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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    年の最後の仕事をあれこれ。
    お外仕事をたのしくしようと、iPodを久々持ち出す。

    bach.jpg年末用のプレイリストを新たに作って、今日の気分の曲、放り込む。
    マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲。
    カッチーニのアヴェ・マリア。
    グレン・グールドが弾くバッハのイタリア協奏曲に、ヘンデルのメサイアとちょっと神々しい曲ばかりを選んだ。
    気持ちがなごむ。
    同時にフワッと高揚感も味わえる、やさしい元気が出てくる選曲。
    それにしてもグレン・グールド。
    なんたる天才。
    禁欲的で知られるバッハをこれほどまでに情熱的で色っぽく演奏してしまえるこの奔放。
    まるで鍵盤を玩んでいるかのような、けれど決して破綻をしないテクニック。
    鼻歌交じりに音楽の中に溶け込んでいくその自然体。
    聞くたび新たな発見がある。
    耳から入った音、ひとつひとつがボクの体の細胞を揺り動かして元気に帰る…、そんなステキがオキニイリ。

    昨日の夜、かなりの熱が出たのでしょう。
    手の指の皮のところどころが剥けているのに撮った画像を編集してて気がついた。
    風邪と必死に戦ったんだネ…、っていとおしくなる。
    そして夜。

    14942ede.jpegうどんを作る。
    袋麺のうどんを出汁でグツグツ煮込む。
    甘辛の出汁。
    擦ったショウガをタップリ入れて、麺の色がアメ色になるくらいまで時間をかけてやわらかにする。
    別の小鍋に割り下を引き、そこに牛肉。
    しゃぶしゃぶ用の薄切りを一枚一枚のっけてクツッと火を通す。
    甘辛味を肉に中にシッカリ入れつつ余分な脂をおとして煮あげ、サッパリ仕上げてそれを煮込んだうどんの上にドッサリのっける。
    茹でて搾ったほうれん草。
    胡麻をタップリ上からちらして、それでズルッとすすって食べる。
    煮込まれた麺。
    唇で切れてしまうくらいのやわらか、なめらか。
    前歯いらずのありがたさ。
    出汁にお肉のほどよい脂がキラキラ浮かんで、ひさしぶりに元気な料理を食べてる気になる。
    お腹にやさしく、体がポカッとあったかくなる。

    sinodayonshoku.jpgそれと一緒に志乃田寿司。
    四色折り詰めを買ってうどんのお供とします。
    お稲荷さんに、巻き物三種。
    かんぴょう巻きにお新香巻き、そしてカッパと全部で4色。
    クニュクニュっとしたかんぴょうの、なめらかでハリのある食感がなんともたのしいここの巻き物。
    カラメルっぽい焦げた匂いが食欲さそう。
    しっとりとした油揚げ。
    これまた甘ぁく、噛むとジュワッと煮汁が滲み出してくる。
    甘味を抑えたスキッと酸っぱい酢飯と一緒になってはじめて完成する、ほどよい味わい。
    カリカリっと固めに上がったレンコンが、ご飯と一緒につつまれていて、それがカリコリ、とてもたのしい歯ごたえを生む。
    食欲じんわり湧いてきて、そろそろ通常モードに戻ってくれそうな、そんな予感の夜のコト。
    今年もとうとうあと二日。

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    無題
    グレン・グールド、最近ちょっと気になっていてCDを買おうと思っていました。
    サカキ様の日記でますます興味津々。
    やはり手始めは「ゴールドベルク変奏曲」でしょうか?

    風邪っぽくてもだるくても、チャチャッと美味しそうなご飯を作ってしまうサカキ様がすごいなぁ…と感心します。
    もうすぐお母様の手料理と愛情がたっぷり詰まった宅急便が届くのでしょうか。何よりのお薬でしょうね。
    今年の疲れは今年のうちに、ですね。
    早く回復されて、良いお年を迎えられますように。
    bowさん / 2009/12/29(Tue) /
    グレン・グールド
    > bowさん
    グレン・グールドのゴールドベルグは何回聞いても聞き飽きぬ、すばらしいアルバム。
    ただ、聞きやすいのはイタリア協奏曲じゃないか…、と思います。
    一枚買うと次々とって、かなり中毒性があるのでまとめ買いも気持ちいいかも。

    おいしい料理が一番のお薬。
    そういわれて育ったものですから、具合悪くても気がついたら台所に立ってたりするんです。
    ボクが食いしん坊であり続けられる限りまだ大丈夫!ということでしょう。
    ありがたいです。
    サカキシンイチロウさん / 2009/12/29(Tue) /
    横レスですが
    > bowさま

    横レスですが
    グールドはどれもハズレがないので
    逆にdvdを買われるのは
    いかがでしょう

    没年のゴルトベルクは
    youtubeなどでも上がっているとは
    思いますが
    指使い,鼻唄,遊んでいる腕
    どれをとっても伝説に
    酔いしれる事間違いなしです

