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ライフフォーシェアリン

夜、毛ガニを食べます。

某デパ地下でかなりのご奉仕値段の茹でた毛ガニが売られてた。
限定数。
毛並みも肌の色つやも、なかなかによく目をひいた。
実は昨日、札幌の中央市場でここ数日は毛ガニの漁がかなりよくって、関東辺りにも安くていいのが出回るんじゃないですか…、って小耳に挟んでいたので今日。
思い切って買ってたのしむコトにした。
確かにズッシリ、手に重たくてワシッと掴んで中を開けると、味噌もしっかり入ってる。
足をザクッと包丁で軽く表面削り取り、食べやすいようにしてお皿に並べる。
ポン酢に柚子を搾ってそれをサイドに添えた。
指をたよりに身をほじり、そのまま食べても充分、磯の旨みでおいしく食べられる。
今日借りてきたビデオをみながらユックリ食べる。
「月に囚われた男」って言う、今年封切られたばかりの映画のＤＶＤ。
かなり見ごたえのあるいい作品。

それから今日、母からおかずの荷物が届いた。
それをいくつかお皿に盛って、土曜の夜のたしにする。
例えばビフカツ。
脂を削った分厚い赤身の肉をストンと拍子木にして、パン粉を付けて揚げたカツ。
脂をたのしむトンカツじゃなく、赤身のうま味をたのしむビフカツ。
冷たいままでもおいしく、歯ごたえガツンとたくましい。

カツオの生姜煮。
カツオを軽く生干しにした「生節」っていうのが四国には流通してて、それを使って煮物を作る。
余分な水気があらかじめ放り出されているのでカツオが、まるでお肉のように頑丈。
旨みもギュギュッと凝縮されてて、味わい濃厚。
佃煮と煮物の中間みたいな食べ心地。
タケノコを煮てそれをラー油で炒めた惣菜。
歯ごたえシャキシャキ、みずみずしさを保ったメンマみたいな味が喉にたのしい。
キュウリを酢漬けをカリカリ齧って口直し。
茄子にタップリ、赤唐辛子を加えて煮付けた甘辛煮。
油がキラキラ出汁の表面に浮いていて、それが元気をくれるよう。

毛ガニの殻を使って出汁の下味作る。
酒をくわえたお湯にドサッと洗った殻を放り込み、沸騰させつつ煮立ててアクをキレイにとる。
讃岐の甘い出汁醤油。
味醂を少々、入れて甘みを整えてそこにうどんを入れてクツクツ煮込んで食べる。
ツルツルおいしく、お腹の中もあったまる。
これから一本、ＤＶＤをみるつもり…、今夜はユックリいたします。

ステキな動画を一本、貼ります。
T-Mobileって言うドイツに本部を置く通信会社。
「Life's for Sharing」っていうプロモーションをくりひろげていて、例えば、駅を普通に歩いている人たちが突然、マイケルジャクソンの歌にあわせて踊りはじめる。
しかも一人や二人じゃなくて、次々、周りの人たちが踊りに加わり広場がダンスホールのようになったらどうする？
写メを撮るでしょ。
誰かに携帯でそれを伝えたくなるでしょう…、っていう、ココでも一度、そのＣＭフィルムをのっけたことがありました。
で、そのシリーズの歌バージョンがすんごくいい。
ロンドンのトラファルガー広場でいきなりマイクを渡されてヘイジュードの伴奏がかかったら、もう歌うしかないでしょう…、って内容。

いいでしょう…、ボク、泣いちゃいました。
みんなとシェアする生活、人生。
みんなが同じ方向をみて、ひとつのコトに没頭するというこの空間とこの時間。
ボクもそこにいたかった。
日本でコレと同じコトをするとしたらばどこにボクらは集まるんだろう。
そして何を歌うんだろう…、っていろんなコトを思ったりした、週末の今日。

[1回]

2010/09/04 (Sat) ダイアリー Trackback() Comment(2)

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無題

「月に囚われた男」、劇場で観ました。
ミステリなのか不条理劇なのか、先の展開が読めないと思っていたら
最後の展開で胸が熱くなりました。
週末にビデオでノンビリ観るのにもいいかもしれないですね…

それにしても、お母様のビフカツが美味しそうで美味しそうで、
この時間帯には目の毒です。いやはや（笑）。

タカハシケムヂさん / 2010/09/05(Sun) /

編集

友人と一緒に

> タカハシケムヂさん
友人と一緒に食事をしながら観たのですけれど、もしかしたらこうなんじゃないか、とか、いやいあ、ああなんじゃないのとか、ずっと先のコトを考えながら観ていました。
劇場だったら誰かと話したくってストレスがたまったかもね…、って言いながら。
いろんなコトを考えさせられる骨太の映画。
たのしみました。
顎を使ってたのしむ料理は母が大好きな料理なんです。
顎がおいしい厚切りビフカツ。
堪能しました。

サカキシンイチロウさん / 2010/09/05(Sun) /

編集

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