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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    勉強会を終え、地元の仲間のお店をまわる。
    東京にむけ、出発前にペントラマンマというイタリアン。
    この地方に来るたび必ず寄らせてもらって、ゴチソウになる。
    ついでにいつも試食の仕事。

    まずは前菜。

    cb92bbcd.jpeg生ハムのっけのシーザーサラダと、鶏の唐揚げをたのんで食べる。

    タップリ6枚ほどの生ハムがのる贅沢サラダ。
    バリバリ歯切れるクリスピーな葉っぱ野菜の状態は、ほぼ完璧でシーザードレッシングも濃厚でよい。
    けれど果たしてこんなに沢山生ハムがのってていいんだろうか?
    野菜が主役にしてあげて、その分、値段を下げてあげた方がいいんじゃないか、と喧々諤々。
    こう言うお店にやってくると、どうしても「サイゼリア」のコトを思い出してしまうのですネ。
    あの圧倒的な安さの前に、すべてがかすんでしまうほど今のサイゼリアはイキイキしてる。
    そこまで安くする必要は当然にない。
    けれど安く感じてもらえる工夫をしなくちゃ、必ず負ける。
    イタリアンレストランとして負けることは無いかもしれない…、けれど居酒屋なんかとの競争に負けてしまうと元も子もない。
    だからなんとか安く感じてもらう工夫をと、あれこれみんなで考えた。

    唐揚げも果たしてこんなにタップリ量でいいのかしらとも…。
    そもそも唐揚げをイタリアンレストランで売ろうと社長が言ったとき、厨房の中では大反対。
    これはイタリア料理じゃないから…、って。
    でもココは日本でだからお客様が食べたいモノを作って食べてもらわなくっちゃ。
    だって唐揚げを肴にワイン…、ってやっぱりおいしく感じますモノ。
    今日も唐揚げ齧りつつ、あぁ、飲みたい!ってちと思う。

    1ae97ff0.jpegさて、パスタ。
    アマトリチアナと、ジェノベゼ仕立てのボンゴレためす。

    炒めたタマネギの深い甘みと、ベーコン炒めて滲み出す脂のうま味をトマトソースに移して仕上げる。
    トマトソースがケチャップみたいな味になっていく、イタリア純正パスタの中で一番、「ナポリタン」に近いパスタがこのパスタ。
    ここのこれもなかなかの出来。
    トマトの嫌な酸味が消えて、ドシッと重い旨みに変わる。
    ソースは完璧。
    なのにちょっと物足りないのが、塩ののり。
    おそらくパスタボイラーの中に入れた塩が少なかったのでしょう。
    パスタ自体に塩の旨みがのってない。
    プロの作る料理の一番大切なとこは塩の効き方。
    勿体ないねぇ…、勿体ない。

    ジェノベゼ仕立ての方もおんなじ。
    バジルの香りやナッツの風味がガツンとおいしくたのしくてなのにパスタが物足りない。
    次にくるときには是非完璧なパスタも一緒によろしくネ…、って。
    また来る言い訳できてうれしい…、オゴチソウ。

    7b0c715f.jpegそしてピザ。
    ここのピザはいつもよき出来。
    生地のまわりの部分はフックラ。
    ブクブク、泡が沸き立つようにあばたができててまずは香りが際立ってくる。
    表面サクッ。
    けれど中身はモチっとしてる。
    噛めばムチッと歯茎にやさしくまとわりついて、小麦の風味と塩の旨みがズッシリ、舌にのっかってくる。
    ピザは生地を食べるもの。
    生地をおいしく引き立てるため、ソースやチーズが彩り添えるモノなんだなぁ…、って。
    アメリカ的なピザだと逆に、具材が豊富で生地は具材の引き立て役。
    ボクはイタリア的が好き。
    最近はじめたというハーフ&ハーフのピザシリーズ。
    「マルチーズ」っていう商品で、マルゲリータとチーズピザがハーフハーフでマルチーズ(笑)。
    他にもビスマルクとマヨネーズ明太子を半分ずつの「ビスマル子」だとか、蟹とアンチョビが半分半分で、かにチョビだとか…。
    親父ギャグ的商品名も気軽でたのしい、おもしろい。

    1de852e7.jpegそれからドリア。
    唐揚げと同じでこれを導入しよう…、って言うと厨房からブーイング。
    けれどあるとうれしい料理。
    ドリアだったりグラタンだったりは、洋食レストランにいけば何故だか食べたくなる、家で作るのが面倒なモノ。
    それをしっかりおいしくつくれば、お客様は喜ぶものネ。
    個人的にはリゾットよりも、ドリアの方が好きで食べたい。
    かたくなじゃなく、気軽でやさしい大衆的なお店にあってほしいモノ。
    ネットリとしたベシャメルソース。
    ちょっと粉っぽさが残っていたのはご愛嬌。
    これまた、また来る良い言い訳に、むしろニッコリ。

    7d238639.jpeg甘いモノ食べ、情報交換、ひさしぶりの時間を埋める。
    ティラミス。
    マンゴームースにガトーショコラにベークドチーズ。
    ケーキも決してイタリア風なモノだけじゃなく、売れ筋メニューをキチッと揃える。
    これでいいんだ。
    だってココは日本だものネ…、ってそう言いながらパクパク食べてコーヒーを飲む。
    シアワセなり。

    そして東京。
    いつのまにか「鬼太郎空港」を名乗ってた米子空港から全日空で空に出る。
    この航空会社の機内サービス。
    もしかしたらば、出来るだけ無料の飲み物を飲ませないようにと、訓練されているのでしょうか?
    乗客と目を合わせないようこそこそワゴンを引っ張って、みるみるうちに飲み物サービスが終わってしまう。
    どうやら彼らはお客様の快適よりも、利益を出すコトが楽しいんだろう…、って勘ぐるほどの手際の良さにちょっとゲンナリ。
    青い飛行機が、どうにもこうにも好きになれない…、なやましい。

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    マルチーズ
    かわいいネーミングですね。
    メニューを見て、にっこりな方が沢山いらっしゃるのでしょうね。
    ハーフ&ハーフって、欲張りが出来てうれしいと思います。
    いいなー。
    お客様が喜んでくださるなら、って唐揚げを出すイタリアンのお店。
    ステキだと思います。
    私は下戸なので、ワインの味はわかりませんが 合うおつまみや料理があったら、きっとオーダーしちゃうだろうなって。

    青い飛行機・・・幼馴染が機長やってます・・・。
    今度連絡取った時、言っておきます・・・。
    私は国内線にほとんど乗ったことがないのですが、国際線ではJALよりANAの方が快適かな、って思います。
    米系航空会社のサービスに比べたら、まだ日系はいいのかなとも思うんですが・・・。いかがでしょ。
    サウスウエストなんて、機内の飲み物5ドル均一でした・・・。(涙)
    下を見ればきりがない、ですかね。
    ねえねえさん / 2010/07/22(Thu) /
    青いの、赤いの
    > ねえねえさん
    アメリカのエアラインにサービスを期待するのはもう20年近く前にあきらめちゃいました。
    アジア系のべったりしたサービスもあまり好きじゃないし、まだ好調だった頃のアリタリア航空の情熱的なサービスが一番印象的だったかなぁ…。
    スカンジナビア系のサービスは合理的なんだけれど凛々しい。
    ブリティッシュエアウェイズが個人的には好きだったりはいたします。

    日本のエアラインの右往左往をみていると、もしかしたら日本人は「義務で行うサービス」を繰り返してきたのかもしれないなんて思います。
    おもてなしという良い言葉を持っている日本人がなんで?
    なやましいです。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/22(Thu) /
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