サカキノホトンブログ関根カレーに小心者のBig Mouth

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関根カレーに小心者のBig Mouth

昼、セブンイレブンに買い物に出た。
こぬか雨の中。
入り口はいるといきなりお店の人につかまる。
今日からはじまったカレーパンをいかがですか？って、冬はおでん係のスタッフさんがカレーパンをのっけたカゴを胸元に捧げ持つようにやってきて、見れば「関根勤プロデュース」のシールがペタリ。

興味そそられ、買ってみる。

とても普通のカレーパン。
手のひら大の甘めのパンにパン粉を付けて揚げたモノ。
揚げたてじゃない。
だからパン粉がヘナリとしてて、ちょっと情けない姿形に食感のコレ。
手に揚げ油がべっとりつくような脂っこさがある訳でなく、でも不思議な程に口が油を感じちゃう。
パン屋さんで揚げたばかりのあのサクサク感。
指をやけどせぬようそーっとつまんで、ハフハフしながら齧ったときのあの食感。
中からトロンとスパイシーなカレーが流れ出してくる…、ようなのがボクの中のカレーパンで、だからちょっとガッカリします。
電子レンジで最終調理する料理作りがせっかく得意なセブンイレブン。
これもどうにかならなかったのかなぁ…、って思う。
ちと残念。

せっかくだからまだ食べてなかった話題の「関根勤プロデュースのカレー」をためす。

こりゃ、旨い。
チキン、ゴロゴロ。
しかもその鶏肉が皮をキレイに剥がされて、ホロホロになるまでしっかり丁寧に煮込まれている。
ボク好み。
ジャガイモ、ニンジン、他の具材もゴロゴロでルーもコクがあり、しかもサッパリ、後味がよい。
夏においしいさわやかな味。
インド風でも、フランス風でも、家庭風でもない程よい特徴。
こりゃ上手に作ってるなぁ…。
ご飯もホツホツ、水気を飛ばしてパラパラっと仕上げられててカレーのルーにマッチする。
ただ芸能人の名前を借りたようなお店や料理がまかり通る中、これは真剣。
ビックリしました、感激です。

肉汁うどんを一口、もらう。

つめたいうどんに冷たいタレ。
タレの中には甘辛く煮込んだ牛肉、それからネギ…、という具沢山なつけうどん。
これもなかなかの出来にビックリ。
まずはうどんに腰があり、さすがにズルズルっとみずみずしさはないけれど、むしろちょっと乾いたような表面がタレをタップリ吸い込み口に運び込む。
モグモグしながら食べる独特。
今、評判の武蔵野うどんを食べているよう。
魚系の醤油の味がベースになってるタレとの相性もまた抜群で、冷たいクセして不思議なほどに肉の脂が嫌じゃない。

へんてこりんなうどん専門店で食べるうどんより数段おいしい。
へんてこりんなカレー屋さんで食べるカレーより数段おいしい。
外食産業的にはちょっと困ったコトになったよなぁ…、って、そんなコトを思ったりした。
おもしろい。

ところで…。

「あの」マクドナルドが今度はコーヒーをただでふるまうキャンペーンを発表しました。

「100万杯を、0円で」というキャンペーン。
24日から30日の間、1週間。
朝8〜9時の1時間だけ、Sサイズのホットコーヒーかアイスコーヒーが無料になる…、というモノで、100万杯というのもあくまで目安。
期間中ならほぼ間違いなく、無料コーヒーにありつける…、らしい。
ただし最初は首都圏限定。

上手いなぁ…、と思います。
100円で売られてるコーヒーが100万杯で1億円の大盤振る舞い…、と思えばスゴい出来事ですけど、マクドナルドのコーヒーの原価はカップ代を含めたところでせいぜい5円。
だとすればたったコスト500万円程度のキャンペーン。
テレビスポットを買い占めるより、ずっとコストパフォーマンス高いキャンペーンに違いない。
朝のバリューセットにコーヒー選んでたのんだら、値引きになるの？って言うとそうじゃないみたいだし。

上手いなぁ…、と思います。
Big Mouthといいながら、結構、小心。
ずるいなぁ、とも思います。

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