    個人的には
    インベンションもいいですねぇ
    佐藤Rさん / 2009/12/30(Wed) /
    DVD!
    > 佐藤Rさん
    なるほど、DVDとは気がつきませんでした。
    彼の独特の演奏方法。
    その後のジャンルを超えたピアニストに多大な影響を与えたその姿を観ることができる…、ってすばらしいコトですよね。
    サカキシンイチロウさん / 2009/12/30(Wed) /
    若き日のグールドも萌えます。
    どもです。私も横レスにて失礼いたします。
    佐藤Rさまもご指摘されているように、グールドは動画も個性的で魅力にあふれております。

    晩年のゴールドベルグも素晴らしいですが、若き日の彼を追ったドキュメント「On & Off Record」が、私オススメであります。

    昔、これを初めてTVオンエアで見まして、そのアーティストとしての完璧主義を貫く姿と演奏の凄さ、一方でオチャメで素敵な容姿にノックアウトされてしまいました。このビデオも「27歳の記憶」というタイトルに変わってDVD化されております。

    久しぶりに私も引っ張り出して聴きまーす。
    CIANさん / 2009/12/30(Wed) /
    ありがとうございます。
    > CIANさん
    完璧主義者にして潔癖症。
    人嫌いで、あまり人前に姿を現さなかった…、とかっていうさまざまな伝説に包まれた彼の人生。
    それそのものが、ひとつの作品だったのかもしれませんね。
    語り出すと語り尽くせぬ魅力。
    ご指摘のドキュメンタリーフィルム。
    わたくしも興味津々。
    機会があれば、と思います。
    サカキシンイチロウさん / 2009/12/30(Wed) /
    キース
    グルードも良いですがやっぱり私はキース・ジャレットですね。
    日本の教会で録音したゴルドベルグは一音一音に神への祈
    りが込められているようでもあり無邪気に遊ぶ子供のようでも
    あり、いつも引き込まれてしまいます。

    それにしてもバッハは怖い
    平凡な演奏者が奏でるとこれほど眠くなる作曲家は居ませんが
    非凡な演奏者が奏でるとその人の人生や価値観までもが立ち
    上がってくる作曲家は居ませんね。
    れきさん / 2009/12/30(Wed) /
    キースジャレット
    > れきさん
    キースジャレットのゴールドベルグ。
    不勉強ながらいまだ聴いたことがありません。
    自由奔放なバッハっていうのも、またすばらしいでしょうね。

    ボクのピアノの先生は「バッハとモーツァルトは一生かかっても自分のモノにはできない」ってずっと言っていました。
    特にバッハの理性で割り切れそうな端正な世界。
    恐ろしいほどに深くてステキと思いますね。
    サカキシンイチロウさん / 2009/12/30(Wed) /
    志乃田寿司
    もしかして初登場でしょうか!? 

    四谷のお店として、サカキさんがここをチェックしたいないはずはないと思っていました~。わたしもここのお稲荷さんがとっても好きで、1ヶ月に一度は買いに行っています。なぜか懐かしい味がするんですよね。
    マーリンさん / 2009/12/30(Wed) /
    大好きなお店です
    > マーリンさん
    ここのお稲荷さんの甘くてやさしい味わい。
    大好きなんですよ。
    今のところに引っ越して来る前から、もう10年以上のおつきあいでしょうか。
    最初はお稲荷さんばっかり。
    次にかんぴょう巻き。
    今ではお新香巻きにと、徐々にオキニイリがかわっていって、でもやっぱりお稲荷さんだけは特別だなぁ…、って思います。
    サカキシンイチロウさん / 2009/12/30(Wed) /
    ワクワクします!
    みなさま、素敵な情報ありがとうございます!
    中途半端な音楽好きなため、知識がちっともありません。
    早速youtubeで、動くグールドを確認しました。お茶目です。
    今日は仕事帰りに近くの本屋兼CD屋さんに寄ったのですが、やっぱり品揃えが全然良くなくて。。。
    作家の平野啓一郎が選曲したアルバムが1枚だけあったので買ってみました。
    ゴールドベルクのほか、ブラームスやモーツァルトも入っているようです。
    DVDやイタリア協奏曲は、次の機会にチェックします!

    キース・ジャレットは「The Melody At Night,With You」が大好きで、一時期、ずっと聴いていました。
    キース・ジャレットのゴールドベルク、ぜひとも聴いてみたいです。
    bowさん / 2009/12/30(Wed) /
    ボクも勉強になりました!
    > bowさん
    ボクもいろんな方からステキな情報をいただいて、とても勉強になりました。
    これからグレングールドを聴くたびに、今日のこの日記とそのやり取りを思い出せそうで、なんだかワクワクいたします。
    サカキシンイチロウさん / 2009/12/30(Wed) /
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