mon) /
    うれしいです
    > びとうさん
    おいしいと感じる気持ちをなくしてしまっては、生きていても楽しくないですものね。
    ゴキゲンにまいりましょう。
    松山…、長い間戻ってないので、なんだかスゴくなつかしいです。
    サカキシンイチロウさん / 2012/11/05(Mon) /
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