サカキノホトンブログ母、来たる。

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母、来たる。

実は今日。
田舎から母が出てきた。
父と一緒にちょっと息抜きをしましょうか…、と。
どこかでおいしいものでも食べようか…、と思いはしたけどせっかくだから鎌倉にいる妹夫婦の家でのんびりご飯でも食べましょう。
遠足気分で鎌倉に行き、妹の手料理と、寿司の出前でひさびさ、一家水入らずの夕食（拡大バージョン）の始まり、始まり。

もともと料理が好きな妹で、嫁ぐ前には母と一緒に料理を頻繁に作ってた。
だから基本的にはサカキの家の味がする。
けれど嫁いだ先は熊本出身のご主人で、熊本流儀がいろんなところに見え隠れする。
今日はぜひ、これを食べてもらいたくって…、と作ってくれた「団子汁」。
甘めの醤油で整えたおすましの中にタップリ根菜。
そこに中にふかしたサツマイモを包んだ団子を入れて煮込んだ、熊本風の郷土料理というお汁。
サッパリとした汁にお芋の甘味が混じって、素朴でおいしい。
箸休めにと作ってくれた白和えも、豆腐に混ぜたお味噌が熊本的なる甘めの麦味噌。
西京味噌で作るうちの白和えよりも、ちょっとスキッとした男っぽい味。

夫婦で作る新しい味。
二つの家から持ちよったそれぞれの味が混じりあい、次の世代に受け継がれてく。
なんだかちょっとシアワセになる。

妹家族の子供たちがよろこぶようにとピザをとる。

いつもボクがとるデリバリーピザはサルバトーレかドミノがほとんど。
今日はピザハットのをとってもらって、ほぼ初体験にて結構おいしい。
生地がフワッと口溶けがよく、小麦の旨味も結構シッカリ。
端っこにまでチーズがタップリ充填されてるという工夫もたのしく、次から出前をとるならピザハットのがいいなぁ…、って。
高校生の子供たち。
モリモリ、バクバク、うらやましいほど沢山食べる。
それでも太らぬ、新陳代謝の高さがこれまたうらやましくなる、たのしいご馳走。
オゴチソウ。

両親夫婦はそれぞれ互いの失敗話で盛り上がる。
もうこの歳だからボケて当然、っていいながら、二人のとても幸せそうにみえること。
今ほど二人が一緒にいて、リラックスしてたのしく感じることは無かったネ…、って、そうも言う。
いろんな立場を肩からおろして、初めて純粋な夫婦になって二人なかよく生きてるんだなぁ、ってちょっと安心。
母の気持ちもちょっとは安定したのでしょう。
ちょっと太ってふくよかになり、そう言ったらば「あらあら見ててごらんなさい、今年の年末に、も一度、東京に来るときにはビックリするほどキレイになっててあげるから」…って。
まだまだ元気。
すばらしきこと。

あまりにたのしくお尻に根っこが生えちゃう前にと、鎌倉を発つ。
母はしばらく東京住まい。

[1回]

2009/09/26 (Sat) ダイアリー Trackback() Comment(4)

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なんですと、熊本ですと！

私は明日、団子汁を作ろうかなと今日、材料を買ってきたところです。
妹様宅、お澄ましとは！
私も実家から代、お澄ましの団子汁です。
一般的にはお味噌仕立てが多いのですけれど。
うちは変わっていて、出汁は昆布とかつをなのですが、具は牛肉の薄切りと、小エビ。あとはサトイモと京菜（なかったので明日は小松菜で）なんです。
シンプルですがおいしいです。
新橋で団子汁屋やりたいっすｗ

みとゴルゴさん / 2009/09/27(Sun) /

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団子汁屋

> みとゴルゴさん
今日、初体験の団子汁。
おいしくってビックリしました。
サツマイモが入った汁はそれほど好きではないのですが、これは不思議とオッケーでした。
ボクの中の九州人のDNAがおいしいと感じさせたのでありましょうか？
団子汁屋。
おもしろそう。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/27(Sun) /

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うふふ。

お幸せそうなご家族の空気がこちらまで漂ってきたようで、ほっこりいたしました。
甥っ子さんたち、高校生ですか！
blogを拝読し始めた頃には、子どもだったのに・・・。
すくすくとお育ちでなによりです。
さつまいも大好きな子どもたちに団子汁作ってみようかな。
ちょうど今、麦味噌を使ってみているのです。
白和えも、やってみようかなぁ。

ryoko*さん / 2009/09/27(Sun) /

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時のたつのも

> ryoko*さん
もう高校生なんです…、本当に時を経つのは速いもの。
男の子はボクよりももうすっかり背が高くなっちゃいました。
お芋の入った団子。
甘くてとてもやさしい味わい。
実は初めて食べたのですけどなんだかなつかしい気持ちになりました。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/27(Sun) /

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