サカキノホトンブログちゃんぽん焼きに冬天丼

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ちゃんぽん焼きに冬天丼

朝を「姫路式のちゃんぽん焼き」。
先日のケンミンSHOWで紹介してた姫路地方の郷土料理で、中華麺とうどんを一緒にソースで炒めて作った料理。
中華麺とうどんの太さの違いをたのしむ料理なんだというのをみて、食べてみたくてしょうがなく自分でまずはためしてみようと製麺所から買ってきた中華麺と袋うどんを使ってつくる。

豚バラ肉をフライパンで焼き脂をにじませ、カリッと焼いて、ざく切りキャベツと姫なると。
塩と胡椒で下味をつけ、一旦、皿に取り出しておく。
中華麺を多めの油でカリッと焼く。
本当は具材の中に中華麺を入れて焼くのがいいのだろうけど、テレビで中華麺がバリバリになり、うどんのムチュンとした食感とのコントラストがおいしいんだ…、って言っててそれで。
お好み焼き屋さんの分厚い鉄板の上で焼くなら、具材も一緒に焼けばいい。
けれど家のフライパンで焼くときは、麺に焦げ目を別につけ、あとであわせる工夫をしなきゃ絶対麺だけ焦げるってコトはないだろうから、そうして作る。
麺の表面がカリッとなったら、炒めた具材をもどしてうどん。
チキンスープをちょっとくわえて麺をほぐして、そこにソース。
フライパンでソースが沸騰しながら揮発し、麺や具材に味がはいってく。
黄ニラとネギと鰹節…、お皿に盛って、できあがり。

たしかにたのしい食べ心地…、うどんとそばの異なる食感がたのしめる。
けれど太さがあるからなんでしょうか…、うどんの存在感の方が上でムチムチ、モッチリとした食感際立つ。
不思議なコトに、ならばとうどんだけを食べるとそれほどムチムチして感じない。
中華麺と一緒に食べるとはじめてムチムチ、うどんが奥歯を包みこむその独特な食感をたのしむコトができるのですね。
１＋１が２ではない。
３でもなくて「Ａ」になる…、つまりまるで別の食材になっていくのがオモシロイ。

ところで今日使った調味料はソースにチキンスープ、塩に醤油に白胡椒。
味見をしながら調整しつつ、けれど味の基本は昨日スーパーで見つけた焼きそば用にできたソース。
たしかにお好み焼き屋さんのソースのような香りがし、適度な濃度が麺にからんで作り易くて便利ではある。
それにしてもビックリしたのがスーパーの調味料売場の驚くほどに多彩で多様な品揃え。
一昔前なら業務用でしかなかったモノが、家庭用で売られはじめてますます外食、内食の区別が付かなくなってくる。
レストランは大変なとき…、がんばらなくちゃって思う朝。

昼は映画の時間が目前に控えていたので、素早くすませる。
時間のないときにはファストフードととは便利なモノで、とはいえ今日は、洋食系ではなくって和食。
それで「てんや」にやってくる。

てんやという店。
昔は早くて安いのだけが売り物だった。
けれど今では、季節ごとにキャンペーン商品を積極的に導入している気軽でたのしいお店になっている。
夏には貝類、秋にはキノコと季節感のある商品。
今日食べたのは、冬の海の幸を使った今の季節の一番の売り。

帆立貝にズワイガニ。
子持ち昆布に、春菊、レンコン。
それから定番の海老がどっさり、ご飯の上を覆ってる。
かなりゴージャス。
ココの天ぷらは正真正銘揚げたてで、だから熱々。
油の香りと風味がおいしい。

とはいえ手で一つ一つ揚げてるのじゃなく、ベルトコンベアーで運ばれながら機械がキレイに揚げていくという仕組みの料理。
誰が揚げてもおいしく同じ状態に揚がっていくのがチェーン店としては良くって、けれどそのためちょっと衣が分厚く、天ぷらとしてそのまま食べるのはちょっと重たい。
その分、タレをタップリ吸わせて、天丼として食べるのにはいい。
今日もハフハフ、ご飯が進んでありがたい。

ホタテのプリンとした食感。
ズワイ、ふんわか、海老はプチュンと食感にぎやか。
素材によって、風味、歯ごたえ、味わい違ってなんだか得した感じになれる。
中でもビックリしたのが、子持ち昆布の天ぷら。
魚卵がかたまりかじるとプチプチ、口の中でまるで花火が爆ぜるように壊れていくのがなんともたのしい。
サクサクしながら、ポロポロ、魚卵の粒が舌の上を転がっていく。
なんだかクセになる食感。

それはそうとこのお店。
女性のお客様がかなり多いのにビックリします。
丼系のファストフードのお客様と言えばメインはずっと男性としたものだった。
けれど今日はお客様の半分がご婦人客。
しかも一人客だけじゃなく、二人、三人のお客様が結構目立つ。
時代も変わったモノだなぁ…、って思っていたらば、ふたり連れの毛皮のコートを来たご婦人方が入ってきたのにはビックリしちゃった。
そう言えば、お店のスタッフも女性が多くて、ちょっと柔らかな感じではある。
牛丼屋さんにはない専門店的雰囲気があるのも入り易く感じさせているのかなぁ…と思いもするけど、いろんな意味で社会のハードルが下がり始めているんだなぁ…、って。
それがいいのか悪いのか…、ちょっとわからぬ、なやましい。

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2010/12/18 (Sat) ダイアリー Trackback() Comment(0)

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