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フレッシュネスな朝

フレッシュネスにまた来ます。

フレッシュネスというチェーン店の、比較的不便な場所にある店にくる。
するとそこには打ち合わせする人が結構、多く見つかる。
スーツ族じゃない。
ネクタイをせず仕事をする人。
かと言ってノーネクタイでスーツを着こなす六本木系のビジネスマンでもなく多分、やわらかで自由な仕事をしている人たち。
モバイル開いている人たちも、それで何かを産み出そう…、としている人たち。
マクドナルドでPC開く人たちは、一心不乱に報告書の穴、埋める人たち。
今のボクは前者であって後者じゃないのが、ちとウレシい。
テーブルの上に一輪、カーネーション。
木曜の朝、母、想う。

そしてココのホットドッグ。

食べれば食べるほど、ズンズンおいしく感じてくる。
不思議なほどのオキニイリ。
これ一番の特徴と言えば、タップリ、豪快にのっけられた生のタマネギ。
みじん切りと言うには大きく、口の中での存在感が抜群で、カラコロ、舌の上やら奥歯の回りやらを転がってとてもさわやか、みずみずしい。
もともと生のタマネギって苦手だった。
「生の」というよりも、タマネギそのものがちょっと苦手で匂いが強烈、熱を入れるとしつこい程の甘味を主張し自分で料理するときにはあんまり積極的には使わない。
けれどココの生のタマネギ。
キチンとさらしているのでしょう…、嫌な匂いがまるでしなくて、香り、甘味も程よくていい。
同じようにきざまれたピクルスの味もたのしくて、野菜を食べてる！って気分にひたれる。
口の中もサッパリとする。
ソーセージの焼けた香りと甘い油と肉汁と、パンのフッカリ、コンガリ感と。
情報量がとても多くて、分量以上の満足感を味わえるのもなんだかステキ。

そのソーセージの味を存分に堪能したら、ケチャップかけます。
タップリ、プチュっと搾って散らしカプっとやると、あらあら不思議。
それまで主役級の個性をズドンと発揮していた、生たまねぎが気配を潜める。
とは言え、存在感をまるでなくしてしまう訳じゃない。
たっぷりかかったケチャップと、一緒になってソースのようになるんですね。
カラコロ感とみずみずしさがちょっと弱まり、ソーセージとの一体感が増してくる。
焼けた脂と肉の気配もやさしくなるのが、ちと不思議。
かわりにそれら全部をヒシッと受け止める、ロールブレッドがまるで主役のごとくふるまいはじめる。
おもしろい。
ケチャップ抜きだとソーセージの料理のように思えるこれが、ケチャップつけるとパンの料理になる感じ。
唇につく赤いケチャップを舌なめずりして指舐めて、ゴチソウサマの朝となる。

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2010/03/25 (Thu) FF・ブレックファスト Trackback() Comment(0)

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