そして夜を丸亀製麺。
ちょっと時間がせわしなく、家に帰る途中のお店。
本当はここの近所にある「志な乃」って言う蕎麦とうどんの旨いお店で食べようと、思っていたけど時間が少々、間に合わずクローズしてた。
それで代わりに丸亀製麺。
チェーン店ではあるけれど、決してひどいワケじゃない。
讃岐うどんらしい味わい。
品揃え。
セルフサービスのうどんのチェーンとしてはおそらく日本一の規模。
その業界を代表する大きなチェーンが、そのおいしさで大きくなってる。
それが本当は当たり前。
だけど世の中、なかなかそのようにはならないモノ。
牛丼だったり、ハンバーガーは「おいしいコトより安いコト」。
「店舗の実力よりも会社の力」で大きな会社ができてく。
経済原理としては当然かもしれないけど、飲食店はそうした原理でしゃしゃり出ないようにしてもらいたい…、ってそう思う。
冷たいぶっかけ、並サイズ。
自分でネギや生姜の薬味を自由にのせられて、だからタップリ。
ネギ山盛りで、生姜もタップリ、胡麻をカリカリすってちらして、さぁ、いただきます!といただきました。
グルングルンとかき混ぜて、タレとからめてまずズルン。
タレは甘めで、けれどスッキリした味わい。
特にここのひやかけダレは、讃岐の味にかなり似ている。
かつおと昆布のうま味がしっかりしていて味の基本は塩味。
醤油の香りがしゃしゃり出ない、本当はこれにいりこのエグ味が入ればもっと讃岐風。
けれど万人受けを狙うには、エグ味を引いて食べやすいようにするのがいいと言うことなのでありましょう。
麺はヌルンとなめらかで、キリッと冷えてひきしまってる。
ここが展開はじめた頃に比べてちょっと角ばった。
コシもかなり強くなり、讃岐のうどんのぬめらかな喉越しよりも、噛んでたのしい歯ごたえよりに麺の感じが変わってきている。
ズルンとたぐりこむのじゃなくて、モグモグ噛んで味わう方が今の食べ方。
…、かもしれません。
それもまたよし、お腹にドッシリたまる感じも悪くない。
天ぷら2つ…、竹輪と玉子。
イカとかキスとかエビだとか、10種類ほどのバリエーションがあったけど、うどんのあてにはやっぱり竹輪。
海苔をちらして磯辺揚げになっていれば、なお良しだったのだけれどプレーン。
それはそれ。
玉子は半熟。
どのくらいの半熟具合か、たしかめるためお箸で割ったらトロリととろけてこぼれだす。
当然白身はカッチリ硬くて、それに天ぷら衣がかぶさりサクサク、プチュンと食べてたのしい食感がいい。
昔だったらこの黄身のとろけ具合は駄目だったけど、最近、なんとかこの半熟が食べられるようになってきた。
甘くてネットリ、うどんにからんでこれはこれにてオゴチソウ。
来るたびテーブルの上に置かれた調味料の種類がにぎやかになっていってる。
天ぷらソースというのがあって、ラベルにこんな但し書き。
「揚げたての天ぷらにかけるとおいしくなりますよ」…、と。
試してみようと思いもしたけど、残念ながらココの天ぷらは揚げたてじゃない。
だから使わず…、だって揚げたてじゃない天ぷらがこれでおいしくなる保証なし(笑)。
最近、ココでは白いご飯を売り始めていて、それと合わせて天丼のタレも置かれるようになっている。
ご飯にうどん用の天ぷらのっけてどうぞ…、というコトなんだろうと思うのだけど、うどん用のバリバリ硬い衣とご飯の相性は果たしていいのか?
お店の人に、天丼にして食べる人っています?って聞いたら、いえ、あんまり…って。
アイディアばかりじゃお客様は付いてこないということなのかもしれません…、これも勉強、また明日。
ちょっと涼しい動画を一本。
Snow on Cuba Mall in central Wellington (HD) from Ro Tierney on Vimeo.
ところで昨日のニュージーランド…、50年に一度という大雪が降り国全体の機能が麻痺するほどだったという。
そういえば赤道挟んで反対側のニュージーランドは今が冬。
いいなぁ…、これ。
みんなウットリしながら空から雪が降ってくるのをながめてる。
生活のコトを考えると、これからいろんな面倒がある…、けれど一時、みんなで空を見上げるシアワセ。
今の東京に雪がふることはないけれど、空を見上げて星を見ましょう…、そう思う。[0回]
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